介護職への転職は40代・未経験でもできる!キャリアアップの方法や成功の秘訣

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公益財団法人介護労働安定センターが発表した事業所における介護労働実態調査によると、介護サービスに従事する従業員の不足感は全体の66.6%にも上り、人手不足が深刻化していることがわかります。
実際に、介護職の求人は数多くあり、経験の有無や年齢を問わない求人も少なくありません。その状況がありますから、40代の方にとっても、気になる転職先のひとつといえるでしょう。
しかし、「40代で未経験からの転職でも本当に大丈夫なのか不安」「5年後、10年後の自分の姿が想像できない」などの理由で、転職をためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、実際に、40代から未経験で介護職に転職した場合、どんな働き方ができるのか、また、どんなキャリアプランが描けるのかについてご紹介します。

    介護が初めてで転職するのが不安な方へ

    40代の転職に介護職がおすすめの理由

    40代での転職を考えるなら、介護職は非常に多くのメリットがある、おすすめの職業だといえます。
    その理由は、およそ次のようなものが挙げられます。

    1.将来が明るい

    2018年には、日本の高齢者人口は全体の28.1%にも上り、超高齢社会になっています。さらに、今後も高齢化率は上昇していくと予測されることから、介護職は将来にわたって確実にニーズのある市場といえます。

    2.管理職を目指せる

    現在、介護職員のほとんどが40代、50代という介護施設も少なくないため、そういった施設を運営する企業や法人では、将来は幹部や管理者になってもらう40代の方を採用したいという考えもあります。
    そのため、40代で未経験で入っても、現場経験を積んだ後、幹部や管理者になれる可能性が十分あります。実例としては、3年ほど前にタクシードライバーをしていた40代、介護職未経験の男性が、今は主任というポジションで活躍しています。

    3.働き方が選びやすい

    介護の仕事は、いろいろな働き方に合わせられる仕事だといえます。例えば子育てをしながら働きたいという方には、子供が小学4年生までは正社員だが時短勤務・夜勤なしで働ける老人ホームがあったり、子供が18歳になるまで毎月10,000円程度の子供手当が支給されたりする施設があったりします。

    4.親の介護に活かせる

    40代前後は、自身の親の介護にも直面する年代です。実際、40代の転職者には、両親の介護をきっかけに介護職に興味を持ったという方や「親の介護のために離職し、介護と両立できる仕事を探していた」という方は少なくありません。仕事を通して習得した介護の知識や技術は、自身の親の介護をするためにも役立ちます。

    5.40代の未経験者でもできるような仕事である

    4前述したように、介護業界は常に人手不足で人材を募集しているため、ほかの業界に比べて年齢や職歴を問わず、未経験者にも広く門戸を開いています。
    しかし、40代ともなると「仕事を覚えられるだろうか」「一人前になるまでの習得期間を耐えられるだろうか」といった不安があるかと思います。
    これらの不安については、しっかりとした教育、指導体制をとっている施設が多く、安心して転職することができるでしょう。
    実際、54歳の主婦が、未経験からの挑戦で活躍できていたり、2年前にラーメン店の店長だった40代男性が、将来介護業界で独立することを志して、無資格未経験から夢を目指してがんばっていたりといった例があります。

    介護職は、前職の経験を活かした転職ができる

    介護職は、前職の経験をさまざまな形で活かすことができます。具体的にどのような経験が活かせるのか、事例がいくつかありますのでご紹介します。

    事例1 前職エステティシャンで、無資格・未経験の方

    介護職に転職されたのは、女性から男性になられた性同一性障害の方。介護は無資格でしたが、前職はエステティシャンをしていました。差別や偏見もあってなかなか転職先が決まらないことで、マイナビ介護職に相談をいただきました。
    面談を行い、求職者様にレクリエーションを盛り上げてもらいたいと考えていた、法人運営のデイサービスをご紹介しました。前職の知識・技術を活かして、レクリエーションでエステやアロマセラピーを提案するなど、活躍しているそうです。
    未経験・無資格からのスタートでしたが、今では現場のリーダーとなっています。

