特養と老健の違いは?施設の役割やサービス・費用・仕事内容を比較

公開日:2023.02.21 更新日:2026.02.24
特養と老健の違いは?施設の役割やサービス・費用・仕事内容を比較

特養(特別養護老人ホーム・介護老人福祉施設)と老健(介護老人保健施設)は、いずれも入所型の介護施設です。名称も似ていることから、それぞれの違いが分からない方もいるでしょう。

この記事では、それぞれの施設の概要を踏まえ、サービス内容・入所条件・人員や設備の基準・仕事内容・給料相場の違いなどを詳しく解説します。また、特養・老健それぞれに向いている方の特徴にも触れるため、就職先選びにお悩みの場合はぜひお役立てください。

1. 【比較表】特養・老健とはどのような役割の施設?

介護保険施設である特養と老健の主な違いは、次の通りです。

特養 老健
目的 在宅介護が困難な要介護高齢者に対し、身体介助や生活支援を中心とした自立支援を行う 入院治療後の要介護高齢者などに医療ケアを提供し、在宅復帰を目指した自立支援を行う
主なサービス
内容
・入浴や食事などの介護
・生活支援
・リハビリ
・通院の付き添い
・医療、看護ケア
・リハビリ
・入浴や食事などの介護
・通院の付き添い
入所条件 ・65歳以上、または40歳以上65歳未満で特定疾病が認められる
・要介護3以上、または要介護1~2でやむを得ない理由により居宅生活が困難と認められる
・65歳以上、または40歳以上65歳未満で特定疾病により日常生活の自立が困難と認められる
・要介護1~5
・入院治療後、または入院治療するほどではないものの自宅で十分なケアを受けることが難しいと認められる
入所期間 基本的に長期利用前提で、終身利用も可能 原則として、3か月ごとに入所継続意思の確認やリハビリプログラムの見直しを行う

(出典:厚生労働省「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」
/ https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000663498.pdf

(「介護老人保健施設(参考資料)」
/ https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000174012.pdf

特養は中等度以上の要介護高齢者が長期間にわたって生活する施設であり、入浴・食事・排せつなどの介助や日常生活サポートなどが主なサービスとなります。また、一定の条件を満たせば介護職員によるたん吸引や胃ろうをはじめとする経管栄養の実施も可能です。

特養には、全国から申し込み可能な「広域型特養」、地域密着で定員29名以下の「地域密着型特養(サテライト型・単独型)」、そして在宅生活を支援する「地域サポート型特養」の3種類があります。

老健は、長期入院後などの要介護高齢者が一時的に入所して医療ケアやリハビリなどを受けながら在宅復帰を目指す場です。特養と比べて医療体制が整っており、医療機関と自宅の中間的存在と言えます。

老健は在宅復帰支援の度合いに応じて「超強化型」「在宅強化型」「加算型」「基本型」「その他」に分類されます。それぞれリハビリ体制や地域貢献度が異なります。

2. 特養と老健の違い

特養(特別養護老人ホーム・介護老人福祉施設)と老健(介護老人保健施設)はどちらも介護保険施設ですが、目的や入所対象、サービス内容などは異なります。ここからは、両施設の特徴や違いを項目ごとに詳しく説明します。

2-1. サービス内容

特養は、要介護高齢者のための生活施設です。入所者さんが可能な限り自立した生活を送れるよう、入浴・排せつ・食事などの日常生活の介護をはじめ、機能訓練や健康管理、療養上の世話を行います。介護職員や看護職員、生活相談員などが連携し、入所者さんの意思と人格を尊重したケアを提供することが求められています。長期的な生活支援を中心に、リハビリやレクリエーション、相談援助なども実施されます。

老健は、在宅復帰や在宅療養支援を目的とした地域の中核施設です。医師の医学的管理のもとで、看護や介護、機能訓練、必要な医療や日常生活の支援を行い、入所者さんが持つ能力を維持・回復できるよう支援します。理学療法士や作業療法士、看護職員などによるリハビリテーションのほか、診察・投薬・検査などの医療ケアも提供されます。

(出典:厚生労働省「介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(改定の方向性)」
/ https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001168118.pdf#page=39

(出典:介護事業所・生活関連情報検索「どんなサービスがあるの? - 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」
/ https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group14.html

(出典:WAM NET「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」
/ https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/kaigo/handbook/service/c078-p02-02-Kaigo-17.html

(出典:厚生労働省「介護老人保健施設(改定の方向性)」
/ https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001168119.pdf#page=52

(出典:介護事業所・生活関連情報検索「どんなサービスがあるの? - 介護老人保健施設(老健)」
/ https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group15.html

