【デイサービス志望者向け】志望動機のポイントと例文を紹介！

公開日:2023.02.23 更新日:2023.03.10

面接対策

デイサービスへの就職・転職活動で、施設に対して効果的なアピールを行うためには、志望動機が鍵となります。優れた内容・表現の志望動機を面接官に伝えることで、自分のスキル・やる気を効果的に伝えることが可能です。

そこで当記事では、デイサービスの志望動機を考える際のポイントについて紹介します。また、具体的な志望動機の書き方・例文も取り上げるので、デイサービスへの就職・転職を目指している方は、ぜひご覧ください。

1.　デイサービスの志望動機を考える際のポイント4つ
1-1.　応募先を選んだ理由を明確にする
1-2.　経験と実績を交える
1-3.　キャリアビジョンを固める
1-4.　採用担当者に響く文章にする

2.　【状況別】デイサービスの志望動機例
2-1.　介護職の経験がない方の志望動機例
2-2.　デイサービス以外で介護職の経験がある方の志望動機例
2-3.　デイサービスでの経験がある方の志望動機例
2-4.　ブランクがある方の志望動機例

3.　デイサービスの志望動機で避けるべき内容とは？

まとめ

1.　デイサービスの志望動機を考える際のポイント4つ

デイサービスの志望動機を考える際には、ポイントを踏まえて書くことが大切です。ポイントを踏まえれば、志望動機をスムーズに考えることができ、採用担当者が知りたい情報を伝えられます。

ここでは、デイサービスの志望動機を考える上で重要な4つのポイントについて詳細に解説します。これから志望動機を考える上でぜひお役立てください。

1-1.　応募先を選んだ理由を明確にする

介護職員として働ける職場はデイサービスだけではありません。病院などの医療施設や老人ホーム、訪問介護、グループホームなど、介護職員の活躍の場はさまざまです。その中で、なぜあえてデイサービスを選んだのか、また数あるデイサービス施設の中からなぜその応募先を選んだのかを明確にしましょう。

応募先を選んだ理由を考える際、どの職場にも当てはまるような普遍的な理由はNGです。応募先の特徴をとらえて具体的に書くことで、その職場で働くことへの熱意を伝えることができます。

1-2.　経験と実績を交える

過去に介護や医療施設に関する経験がある場合は、経験と実績を踏まえて志望動機を考えることが大切です。例えば、身内がデイサービスにお世話になった経験がある場合や、医療施設でスタッフとして働いたことがある場合などは、その経験を志望動機に記載しましょう。

ただ経験談を書くだけではなく、その経験を踏まえて、どうして介護の仕事に興味を持ったのかを明確に書くことが求められます。「介護の仕事に興味があったから」などのような、あいまいな表現は避けましょう。

また、介護に関する実績やスキル、資格などを持っている場合は、そのスキルなどが応募先でどのように役に立つのかをアピールするのもおすすめです。

1-3.　キャリアビジョンを固める

デイサービスの志望動機では、この先どのように成長していきたいのかを考え、キャリアビジョンを固めることも大切です。キャリアビジョンが明確な人は、採用担当者に「向上心がある」と判断される可能性が高まります。

デイサービスに採用された後はどのように働き、将来的にどのような役割を担いたいかを志望動機に織り込みましょう。イメージ先行ではなく、応募先のデイサービスで実現可能なキャリアビジョンを作成することが重要です。

1-4.　採用担当者に響く文章にする

採用担当者は、履歴書の志望動機からさまざまなことを読み取ります。例えば「応募者が介護の仕事に対して抱いている想い」や「長く働き続けてくれそうな人材かどうか」などです。これをクリアしなければ、内定をもらえる可能性は低くなってしまいます。

「この人に会ってみよう」「この人はデイサービスに向いている人だな」と思ってもらえるように、採用担当者に響く文章を心がけて志望動機を書きましょう。

2.　【状況別】デイサービスの志望動機例

デイサービスに採用されるための志望動機を書くには、応募者自身の状況に応じて志望動機の内容を考えることが大切です。例えば、介護職の経験がある人とない人とでは、志望動機に書くべき内容はかなり変わってきます。