    事例2 前職オペラ歌手で、介護職員初任者研修を取ったばかりの未経験の方

    介護の仕事は未経験で、介護職員初任者研修を取得したばかりだというオペラ歌手の男性には、レクリエーションの幅が狭く、利用者からつまらないとの意見が出ていた高級有料老人ホームをご紹介しました。
    その方は、現在も世田谷の高級有料老人ホームで介護職員として働きつつ、レクリエーションの一環としてオペラの講師としても活躍しています。

    ほかにも、例えばタクシードライバーの経験があるなら、病院への受診同行や送迎のニーズがある有料老人ホームでスキルを活かせますし、飲食店などで接客スキルに自信があるなら、丁寧なサービス提供が求められる有料老人ホームがぴったりの職場といえます。
    また、子育てや家族の介護を経験した主婦は、排泄介助をあまり抵抗なく行えるので、特別養護老人ホームなどで成功しやすいですし、家事経験がある方なら、サービス付き高齢者住宅や訪問介護でそのスキルを活かせます。
    もし、前職がSE(システムエンジニア)といった接客をしない職種であった場合でも、ミスなく作業を続けコツコツと積み上げる仕事ですから、資格の取得や相談員・ケアマネージャーなどのデスクワークに向いているといった評価があります。

    介護職のキャリアプラン

    ここからは、40代で未経験から介護職に転職した場合のキャリアプランについてご紹介します。
    介護職員として長く働きたいなら、3年以上の実務経験を積み、国家資格である「介護福祉士」の資格を取るといいでしょう。4年目以降は、自分の興味に合わせた働き方を選んでいくことが一般的です。

    最初の3年間で実務経験を積む

    最初の3年間は、介護の入門的資格である介護職員初任者研修を取得するなど、スキルと知識を磨く時期となります。
    資格の取得には決められたカリキュラムを修了する必要があります。取得費用として所により4~10万円ほどかかりますが、勤務している企業や法人によっては負担してくれる場合もあります。
    また、「喀痰吸引研修」を受講すれば、利用者の同意や医師や看護師との連携がある場合など、条件がそろったとき、医療行為である痰の吸引もできるようになります。

    4年目以降は、介護職としてのキャリアビジョンを現実のものとしていく

    3年以上の実務経験を積み、実務者研修を修了した段階で、介護のみの資格の中では唯一の国家資格である介護福祉士の受験資格が得られます。試験は年に1回、1月に行われますので、しっかり勉強して合格を目指しましょう。
    介護福祉士資格を取った後の働き方としては、大きく分けると次の4パターンがあります。

    ・介護職員としてのスキルを磨く

    第一線で活躍する介護職員としてのスキルを上げたいなら、特別養護老人ホームのほか、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、医師が常駐する介護老人保健施設などに勤めるのがおすすめです。

    ・訪問介護にシフトする

    在宅分野に興味があったり、将来、自身の両親の介護に備えたりといった理由で初任者研修を取得し、訪問介護を目指す方もいます。

    ・ケアマネージャーや相談員を目指す

    利用者のケアプランを作るケアマネージャーや生活相談員(または支援相談員)になる道もあります。
    介護職は肉体的にもハードな仕事なので、50代、60代になると、体力・精神ともに現場の第一線で活躍し続けるのはなかなかたいへんです。
    そんな将来の状況を見越して、知的労働の多いケアマネージャーや相談員へのシフトは一考する価値があるといえるでしょう。

    ・組織の幹部や管理職を目指す

    施設の運営をしっかり行っていかなければ、利用者が減っていき、存続できなくなってしまう可能性があります。そのためにも、組織の幹部や管理職は大切な仕事です。
    組織の幹部や管理職を目指す場合は、介護福祉士の資格を取得した後、企業内で行われる管理職候補の募集に応募して、面接などの社内選考を受けることが一般的です。

