デイサービスで働くパート職員の平均時給は?時給の上げ方も6つ紹介
デイサービスは、「通所介護」とも呼ばれる介護保険サービスの一種であり、利用者様が施設に入所せず、日帰りで介護施設に通いながらさまざまな介護サービスや機能訓練を受けられます。
デイサービスには看護師やリハビリ職、生活相談員など、幅広い職種が活躍しています。これらの人材は正社員だけでなく、パート・アルバイト・派遣社員なども存在することが特徴です。
では、デイサービスで働くパート職員の時給はどれくらいなのでしょうか。今回は、デイサービスで働くパート職員の平均時給から、パート職員として働くメリット・デメリット、時給を上げるための方法まで徹底紹介します。パート職員としてデイサービス勤務を検討している方は、ぜひ参考になれば幸いです。
目次
- 3. デイサービスで働くパート職員のメリット・デメリット
- 3-1. 【メリット1】資格なし・経験なしでも働きやすい
- 3-2. 【メリット2】時間の融通を利かせやすい
- 3-3. 【デメリット1】残業を求められる可能性がある
- 3-4. 【デメリット2】社員と比較すると給料は低くなる
- 5. デイサービスで働くパート職員が時給を上げる6つの方法
- 5-1. スキルアップにつながる資格を取得する
- 5-2. 経験年数を増やして昇給を目指す
- 5-3. 夜勤のある職種に転職する
- 5-4. 正社員を目指す
- 5-5. 管理者・施設長を目指す
- 5-6. より優れた条件の職場に転職する
1. デイサービスで働くパート職員の平均時給は?
デイサービスで働く職員の雇用形態は、正社員だけではなく、さまざまな働き方があります。家事や育児、両親の介護など自身のライフスタイルに適した働き方をするために、パート職員としてデイサービスで働くことを選択する方も多くいます。
しかし、パート職員は「非常勤職員」となるため、正社員のように安定した年収を得られるわけではない上、人によって月収も異なることが特徴です。月収が左右される最も大きな要素は「時給」であるため、デイサービスのパート職員を検討している方にとっては「平均時給がいくらくらいなのか」は気になるところでしょう。
厚生労働省が公表している資料によると、デイサービスで働く介護職員の時給に関して、2022年度においては、900〜999円・1,000〜1,099円の職員数が多いことが分かります。
【デイサービス(通所介護事業所)で働く非常勤職員の時給別職員数】
時給 | 介護職員数 |
---|---|
800円未満 | ... |
800~899円 | 83 |
900~999円 | 296 |
1,000~1,099円 | 294 |
1,100~1,199円 | 149 |
1,200~1,299円 | 84 |
1,300~1,399円 | 24 |
1,400円以上 | 13 |
(引用:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」
/
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/22/dl/r04kekka.pdf 引用日2023/08/23)
また、非常勤介護職員全体の平均月収は121,000円、デイサービスに限定した非常勤職員の平均月収は116,750円という結果です(時給・非常勤の者、介護職員処遇改善支援補助金を取得している事業所のデータ)。
(参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」
/
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/22/dl/r04kekka.pdf)
都道府県ごとに最低賃金が異なるため、働くエリアによって時給の水準は大きく異なると言えるでしょう。また、職場によっても非常勤職員の需要は変動し、需要が高ければ高いほど時給も高い傾向となります。
求人サイトでは、パート・アルバイトとして働く職員の時給を「1,000〜1,300円」と提示する職場も多く見られます。
(参考:https://kaigoshoku.mynavi.jp/r/eq_010007)
2. 介護職の時給は施設によって差がある
介護職の時給は、以下のように働く施設の種類によって若干の差があります。
【介護職員の平均基本給額等(時給の者かつ、非常勤の者)単位:円】
2022年9月 | 2021年12月 | 差 | |
---|---|---|---|
介護老人福祉施設 | 1,060 | 1,040 | 20 |
介護老人保健施設 | 1,050 | 1,030 | 20 |
介護療養型医療施設 | 1,040 | 1,040 | 0 |
介護医療院 | 1,020 | 1,020 | 0 |
訪問介護事業所 | 1,290 | 1,280 | 10 |
通所介護事業所 | 1,040 | 1,020 | 20 |
通所リハビリテーション事業所 | 1,040 | 1,030 | 10 |
特定施設入居者生活介護事業所 | 1,070 | 1,060 | 10 |
小規模多機能型居宅介護事業所 | 1,000 | 990 | 10 |
認知症対応型共同生活介護事業所 | 1,010 | 1,000 | 10 |
(引用:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」
/
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/22/dl/r04kekka.pdf 引用日2023/08/23)
