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サービス提供責任者とケアマネはどう違う?仕事内容や給与の差も!

公開日:2023.01.26 更新日:2023.01.27
サービス提供責任者とケアマネはどう違う?仕事内容や給与の差も!

介護業界では、さまざまな役割を果たす多様な職種が存在します。その中でも、利用者さまと介護サービスをつなぐ役割をもった職種がサービス提供責任者とケアマネ(ケアマネジャー)です。

サービス提供責任者とケアマネは、いずれも「施設・事業所と利用者さまの調整役として、マネジメント業務を担当する介護専門職」という共通点があることから、具体的な違いが分かっていないという方も多くいるのではないでしょうか。

そこで今回は、サービス提供責任者とケアマネの違いを詳しく説明します。福祉・介護現場で活躍したい方、キャリアアップの道としてどちらを選べばよいか知りたい方は、ぜひご覧ください。

1. サービス提供責任者とケアマネの違いは?

サービス提供責任者とケアマネは、いずれも介護におけるマネジメント業務が主な仕事となります。このように、2つは大きな共通点のある職種ですが、具体的な仕事内容や勤務先、給与については違いがあることが特徴です。

そこでまずは、サービス提供責任者とケアマネの違いについて、仕事内容・勤務先・給与に分けて説明します。

1-1. 仕事内容の違い

利用者さまが介護サービスを受けるにあたり、利用者さまがどのような介護サービスを受けるのかといった情報をまとめた「ケアプラン」という計画書が必要となります。ケアマネは、このケアプランを利用者さまやその家族のほか、各関係者とコミュニケーションをとって連携しながら作成することが主な業務です。

(出典:厚生労働省 職業情報提供サイト日本版O-NET「介護支援専門員/ケアマネジャー」/ https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/132)

一方でサービス提供責任者は、ケアマネなどが作成したケアプランをもとにして、実際に介護を行うヘルパーと利用者さまをマネジメントすることが主な業務となります。また、時には介護福祉士などと連携をとりながら、介護の実務に携わるケースもあるでしょう。

(出典:厚生労働省「訪問介護におけるサービス提供責任者について/ https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12301000-Roukenkyoku-Soumuka/0000106770.pdf)

1-2. 勤務先の違い

サービス提供責任者とケアマネは、主な勤務先が異なることも特徴です。サービス提供責任者の勤務先は訪問介護事業所で、介護が必要な高齢者の自宅に訪問介護員を派遣して、自立した在宅生活を支援するあらゆる介護保険サービスを提供します。住み慣れた地域社会で最後まで自分らしく暮らすことが重視されている近年、ニーズも高まっていることが特徴です。

一方で、ケアマネの勤務先は介護施設や居宅介護支援事業所などの、要介護者や高齢者を対象とした施設・介護事業所となります。直接的な介護保険サービスは行わない代わりに、必要に応じたケアプランを作成し、適切な介護保険サービスが提供されるよう調整することが基本です。

1-3. 給与の違い

サービス提供責任者とケアマネとでは、給与にもやや違いがあります。下記は、サービス提供責任者とケアマネの給与を比較した表です。

平均月収
サービス提供責任者 320,510円
ケアマネ 357,8550円

(出典:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/20/dl/r02kekka.pdf)

上記のデータを見ると、サービス提供責任者とケアマネとでは、ケアマネのほうが月収が高いことが分かりました。ケアマネは利用者さまに提供する介護業務の中でも中心を担っており、幅広い業務を担当することが理由として挙げられるでしょう。とは言え、勤続年数や活躍によっては平均以上の収入を得ているサービス提供責任者もいるため、「サービス提供責任者はケアマネよりも給料が低い」とは一概に言えません。

2. サービス提供責任者とは?

サービス提供責任者とは、訪問介護事業所の責任者として、ケアマネと訪問介護員、さらに利用者さまの調整役を担う職種です。ケアマネが作成したケアプランにもとづく訪問介護計画書の作成や、計画に沿った介護を行うことを目的とした訪問介護員への指示なども行います。「サ責」と略されるケースもあります。

(出典:厚生労働省「訪問介護におけるサービス提供責任者について」/ https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12301000-Roukenkyoku-Soumuka/0000106770.pdf)

ここでは、サービス提供責任者のより具体的な仕事内容と、サービス提供責任者になるための方法を解説します。

2-1. サービス提供責任者の仕事内容

サービス提供責任者は、主に下記6つの業務を担当します。

●利用申し込みや相談の対応および調整
●利用者さまや家族との面談
●サービス担当者会議への出席
●訪問介護計画書の作成
●ヘルパーの教育・指導・業務管理
●訪問介護業務