    介護転職の現状と転職成功に必要なこと

    ここまで紹介してきたように、将来性があり前職の経験も活かして働ける介護職は、40代で業界未経験の転職者にとって非常にメリットの大きい仕事です。
    だからといって転職が簡単かといえば、それは別問題です。未経験で介護業界に転職して辞める方のほとんどは、最初の3ヵ月以内に辞めてしまうのが現状です。
    その理由は、「人間関係」や「聞いていた雇用条件と実際の条件が違ったこと」「年収や勤務地といった情報だけで勤務先を決めてしまったこと」「そもそも自分に介護が向いているかどうかをしっかり検討しなかったこと」などさまざまですが、これらを突き詰めれば「情報収集が足りなかったこと」がいえます。

    例えば、未経験者がしっかり介護スキルを身に付けていくには、経験者に教えてもらえる環境が欠かせません。勤務地の近さや給与の高さだけに注目して職場を決めてしまうと、入ってから「人手が少なすぎて、とても教えてもらえるような体制ではなかった」ということになりかねず、その結果、仕事につらさを感じて辞めることにつながってしまうということもあるでしょう。
    本当は辞めなくても良かったかもしれないのに、情報が足りなかったがために、「やはり介護職は難しい」と思ってあきらめるのはもったいないことです。
    介護職への転職を失敗しないためにも、情報収集はしっかりと行ってください。

    マイナビ介護職では転職先の情報収集をサポートいたします。

    介護が未経験で不安だという方には、有料老人ホームがおすすめ

    マイナビ介護職では、転職希望者のニーズをお聞きする中で、介護職が未経験で不安があるという方には有料老人ホームを最初の職場としておすすめしています。
    ここでは、未経験者にとって有料老人ホームがなぜ働きやすいのかという、おもな理由を3つご紹介します。

    理由1 先輩や同僚が多く、教えてもらえる体制が整っている

    有料老人ホームは、利用者に対する職員の配置が3対1や2対1などとなっており、他の施設に比べて職員の数が多いのが特徴です。そのため、教えてもらえないということはあまりなく、最初にしっかり基礎を身に付けることができます。
    また、人員に余裕がある分、忙しさのあまりコミュニケーションに行き違いが生じたり、誤解が生まれたりというトラブルが起こりにくいといえます。

    理由2 資格取得の支援制度が整っている企業が多い

    有料老人ホームを運営しているのは、比較的資金力に余裕がある法人や企業が多く、資格取得についても支援制度を利用できる場合が多くなっています。1年など一定期間在籍すれば、会社負担で資格が取れるしくみがあるところも少なくありません。

    初めての転職なら、できれば駅から近い職場がおすすめ!

    介護の仕事は、早番なら7~16時、日番は9~18時、遅番は11~20時といったシフト設定になっていることが多く、これに月で何日かは16時から翌朝9時頃までといった夜勤が加わるため、不規則で生活リズムが乱れます。
    そこに満員電車での通勤などが加わると、体調を崩しやすく、それが原因で辞めてしまう方も多くいます。自分の技能やスキルで独り立ちができるまでは、駅から近い所に勤めることがおすすめです。

    希望に沿った職場を見つけるために、マイナビ介護職の活用を

    一般の求人票では、施設の形態や場所、年収額などはわかりますが、実際の施設の雰囲気や運営方針、しっかり教えてもらえる環境なのかどうかなどは知ることができません。
    また、「何のために働くのか」という転職活動の軸となる部分や介護職で活かせる自身の強みは何か、どんな施設で働くのが向いているのかといったことも、一人で悩んでいるだけではなかなか思い浮かばないものです。

    マイナビ介護職では、キャリアアドバイザーとの対話の中で勤務先選びの基準となる「何のために働くのか」を明確にした上で、「実際のところ、どんな施設でどんな人が働いているのか」という情報を提供します。
    さらに、実際に未経験からの転職に成功した事例をご紹介したり、施設の見学や未経験から転職した先輩の話を聞ける場を設けたりして、「どんな職場なのか」を知っていただいた上で職場を選んでもらっています。
    希望に沿った職場を見つけるために、マイナビ介護職をぜひご利用ください。

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