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グループホームを辞めた人の理由とは?おすすめの転職先も紹介

公開日:2023.09.11 更新日:2023.10.13

介護職は離職率が高いという印象がありますが、中でもグループホームは辞める方が多いと言われています。グループホームでの仕事は、やりがいが大きい一方で、人によっては働きにくいと感じる方もいるでしょう。

そこで当記事では、グループホームを辞めた人の理由について、代表的なものを7つ紹介します。さらに、グループホームからの転職におすすめの職場や転職を成功させるポイントについても言及するので、ぜひご覧ください。

1.介護職の離職率は高い?

介護職は、よく離職者が多い職場と言われます。では介護業界全体で見たとき、実際の離職率はどのくらいになるのでしょうか。厚生労働省による雇用動向調査結果の概要によると、ここ数年における医療・福祉分野の離職率は下記のようになっています。

令和3年(上半期) 8.6%
令和2年 14.2%
令和元年 14.4%

令和3年に関するデータは上半期のみのため今後変動する可能性もありますが、それでも年々離職率は下がっている傾向にあります。

なお、いずれの年でも「宿泊業・飲食サービス業」「教育・学習支援業」「生活関連サービス業・娯楽業」などは医療・福祉よりも高い離職率を示しています。そのため、 介護職の離職率が際立って高いということはありません。

(出典:厚生労働省「令和3年上半期雇用動向調査結果の概要」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/22-1/dl/kekka_gaiyo-02.pdf)

(出典:厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概要」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/21-2/dl/kekka_gaiyo-02.pdf)

(出典:厚生労働省「2019年(令和元年)雇用動向調査結果の概要」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/20-2/dl/kekka_gaiyo-02.pdf)

2.グループホームを辞めた人の理由7選!対処法も併せて解説

グループホームを辞める人の理由はさまざまです。モチベーションや労働環境の問題により、退職を検討する人が多い傾向にあります。「辞めたい」と感じても、すぐに辞めるという判断をする前に、一度落ち着いて「本当に辞めるべきか」を考えてみましょう。冷静に考えることで、辞めなくても適切な対処を取ることで、問題を解決できる場合もあります。

ここでは、グループホームを辞めた人の理由として、代表的なものを7つ紹介します。また、対処法も取り上げるため、ぜひ参考にしてください。

2-1.人間関係の悪さ

介護施設は24時間・365日営業のため、人間関係も濃密になりがちなことから、人間関係のトラブルが絶えないと言われています。

公益財団法人介護労働安定センターが実施した調査では、「介護職を辞めた理由」として「職場の人間関係に問題があったため」の回答が最も多い結果になっています。

一口に人間関係のトラブルといっても、「あのスタッフと同じシフトにしないで欲しい」「苦手な利用者さんがいる」などさまざまです。まずは自分で解決することを前提に、職場の同僚など、理解のある人に相談することがポイントです。

2-2.理念の不一致

入職前に聞いていた施設の理念と実際の仕事内容が、「あまりにもかけ離れていた」と痛感してグループホームの退職を検討する方もいます。

よく聞く理由として「本来あるべきはずの手厚い介護ができていない」というものが挙げられます。

しかし、不満は課題として捉えることもできます。課題が明確であれば、施設側に改善策とその期限を投げかけてみるのも一手です。提案後の様子を見て、施設の仕事を続けるかどうかを判断しましょう。

2-3.給料の低さ

多くの介護職員が直面する、介護業界の低賃金問題によりグループホームを退職する方もいます。現状の給与に不満があるなら、まず雇用契約書を確認しましょう。記載されている内容は守られているか、今後昇給する可能性があるのかどうか、残業代や手当はきちんと支給されているのかを確かめ、「怪しいな」と感じたら施設長や人事担当者といった「給与部門の担当者」に相談してみましょう。

また、即昇給は無理でも、資格手当のために資格を取る、夜勤帯のシフトを増やすなど、自助努力で現状が変えられる場合もあります。

2-4.将来に対する不安

将来性といっても、「自身の体力・技術で仕事を続けていけるのか」「今の会社で良いのか」「介護業界の先行きが不安」など、多くの捉えどころがあります。自分の働き方に対するビジョンを明確にして考えましょう。