(出典:WAM NET「介護老人保健施設」
/ https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/kaigo/handbook/service/c078-p02-02-Kaigo-19.html

2-2. 入所条件

特養は、常時介護が必要で在宅生活が困難な方を対象とした施設です。原則として要介護3以上の認定を受けた方が特養に入所できますが、やむを得ない事情がある場合には要介護1・2の方でも特例的に入所が認められることがあります。なお、要支援1・2の方は利用対象外です。

老健は、病院での治療を終えた後、引き続きリハビリや看護・介護を必要とする方を対象としています。老健に入所できるのは要介護1以上の認定を受けた方で、要支援1・2の方は利用できません。

(出典:介護事業所・生活関連情報検索「どんなサービスがあるの? - 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」
/ https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group14.html

(出典:WAM NET「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」
/ https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/kaigo/handbook/service/c078-p02-02-Kaigo-17.html

(出典:介護事業所・生活関連情報検索「どんなサービスがあるの? - 介護老人保健施設(老健)」
/ https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group15.html

(出典:WAM NET「介護老人保健施設」
/ https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/kaigo/handbook/service/c078-p02-02-Kaigo-19.html

2-3. 入所期間

特養は、長期的な生活の場として利用されることが多く、入所期間が他の介護施設より長い傾向にあります。厚生労働省のデータによると、特養の平均在所期間は約1,177日(約3.2年)であり、入所者さんの多くが終身まで生活しています。看取りにも対応しており、「終のすみか」として利用されるケースが一般的です。

老健は、在宅復帰を目的とした中間的な施設であり、入所期間は原則3か月とされています。3か月ごとにリハビリの進捗や在宅復帰の可能性を審査し、継続の可否が判断されます。老健の平均在所期間は約310日で、入所者さんの状態によっては長期化する場合もあります。

(出典:厚生労働省「介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護」
/ https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001131787.pdf#page=16

2-4. 居室・設備

特養の居室は原則定員1人で、入所者さん1人あたりの床面積は10.65m²以上と定められています。医務室は医療法に規定する診療所とし、食堂や機能訓練室は「入所定員×3m²以上」の床面積が必要です。廊下の幅は1.8m以上、浴室は入所者さんが安全に入浴できる構造であることが求められています。ユニット型特養では、これに加えて共同生活室や居室を共同生活室の近くに配置することが義務付けられています。

特養の居室タイプは以下の通りです。

・ユニット型個室
10人以下のユニットごとにリビングや食堂を囲むように個室を配置します。専任スタッフによるケアが受けられ、家庭的な雰囲気の中で過ごせます。

・ユニット型準個室
天井まで仕切られていないパーテーションで区切られた空間です。完全な個室ではありませんが、一定のプライバシーが保たれています。

・従来型個室
壁とドアで仕切られた1人部屋です。ユニット型より費用を抑えられ、静かな環境で生活できます。

・多床室(準ユニットケア加算)
12人以下を1つの生活単位とするタイプです。少人数ケアを受けながら共同生活が送れるよう工夫されています。

・多床室
複数人が同室で生活します。カーテンなどで仕切られますが、プライバシー確保は難しい一方、費用を抑えやすい点が特徴です。

老健は療養室1室あたり定員4人以下・入所者さん1人あたり8m²以上が基準です。食堂は「入所定員×2m²以上」、機能訓練室は「1m²×入所定員数以上」、廊下は1.8m以上(中廊下は2.7m以上)が必要とされています。浴室は身体の不自由な方が利用しやすい設計が求められています。ユニット型老健では共同生活室を設け、療養室と一体的に配置します。

老健の居室は次の4種類です。老健では入所期間が比較的短いため、個室化は特養ほど進んでおらず、現状では2~4人の多床室が主流です。

・多床室
2~4人で生活する大部屋です。費用を抑えられますが、プライバシー確保は難しい傾向にあります。

・従来型個室
壁で仕切られた1人部屋で静かに過ごせます。

・ユニット型個室
少人数ユニット内の完全個室で、個別ケアが受けられます。

・ユニット型個室的多床室
パーテーションで区切られた準個室タイプです。プライバシーと費用のバランスが取れた形式です。

(出典:厚生労働省「介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(改定の方向性)」
/ https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001168118.pdf#page=40

(出典:厚生労働省「介護老人保健施設(改定の方向性)」
/ https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001168119.pdf#page=53