2021年12月から2022年9月までにおいて、多くの施設で平均基本給額が上昇しています。
また、令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果において、最も平均時給が高かったのが訪問介護事業所です。その他の施設に関しては、1,000〜1,070円前後という結果でした。
訪問介護事業所は、高齢者や介護が必要な人々が自宅で自立した生活を送れるよう支援するための施設です。
訪問介護事業所の平均時給が高い理由の1つとして考えられるのは、介護報酬が高く設定されている点でしょう。介護報酬は、訪問介護のサービス内容や提供時間に応じて異なり、身体介護の報酬単価は生活援助よりも高く設定されています。
(出典:厚生労働省「介護給付費等単位数サービスコード(令和4年10月施行版)」
/
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000971636.pdf)
これは、利用者の体に直接触れるための仕事の負担や介護事故のリスクが大きいためです。実際の求人では、身体介護の時給が生活援助よりも高く設定されていることも多く、これにより訪問介護全体の時給が高くなる傾向にあります。ほかにも、ヘルパーの不足や、求められる専門性の高さも、平均時給が高い理由の1つとして考えられます。
3. デイサービスで働くパート職員のメリット・デメリット
デイサービスで働くパート職員には、社員(常勤職員)として働く場合と異なるメリット・デメリットがあります。
メリット | (1)資格なし・経験なしでも働きやすい (2)時間の融通を利かせやすい |
---|---|
デメリット | (1)残業を求められる可能性がある (2)社員と比較すると給料は低くなる |
ここからは、それぞれのメリット・デメリットについてより具体的に説明していきます。
3-1. 【メリット1】資格なし・経験なしでも働きやすい
デイサービスでは、無資格・未経験の方の応募を歓迎している職場が多々あります。
デイサービスを含む介護施設では、雇用形態によって仕事内容が大きく変わることはほとんどありません。また、中には資格が必要な介護業務も存在しますが、基本的な業務内容である身の回りのお世話や生活支援、レクリエーション活動の実施などは資格なし・経験なしの非常勤職員でも難なくこなせるでしょう。
介護業界では、技術やキャリアのある人材だけを求めているわけではありません。利用者さんに寄り添いながら円滑にコミュニケーションをとれるような人材であれば、そのスキルは必ず評価され、採用率もさらに高まります。
3-2. 【メリット2】時間の融通を利かせやすい
デイサービスは入所施設ではなく、かつ昼間に介護ケアを提供するサービスであることから、夜勤はありません。そのため、24時間365日体制で運営する介護施設と比較して、安定的に働ける点がポイントです。
そして、パート職員は基本的に自分でシフトを希望できるため、より時間の融通を利かせられるようになります。 例えば「子どもが通園している時間帯のみ働きたい」という場合は朝9時から夕方16時までのシフトを出したり、学校行事や旅行など家庭の都合に合わせて休んだりすることも可能です。施設によっては、2~3時間だけの短時間勤務をOKとするところもあります。
安定的にかつ柔軟に働けるという点は、デイサービスで働くパート職員の大きな魅力となるのではないでしょうか。
3-3. 【デメリット1】残業を求められる可能性がある
デイサービスの事業所によっては、パート職員でも担当の利用者さんを割り当てられる場合もあります。担当を受け持つと、通常の業務に加えてサービス担当者会議への参加や書類作成業務といったタスクも当然増えるでしょう。業務時間内に自らのタスクを終えられなかった場合は、たとえパート職員であっても残業が求められる可能性があります。
また、人材が不足しがちな事業所の場合、スタッフの欠勤や利用者さんのトラブル・体調不良などが起きた場合、急遽残業が発生してしまうことも考えられます。
残業代は支払われるため、一時的な収入アップと考えるとメリットでもありますが、前述した「時間の融通を利かせやすい」というメリットは失われてしまうことを覚えておきましょう。なるべく残業を避けたいという方は、残業の有無についてあらかじめ確認しておくことが重要 です。
3-4. 【デメリット2】社員と比較すると給料は低くなる
厚生労働省が公表した資料によると、常勤で働く介護職員全体の平均月収(基本給及び決まって毎月支払われる手当額)は239,800円、デイサービスで働く常勤職員の平均月収は222,730円でした。一方で、非常勤で働く介護職員全体の平均月収は175,290円、デイサービスで働く非常勤職員の平均月収は146,600円 です。(月給の者、かつ介護職員処遇改善支援補助金を取得している事業所のデータ)
(参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」
/
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/22/dl/r04kekka.pdf)
また、施設によっては非常勤職員にも賞与が支給される場合があります。しかし、正社員として働く介護職員と比べて、非常勤の場合は賞与支給額も少ないことが一般的です。
このように、パート職員は正規職員と比較して働き方の柔軟性は優れているものの、収入面においては劣ることも覚えておきましょう。
4. デイサービスで働くパート職員に賞与・ボーナスはある?