例えば「今の介護施設ではスキルの向上は望めないものの、とりあえず経験を積むことで管理職になれる可能性は高いので続けてみよう」というように、現状とビジョンから判断できます。

施設自体の将来が不安なときは、会社と施設の経常利益について調べるのもおすすめです。
経常利益率5%前後が、介護事業の平均といわれています。これを大幅に下回るようなら、将来性は見込めない施設なのかもしれません。

2-5.他の仕事への関心

他にやりたい仕事があって悩んでいる場合、まずは転職のきっかけを振り返ることが重要です。だれもが今の仕事に満足している訳ではなく、どの職場でも多かれ少なかれつらさは伴うものです。

思い切って新しい環境に飛び込んでみるのも良いですが、自分の適性や、今の職場のつらさは一時的なものかどうか、なども考慮しましょう。

2-6.人手不足による多忙

介護業界の人材不足は介護保険制度の発足当初から叫ばれています。介護保険制度は2000年にスタートしましたが、20年以上いまだに人手不足は改善されていないと言われています。

現場ではシフト調整や派遣社員のヘルプを依頼する、ICT化を導入するなど、さまざまな取り組みが行われています。職員全体の共有力で離職防止に努めていた介護施設もありました。

まずは、今の職場が人員配置の基準を満たしているのかどうか確認しましょう。また、コミュニケーションを密に取ることでイライラが解決することもあります。自分から周囲に働きかけてみましょう。

2-7.労働条件の悪さ

業務内容が負担と感じるようであれば、一度、冷静に問題点を洗い出した上で、施設長や人事に相談しましょう。実際の介護現場でありがちな問題としては、次のようなものがあります。

  • ・夜勤契約で採用されたが、実際に働いてみて負担になった
  • ・日勤契約で採用された後、夜勤をしたくなったけどさせてもらえない
  • ・残業なしと聞いて入職したのに、残業だらけ
  • ・社都合で夜勤の回数を減らされた

もちろん、すべての要求を飲んでもらえるに越したことはありませんが、相談する際は、事前に期限や条件など「自分が譲歩できる最低ライン」を設定しておいたほうが交渉しやすいかもしれません。

3.グループホームを辞めたい場合の適切なタイミング

グループホームを辞める場合、下記のタイミングで実行すると損をしにくくなります。

ボーナス支給後
ボーナスの支給時期は、夏と冬の2回が一般的です。ボーナスは基本的に過去の勤務実績に対して支払われます。ただし、職場によってボーナスの評価対象となる期間が異なり、就業規則によっては退職する場合に減額される可能性があります。 満額が支給されてから退職を申し出ましょう。
資格取得後
介護職の多くは、資格の有無で給与が異なります。また、転職によりキャリアアップを目指す場合、先に必要な資格を取得しておいたほうが採用されやすい傾向にあります。
有給休暇消化後
有給休暇は労働者の権利に当たるため、基本的に職場が有給休暇の消化を拒否することはできません。しかし慢性的な人手不足に悩む職場では、なかなか希望通りに有給を取れないケースも多くあります。普段からこまめに有給休暇を取得しておくか、しっかりと引継ぎを行い、最終出勤日の後に有給をまとめて消化することが現実的でしょう。