ここでは、応募者の状況別に、志望動機の書き方を例文付きで紹介します。

2-1.　介護職の経験がない方の志望動機例

これまで異業種で働いており介護職が未経験の場合でも、介護職で生かせる経験はきっとあります。ここでは、介護にまったく触れたことがない方について、志望動機の例文を紹介します。

【志望動機の例】

私が貴社を志望する理由は、自身のコミュニケーションスキルを生かせると考えたためです。私はこれまで、販売員の業務を5年間してきました。特にご高齢のお客さまとは話がしやすく、お客さまからも「私から商品を買いたい」と言っていただけることが多かったです。こういった経験から、デイサービスでコミュニケーションスキルを生かし、利用者さまにとって快適なサービスを提供できるよう努めたいと考えるようになりました。

なお、仕事として介護の経験がなくても、身内などの介護に触れる機会があった場合は、その経験を志望動機に織り込むのがおすすめです。

2-2.　デイサービス以外で介護職の経験がある方の志望動機例

デイサービス以外で介護職の経験がある方は、今までの経験を生かせることと、応募先でキャリアアップを目指せるという視点から志望動機を考えましょう。

【志望動機の例】

私はこれまで、グループホームで5年間勤務してまいりました。日々介護の現場で認知症の方の日常生活を支援してきたため、介護技術には自信があります。しかし、グループホームで働く中で、介護が必要になる前にできることはないのかと考え、介護予防に関心を寄せるようになりました。そのため、介護予防に力を入れている貴施設で、利用者さまが在宅で元気に暮らせるようお手伝いできたらと考えています。

「前職でもできること」ではなく、応募先のデイサービスならではのキャリアアップについて志望動機に盛り込むことがポイントです。

2-3.　デイサービスでの経験がある方の志望動機例

デイサービスでの実務経験がある方は、即戦力として期待されます。デイサービス経験者から見た応募先の魅力や、自身の具体的なスキルなどをアピールしてください。

【志望動機の例】

私は現在、80名定員のデイサービスに勤めています。現職では一人ひとりの利用者さまと向き合う時間がなかなか持てないため、小規模で運営されている貴施設を志望いたしました。私は、自分が企画・実行したレクリエーションを通して、利用者さまが笑顔になってくれることが好きです。そのため、貴施設の小規模施設としての特色を生かし、レクリエーションなどを通して利用者さまと真摯に向き合っていけたらと考えています。

自分が応募先で働くことによって、利用者さんの生活を充実させたいという気持ちを表現しましょう。

2-4.　ブランクがある方の志望動機例

ブランクがある場合は、ブランクの理由も志望動機に明記しましょう。

【志望動機の例】

私は5年前まで介護業界で働いていましたが、結婚・出産を機に業界を離れておりました。この度、子育てもひと段落ついて再び仕事に就きたいと思い、介護業界に復帰したく貴施設に応募いたしました。5年ぶりとなるため以前とは変わっている点もあるかと存じますが、一日でも早く貴施設の戦力となり、貴施設に貢献できるよう努めてまいります。

スキルアップのための研修への参加や資格取得ができそうであれば、その旨を志望動機に盛り込むのがおすすめです。

3.　デイサービスの志望動機で避けるべき内容とは？

デイサービスの志望動機では、自分本位の内容はNGとされています。例えば、「前の職場環境に不満があったから」や「人間関係のトラブルがあったから」といった志望動機は避けるべき内容です。本音であったとしても、ネガティブな気持ちが読み取れる内容は悪印象につながるため、志望動機として不適切だと言えます。

「転職エージェントに紹介してもらったから」や「応募先は給料がいいから」といった志望動機も避けたほうが無難です。志望動機は、応募者が介護という仕事を選んだ理由や、あえて応募先を選んだ理由を伝える手段となります。また、施設側が応募者の人間性を知る手段でもあります。施設側が何を知りたがっているのかを汲み取り、志望動機の内容は慎重に考えましょう。

志望動機がはっきりしない書き方もNGです。例えば、「貴施設の理念に共感したから」という志望動機は一見すると具体的ですが、よく見るとあいまいで誰にでも書ける内容になっています。「貴施設の理念のこの部分に共感したため、自分もこのように働きたい」など、相手に気持ちが伝わるように具体性を意識して志望動機を書きましょう。