デイサービスに限らず、一般的にパート職員やアルバイトでも、勤務先によっては働き方や業務内容に応じてボーナスが支給される可能性があります。 これは、「同一労働同一賃金」の原則に基づくもので、2020年から大企業、2021年から中小企業に適用されている「パートタイム・有期雇用労働法」により、正社員と同等の業務を行うパート社員は同様のボーナスを受ける権利があります。
しかし、パート社員への賞与の相場は一概には定められず、実際には業務内容や勤務時間に応じて支給額が異なります。特に短時間勤務のパート社員は、受け取れるボーナスが寸志程度の場合が多く、フルタイムで働くパート社員との間には賞与の額に差が出ることが一般的です。そのため、短時間勤務のパート社員がボーナスを受け取ることは、稀なケースと言えます。
以下では、デイサービスの賞与・ボーナスの実情について紹介します。
4-1. 施設によって異なる
デイサービスで働くパート職員に対する賞与やボーナスの支給の有無は、一般企業と同様に、経営状況や方針によって異なります。一般的に、パート職員にボーナスを支給する事業所は少ないのが現実です。これは、賞与が法的には義務付けられていない特別な給与であり、事業所によっては正社員であっても賞与の支給がない場合があるためです。
パート職員でデイサービスに就職を考えている方は、求人情報に賞与の有無について記載されていることが多いので、応募前にそれを確認するようにしましょう。ただし、賞与の支給がある施設でも、その額や支給条件は多様であり、施設によって大きく異なる場合があるため、具体的な情報を得るためには、面接時に確認するか、転職エージェントに聞くとよいでしょう。このように、デイサービスにおけるパート職員の賞与やボーナスの有無は一概には言えず、施設ごとの方針や状況に依存するというのが実情です。
4-2. 正社員よりも少ない
デイサービスにおけるパート職員の賞与やボーナスがある施設でも、その金額は正社員に比べて一般的に少ないと言えます。この理由は、正社員とパート職員との間にある仕事内容や勤務時間の違いに起因します。正社員は通常、より多くの責任を負い、長時間勤務することが求められるため、その対価として賞与も高額に設定される傾向にあります。一方で、パート職員は勤務時間が短かったり、担う責任が正社員に比べて少なかったりすることが一般的です。
賞与の支給がある場合でも、パート職員にとっては追加の収入というよりは、勤務への感謝の表現としての側面が強いと言えるでしょう。
4-3. スタッフごとにも異なる
デイサービスにおける賞与の金額は、勤務日数や職場への貢献度によっても変わることが通常です。
パート職員であっても、週3日で勤務する人からフルタイムで勤務する人まで多様な働き方が存在します。それぞれの勤務状況や職場での貢献度を考慮して、賞与の額が決定される場合は、同じデイサービスで勤務するパート職員でも賞与・ボーナスの金額は当然変わってくるでしょう。
5. デイサービスで働くパート職員が時給を上げる6つの方法
前述の通り、デイサービスでパート勤務をする職員は社員と比較して給与額の低さが特徴です。しかし、方法次第では時給アップを図ることも不可能ではありません。
「時給をより上げたい」と考えるのであれば、下記の方法を実践してみましょう。
●スキルアップにつながる資格を取得する
●経験年数を増やして昇給を目指す
●夜勤のある職種に転職する
●正社員を目指す
●管理者・施設長を目指す
●より優れた条件の職場に転職する
それぞれの方法について紹介します。
5-1. スキルアップにつながる資格を取得する
デイサービスで働くパート職員が時給を上げるためにできる代表的な方法が、「スキルアップにつながる資格取得」です。デイサービスを含む介護施設では、資格なしでも問題なく働けるものの、幅広い業務を担当するためにはやはり資格の取得が欠かせません。
スキルアップにつながる資格の中でも、特におすすめの資格は下記の3つです。
●介護職員初任者研修
●介護福祉士実務者研修
●介護福祉士
介護職員初任者研修は、介護サービスにおける基礎知識や技術を学べる資格であり、多くの介護職員がはじめに取得する資格としても知られています。介護福祉士実務者研修は初任者研修の上位資格であり、さらなる専門知識を学べます。
そして、介護福祉士は福祉の三大国家資格とも言われる国家資格であり、実務者研修を取得してから3年以上の実務経験を積めば、介護福祉士国家試験の受験資格を得ることが可能です。
パート職員として働きながら、着実にスキルアップを目指して資格取得に臨むのであれば、初任者研修から介護福祉士まで順番にステップアップしていくことをおすすめします。また、職場によっては資格手当を支給してもらえる可能性もあります。
5-2. 経験年数を増やして昇給を目指す
パート・アルバイトなどの非常勤職員であっても、長く働けば働くほど昇給は大きく見込めます。「今すぐ環境を大きく変えてでも昇給を目指したい、というほどではない」「今の職場のまま、安定して着実に収入を増やしていきたい」という場合は、同じ施設での勤続年数を増やして昇給を目指すことがおすすめです。