中でも特に重要かつメインとなる業務が、利用者さまや家族との面談~訪問介護計画書の作成です。適切な介護サービスを提供するためには、利用者さまや家族が必要としている介護を面談で聞き出し、必要に応じて介護環境を整えたり介護サービス内容を検討したりする必要があります。

また、訪問介護サービスがスタートしたあとも、サービス提供責任者は定期的に利用者さまの様子をモニタリングし、その結果をケアマネに伝えることが基本です。時には、必要に応じて計画書を見直すこともあります。

2-2. サービス提供責任者になるには?

サービス提供責任者になるには、介護福祉士の資格を取得するか、介護福祉士実務者研修を修了する必要があります。

●介護福祉士
介護福祉士は介護業界で唯一の国家資格であり、資格を取得するためには「介護福祉士国家試験」に合格しなければなりません。また、介護福祉士国家試験を受けるためには、福祉系学校や養成施設を卒業する、もしくは3年以上の介護実務経験が必要です。

(出典:全国社会福祉協議会「福祉の資格 介護福祉士」/ https://www.shakyo.or.jp/guide/shikaku/setsumei/02.html)

●介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、基本的な介護能力を高めるために取得する資格です。基本的に受講後の試験はありませんが、スクールによっては試験が設けられているケースもあります。介護福祉士実務者研修修了者は、実務経験ルートにおける介護福祉士国家試験の受験資格を得られることも覚えておきましょう。

(出典:近畿厚生局「介護福祉士実務者研修に関するよくあるご質問Q&A」/ https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kinki/faq/yousei.html)

3. ケアマネジャーとは?

ケアマネジャーとは、要介護認定・要支援認定を受けた方の相談を受け、状況に応じて必要な介護保険サービスを提供できるよう、ケアプランを作成したり事業所・介護関係者・利用者さま・家族との調整を行ったりする職種です。介護保険制度上の正式名称は「介護支援専門員」で、一般的にはケアマネジャーやケアマネと呼ばれます。

(出典:厚生労働省 職業情報提供サイト日本版O-NET「介護支援専門員/ケアマネジャー」/ https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/132)

ここからは、ケアマネジャーの仕事内容と、ケアマネジャーになるための方法を紹介します。

3-1. ケアマネジャーの仕事内容

ケアマネジャーは、主に下記4つの業務を担当します。

●ケアプランの作成
●利用者さまとサービス提供者間の連絡・調整
●要介護認定の調査・結果報告
●利用者さまが介護を受けるための支援

ケアマネジャーのメインの仕事は、一人ひとりの利用者さまに適したケアプランの作成です。また、利用者さまの状況変化などにより、介護サービスの提供中にケアプランを変更する際は、随時「サービス担当者会議」を開くこともケアマネジャーの重要な仕事となります。

なお、具体的な業務内容に関しては、勤務先によって細かに異なることも特徴です。

3-2. ケアマネジャーになるには?

ケアマネジャーになるためには、都道府県が年に一度実施している「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格して、翌年の実務研修を修了する必要があります。東京都で行われる介護支援専門員実務研修受講試験を参考とした受験資格は、下記の通りです。

●受験地が東京都である
●対象資格および業務で一定の実務経験(通算5年以上かつ900日以上)を満たしている

(出典:公益財団法人 東京都福祉保健財団「令和4年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験」/ https://www.fukushizaidan.jp/101caremanager/shiken/)

対象資格には医師や看護師、介護福祉士、そして対象業務には相談援助業務などが挙げられます。なお、上記はあくまでも東京都で行われる実務研修受講試験の要件例であり、都道府県によっては細かに異なることにも留意しておきましょう。

https://kaigoshoku.mynavi.jp/support/qualification/caremanager.html

まとめ

サービス提供責任者とケアマネは、いずれも「施設・事業所と利用者さまの調整役として、マネジメント業務を担当する」という共通点があります。しかし、ケアマネは利用者に適したケアプランの作成、サービス提供責任者はケアプランにもとづいた介護サービスの提供・マネジメントが主な業務となる点に大きな違いがあります。

そのほか、勤務先や給与面においても細かな違いがあるため、キャリアアップやスキルアップの道としていずれかで悩んでいる方は、違いを把握したうえで自分に合った職種を選びましょう。

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※当記事は2022年8月時点の情報をもとに作成しています

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