4.【STEP別】グループホームを辞める際の手順

ここでは、グループホームを辞める際の手順を5つのステップで紹介します。

1 引継ぎ資料を作成する
同僚はもちろん、利用者さんに迷惑がかかることのないよう、責任を持って過不足のない引継ぎ資料を作成しましょう。割り振られている担当や役割に合わせて資料・情報を整理し、必要があれば情報の更新や修正を行います。
2 上司に退職の意思を伝える
法律上では予定日の2週間前までに意思を伝えれば退職は可能です。しかし実際には後任者の選出や引継ぎなどが必要となるため、時間に余裕があれば2か月前を目安にするとスムーズに進みます。口頭でも問題ありませんが、できれば正式な退職届を用意しましょう。
3 同僚に退職を報告する
職場の同僚に退職の報告を行います。これまでお世話になったことへ感謝を伝えるとともに、担当の割り当てや引継ぎで負担をかけることへのお詫びも大切です。引継ぎを行う相手との調整も早めに行いましょう。
4 利用者さんやその家族に挨拶する
グループホームの利用者さんやその家族は、信頼関係を築いた担当者が変わることでショックを受ける恐れがあります。可能な限り不安や不満を和らげられるよう、後任者との仲立ちも含めて丁寧な説明が必要です。
5 退職日は上司・同僚に再度挨拶する
退職日当日は、上司や同僚へ改めて謝辞を伝えましょう。介護業界で転職する場合、研修や会議などで顔を合わせたり、再度同じ職場で働いたりするケースも珍しくありません。後々のトラブルにつながらないように、円満退職を目指すことが大切です。

5.グループホームからのおすすめ転職先

グループホームから転職をする場合、あえて他の職種に転職する方は珍しくありません。しかし、 これまで培ってきた経験を生かして働きたい場合は介護職の仕事を続けてみてはいかがでしょうか。 介護の職種はさまざまですが、グループホームからの転職であれば下記の3つがおすすめです。

  • ・デイサービス
  • ・訪問介護
  • ・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設

ここでは、グループホームからのおすすめ転職先を3つ紹介します。

5-1.デイサービス

デイサービスは普段自宅で生活する高齢者の方へ、日帰りで介護サービスを提供する施設です。比較的介護度の低い人が多く利用する傾向にあります。

基本的には日中のみのサービスとなるため、夜勤のない現場がほとんどです。そのため、「不規則な生活リズムがつらい」「夜勤が苦手」という人におすすめの職場と言えるでしょう。また時間によって仕事が区切られているため、メリハリのある働き方をしたい方にも向いています。

ただし、施設によって提供するサービスや時間帯が異なる場合もあるため、入念な確認が必要です。

5-2.訪問介護

訪問介護は、利用者の自宅へ訪問して介護サービスを提供する仕事です。訪問介護では同時に複数の方のケアを並行して行うことはほとんどなく、利用者さんと向き合った介護をしたい方に向いています。

利用者さんの自宅と事業所への移動や介護では1人での行動が基本となるため、職場における人間関係のストレスが生じにくいこともメリットと言えるでしょう。移動時間や休憩時間に1人だけの時間を設けて軽くリフレッシュすることも可能です。また、夜間対応型の施設以外では夜勤は発生しません。

5-3.特別養護老人ホーム・介護老人保健施設

特別養護老人ホームや介護老人保健施設は、一般的にグループホームよりも給料が高めです。キャリアを重ねれば給料アップを狙いやすいことも、このタイプの入居型介護施設で働くメリットと言えるでしょう。

また、仕事をマニュアル化しているところが多く、個人的な考えや裁量で提供するサービスに差が出にくいことが特徴です。身体介護を中心とした介護業務が中心のため、家事的な業務内容を苦手とする方にも向いています。

6.グループホームを辞めて転職を成功させるためのポイント

下記の2点を押さえておくと、グループホームからの転職が成功しやすいでしょう。

仕事に生かせるスキルを習得する
介護職が転職する場合、保有資格や専門的なスキルがあることは有利に働きます。介護系の資格としては、「介護職員初任者研修」や「介護福祉士」「ケアマネジャー」の取得がおすすめです。
介護職専門の転職エージェントを利用する
介護職の求人情報は非常に数が多いため、自分に合った職場を見つけるのは大変なことです。介護職専門の転職エージェントを利用すれば、職種・給料・待遇・労働環境などが希望にどこまで合っているかを自分自身で精査する手間が省けます。また、信頼性の高い転職エージェントであれば、求人の内容と実際の職場が乖離していないか事前にしっかり確認している点でも、失敗しにくい方法と言えるでしょう。

まとめ

グループホームを辞める理由はさまざまです。人間関係や労働条件、給料などの問題で退職する方が多い傾向にあります。しかし、グループホームでの仕事で得たスキル・経験を生かして有利に転職を進めたい場合は、同じ介護の世界で仕事を探すことがおすすめです。

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※当記事は2022年9月時点の情報をもとに作成しています

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