長く働いて昇給を目指す場合は、長期的な視点で考えることが大切です。1年間で3,000円の昇給でも、10年働けば3万円の月収アップにつながります。また、それだけ長くいると後輩の育成や指導を担うケースもあり、基本給とは別に手当の支給も期待できる でしょう。
5-3. 夜勤のある職種に転職する
通常、夜勤を伴う職種では、肉体的および精神的な負担が大きいため、日中の業務に比べて時給が高く設定されていることが一般的です。また、夜勤手当や割増賃金が適用される場合が多く、時給の向上につながります。
夜勤のある具体的な施設としては、介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどが挙げられる でしょう。
ただし、夜勤には身体的および精神的な負担が伴うことを理解し、自身の健康状態や生活リズムを考慮した上で転職を検討する必要があります。夜間勤務は日中の活動との調整が必要であり、生活スタイルに大きな変化をもたらす可能性があるため、その点を踏まえた上での選択が大切です。
5-4. 正社員を目指す
現在の収入に大きな不満がある場合は、雇用形態を変えて正社員(常勤職員)として働くことも1つの手段 です。非常勤職員と比較した常勤職員のメリット・デメリットは、下記が挙げられます。
メリット |
●安定した高い収入を得られる ●介護スキルを大幅に向上できる機会が多く得られる ●福利厚生・待遇がよくなる |
---|---|
デメリット | ●柔軟な働き方がしにくくなる ●責任のある仕事量の増加により心身に負担がかかる |
デイサービスの常勤職員は、ほかの介護施設と比較して働きやすく、安定した収入を得られることが魅力ですが、それでもパート職員と比べるといくつかのデメリットが生じてしまいます。どちらの働き方が自分に向いているかを考えた上で、よりよい選択をしましょう。
5-5. 管理者・施設長を目指す
管理者や施設長は、施設の日常運営、スタッフの管理、サービス品質の維持と向上、予算管理など、より複雑で範囲が広い業務を担当します。これらの業務は、高いレベルの経営理解とリーダーシップ、コミュニケーションスキルを要求されるため、それに見合った報酬が期待できます。
実際に通所介護事業所の平均給与額(月給・常勤、介護職員処遇改善支援補助金を取得している事業所)において、管理職の場合は平均給与額が338,690円です。 管理職でない場合は、269,010円となっており、データとしても管理職のほうが高いことが分かります。
(出典:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」
/
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/22/dl/r04kekka.pdf)
キャリアアップには、専門的な知識やスキルが必要になることも多く、関連する資格の取得や研修への参加も有効です。例えば、介護福祉士やケアマネジャーなどの資格取得や、施設運営に関わる実務経験を積むことは、管理職を目指す上で役立つ可能性があります。
5-6. より優れた条件の職場に転職する
「パート職員のまま働き続けたいけど、今の職場のままじゃ昇給の見込みがない」という場合は、より優れた条件の職場に転職することがおすすめ です。
職場によっては、パート職員に対しても充実した手当を支給しています。支給する手当の種類が多かったり、手当・賞与額が高かったりする職場であれば、パート職員として働く場合も比較的大きな収入アップが期待できるでしょう。
収入アップを目指して転職する場合は、非常勤職員の基本給・時給はもちろん、手当や賞与の詳細についてもあらかじめ確認しておくことが大切 です。
6. 今後介護の仕事は時給が上がる可能性が高い?
日本は世界でも特に高齢化が進んでいる国の1つです。
高齢者の割合が増加するにつれて、介護サービスへの需要も高まります。この需要の増加は、介護業界における人手不足をさらに深刻化させ、結果として賃金の上昇圧力につながる可能性があります。 なぜなら、労働者が不足している状況では、働き手を引き付けるためにより良い給与条件を提供する必要があるためです。
実際に日本政府は介護職員の待遇改善に力を入れており、例えば介護職員処遇改善加算などはその代表例 でしょう。介護職の平均年収は上昇傾向であるため、今後も業界全体として給料が上がる可能性は十分にあると言えます。
まとめ
デイサービスで働くパート職員の時給は、地域や職場によって異なるものの、「900〜1,099円」で働く職員が多いことが実情です。
しかし、パート職員は柔軟な働き方ができる一方で、常勤職員である正社員よりも給与額は低くなります。時給アップを目指す方は、資格を取得したり、同じ施設で勤続年数を伸ばしたりするなど、自分に合った方法を実践しましょう。今すぐに環境を変えてでも収入をアップさせたいという場合は、雇用形態を変えたり、思い切って転職活動を始めたりすることも一案です。
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※当記事は2024年1月時点の情報をもとに作成しています
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