2-5. 費用

特養を利用する際は、施設サービス費のほかに、居住費・食費・日常生活費などがかかります。施設サービス費は、要介護度や居室タイプ、職員配置によって異なります。要介護1〜5の方の1日あたりの自己負担額(1割負担)は、従来型個室・多床室で589〜871円程度、ユニット型個室・ユニット型個室的多床室で670〜955円程度が目安です。また、居住費には室料や光熱費、食費には食材料費と調理費が含まれます。厚生労働省の調査によると、平均で1人1か月あたり約301,100円の費用がかかります。

老健も同様に、施設サービス費・居住費・食費・日常生活費が必要です。老健の1日あたりの利用者負担(1割負担)は、施設形態によって異なります。介護保健施設サービス費Iの場合、基本型で717〜1,012円程度、在宅強化型で788〜1,125円程度です。居住費は室料と光熱費、食費は食材料費と調理費が含まれます。1人1か月あたり約322,900円が平均とされています。

(出典:介護事業所・生活関連情報検索「どんなサービスがあるの? - 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」
/ https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group14.html

(出典:厚生労働省「介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護」
/ https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001131787.pdf#page=18

(出典:介護事業所・生活関連情報検索「どんなサービスがあるの? - 介護老人保健施設(老健)」
/ https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group15.html

(出典:厚生労働省「介護老人保健施設」
/ https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001131788.pdf#page=19

2-6. 人員配置基準

特養と老健では、人員配置基準にも差があります。

医師 入所者に対し健康管理及び療養上の指導を行うために必要な数
生活相談員 入所者の数が100又はその端数を増すごとに1以上
介護職員又は
看護職員
入所者の数が3又はその端数を増すごとに1以上看護職員1以上
※(入所者の数に応じて定められている)
栄養士又は
管理栄養士
1人以上
機能訓練指導員
介護支援専門員 1以上(入所者の数が100又はその端数を増すごとに1を標準とする)

ユニット型介護老人福祉施設の場合、上記基準に加え、以下が必要
・共同生活室の設置
・居室を共同生活室に近接して一体的に設置
・1のユニットの定員は原則としておおむね10人以下とし、15人を超えないもの
・昼間は1ユニットごとに常時1人以上の介護職員又は看護職員、夜間は2ユニットごとに1人以上の介護職員又は看護職員を配置
・ユニットごとに常勤のユニットリーダーを配置 等

(引用:厚生労働省「介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(改定の方向性)」
/ https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001168118.pdf#page=40 引用日2025/11/11)

特養では施設規模に関わらず栄養士または管理栄養士と機能訓練指導員が常勤しており、大規模な施設では入所者さんや家族向けの相談業務などを行う生活相談員が常勤しています。一方で、常勤医がいない代わりに近隣の医療機関から医師が訪問し、診察や投薬などを行う場合も少なくありません。

老健の人員配置基準は下記の通りです。

医師 1以上、100対1以上
薬剤師 実情に応じた適当数(300対1を標準とする)
看護・介護職員 3対1以上、うち看護は2/7程度
支援相談員 1以上、100対1以上
理学療法士・作業療法士又は言語聴覚士 100対1以上
栄養士 入所定員100以上の場合、1以上
介護支援専門員 1以上(100対1を標準とする)
調理員・事務員・その他の従業者 実情に応じた適当数

ユニット型介護老人保健施設の場合、上記基準に加え、
・共同生活室の設置
・療養室を共同生活室に近接して一体的に設置
・1のユニットの定員はおおむね10人以下
・昼間は1ユニットごとに常時1人以上、夜間及び深夜は2ユニットごとに1人以上の介護職員又は看護職員を配置
・ユニットごとに常勤のユニットリーダーを配置 等

(引用:厚生労働省「介護老人保健施設(改定の方向性)」
/ https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001168119.pdf#page=53 引用日2025/11/11)

医療ケアに重点を置く老健には、少なくとも各1人以上の医師と支援相談員が在籍しており、介護や看護を行う職員のうち一定割合以上が看護職員です。また、入所者さん100人に対して1人以上のリハビリ専門職員の配置義務が設けられています。

2-7. 仕事内容

特養と老健における介護職の仕事内容は、次の通りです。

特養 老健
介護・生活介助 要介護度の高い入所者さんが多く、身体介助や生活介助に重点が置かれる 必要に応じて身体介助や生活介助を行うが、「将来的にはなるべく自分でできるようにすること」を目指す介護が多い
心身機能維持・回復 入所者さんの楽しみを増やしつつ寝たきりや認知症の進行をできる限り食い止めるために、ゲームやレクリエーション活動などを積極的に行う 積極的にリハビリを行う代わりに、入所者さん向けのイベントは少ない
医療との連携 入所者さんの健康チェックを行い、定期回診の際は健康チェックの結果や近況を医師に伝える 介護職と医療・リハビリ専門職との連携が特に重視され、介護職員にも医療関連の知識やスキルが求められる
看取りケア 入所者さんにとって終のすみかとなることも多く、しばしば看取りケアを行う 一時的な入所を前提としており、看取りケアの頻度は低い

特養の目的は入所者さんが安心して日常生活を送れるようサポートすること、老健の目的は入所者さんの在宅復帰支援です。いずれも介護業務や心身機能維持、回復のための業務をするという点では共通しているものの、その特徴は大きく異なります。

2-8. 給料相場

特養と老健における平均給与は下記の通りです。

施設 平均給与
特養(介護老人福祉施設) 361,860円
老健(介護老人保健施設) 352,900円

(出典:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」
/ https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/24/dl/r06gaiyou.pdf#page=16

特養の平均給与は約361,860円、老健は約352,900円と、特養のほうがわずかに高い傾向にあります。特養は長期の入所者さんが多く、介護度も高いため、負担の大きい業務が多いことが理由の1つと考えられます。また、特養や老健のどちらも給与が比較的高いのは、夜勤業務が欠かせないためと推測できます。

3. 利用者から見る特養と老健のメリット・デメリット

特養と老健は、利用者さんから見たメリット・デメリットにも違いがあります。

<特養>

メリット ・費用が比較的安い
・終身まで利用できる
デメリット ・入居までの待機期間が長い
・医療体制が手厚くない

特養は、基本的に入居一時金が不要な上、所得に応じた費用負担で利用できる点が魅力です。24時間体制で介護を受けられ、看取りにも対応しているため「終のすみか」として安心して過ごせます。一方で、人気が高いために待機期間が長くなりやすい傾向にあります。夜間に看護師が常駐していない施設も多く、医療的なサポートを重視する方には不向きな場合もあります。

<老健>

メリット ・在宅復帰を目指したリハビリが受けられる
・医療スタッフによるサポートが充実している
デメリット ・原則、入所期間が短い
・薬の処方が制限されることがある

老健は、常勤の医師や看護師に加え、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などの専門職が配置され、医療ケアとリハビリの両面から支援を受けられます。そのため、在宅復帰を目指す方にとって心強い施設です。しかし、原則3か月ごとに入所継続の可否が審査され、長期的な生活には向きません。また、施設内で薬の管理を行う関係上、従来服用していた薬が変更となる場合もあります。

4. 【介護職】特養と老健はどのような方におすすめ?

特養や老健で働くことに興味はあるもののどちらで働きたいか迷う場合は、給与や待遇だけでなく自身の長所や今後伸ばしたいスキルを考えながら選ぶことが大切です。「仕事に興味はあるけれど自分には向かないかもしれない」という場合も、働くうちに適性が身につく可能性があるため、前向きに検討してみましょう。

4-1. 特養がおすすめの方

次の要素に当てはまる方には、特養がおすすめです。

・心身ともにタフである
・認知症関連のスキルを身につけたい
・長期的なケアに携わりたい

長期入所を前提とする特養では、入所者さんやその家族とじっくり向き合いながらの介護が欠かせません。要介護度の高い入所者さんが多く身体介助に体力を要し、また認知症の入所者さんへの対応や看取りケアも行うため、心身のタフさを要する代わりにスキルを伸ばしやすいと言えます。特養は大規模施設が多く先輩職員のサポートを受けやすいこと、役職に就く機会も多めであることから、介護職としてキャリアアップしたい方におすすめです。

4-2. 老健がおすすめの方

次の要素に当てはまる方には、老健がおすすめです。

・臨機応変な対応が得意
・医療ケアやリハビリに関心がある
・在宅復帰を目指した介護に関心がある

老健は入所者さんの入れ替わりが激しく、入所者さん一人ひとりに必要な医療ケアやリハビリの内容も大きく異なるため、臨機応変な対応や高いコミュニケーションスキルが必要です。また、さまざまな専門職と連携して介護をすることで多角的な視点を持ちやすくなり、介護スキルとともに医療やリハビリ関連の知識も身につきます。医療ケアやリハビリを経て入所者さんの心身状態が回復する様子を実感できることも、老健のメリットと言えるでしょう。

まとめ

特養は在宅介護の難しい要介護高齢者の支援を行う施設である一方で、老健は退院後の要介護高齢者が在宅復帰を目指すための施設です。老健では医療ケアが求められるため、医師や看護師が常勤であるという特徴があります。

特養では、入所者さんや家族と長期的に関わり看取りを行うこともあるため、心身のタフさが求められます。老健では入所者さんが短期で入れ替わるため、臨機応変な対応が得意な方や、在宅復帰のサポートにやりがいを感じる方におすすめです。

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