40代女性でも介護職に転職できる!未経験から転職する方法

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40代の女性介護士

公益財団法人介護労働安定センターが発表した「事業所における介護労働実態調査」によると、介護サービスに従事する従業員の不足感は全体の65.3%に上り、人手不足が深刻化していることがわかります。
(出典:公益財団法人介護労働安定センター「令和元年度介護労働実態調査結果」/http://www.kaigo-center.or.jp/report/2020r02_chousa_01.html

実際に介護職の求人数は多く、経験の有無や年齢を問わない求人も少なくありません。そうした状況から、40代の方にとって介護職は気になる転職先のひとつといえます。しかし、「40代で未経験からの転職でも本当に大丈夫なのか不安」「5年後10年後の自分の姿が想像できない」などの理由で転職をためらっている方もいるでしょう。

この記事では、実際に40代から未経験で介護職に転職した場合、どのような働き方ができるのか、どのようなキャリアプランが描けるのかを紹介します。

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1. 40代の転職に介護職がおすすめの理由

他の施設(なんでもよい)から介護施設に転職する

40代で転職を考える場合、介護職は非常に多くのメリットがある職業です。40代の転職に介護職がおすすめの理由には、次の5つが挙げられます。

1-1. 将来が明るい

2019年に高齢者人口割合は全体の28.4%となり、日本は超高齢社会を迎えています。
(出典:総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」/https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1210.html

さらに、今後も高齢化率は上昇すると予測されることから、介護職は将来にわたってニーズのある市場といえます。

1-2. 管理職を目指せる

現在、介護職員のほとんどが40代~50代という介護施設は多く、そうした介護施設を運営する企業や法人は、将来幹部や管理者になる40代の方を採用したいと考えています。

そのため、40代から未経験で入っても、現場経験を積んだ後に幹部や管理者になれる可能性は十分にあります。実際に、タクシードライバーをしていた40代介護職未経験の男性が、今は主任のポジションで活躍しているという例も存在します。

1-3. 働き方を選びやすい

介護は、いろいろな働き方に合わせられる仕事です。例えば、子育てをしながら働きたい場合、子どもが小学4年生になるまで時短勤務・夜勤なしの正社員で働ける老人ホームや、子どもが18歳になるまで毎月10,000円程度の手当が支給される施設もあります。

1-4. 親の介護に活かせる

40代前後は、自身の親の介護にも直面する年代です。実際に40代の転職者の中には、両親の介護をきっかけに介護職に興味を持った方や、「親の介護のために離職して介護と両立できる仕事を探していた」という方も少なくありません。仕事を通して習得した介護の知識や技術は、自身の親を介護するときにも役立ちます。

1-5. 40代の未経験者でも挑戦できる仕事である

仕事の習得に関しては、しっかりとした教育・指導体制を整えている介護施設が多いため、心配する必要はありません。実際に、54歳の主婦が未経験からの挑戦で活躍していたり、ラーメン店の店長だった40代男性が無資格・未経験から介護業界で独立することを志していたりする例もあります。

2. 40代の女性が介護職に転職した場合の給与相場

生活費・子どもの学費・将来への備えなど、40代の女性は金銭面でさまざまなことを考える年代であるため、転職する場合の給与については最も気になる部分でしょう。

下記は、厚生労働省の調査結果に基づき、40代女性が受け取っている給与を職種別に比較した表です。

職種年齢月給賞与年収
介護報酬請求事務技能検定 40~44歳 約27万円 約69万円 約393万円
45~49歳 約27万円 約63万円 約387万円
ホームヘルパー 40~44歳 約23万円 約34万円 約310万円
45~49歳 約23万円 約46万円 約322万円
福祉施設介護員 40~44歳 約24万円 約54万円 約342万円
45~49歳 約24万円 約54万円 約342万円

(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html)

上記は勤続年数が長い方も含まれた金額となりますが、平均年収にして約300万円~400万円を得ていることがわかります。転職者の場合は勤続年数が少ないためやや水準は下がりますが、手当・賞与を含めて300万円以上の年収は期待できるでしょう。

また、多くの介護職は勤続年数に伴い昇給できる可能性があるため、長く働けば働くほど平均相場の収入に近づくことができます。

3. 40代の女性が介護職に転職する際に必要な資格

えんぴつ・ペンやPCなど

介護業界の中には、無資格・未経験で応募できる職場や職種もあります。しかし、介護関連の資格を所持していると、応募できる職域が広がったり、よりよい条件で転職できたりする可能性が高くなります。そのため、転職を有利に進めたいときは、以下に紹介する資格取得を目指すとよいでしょう。

・介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護現場の仕事に必要となる基本的な知識・スキルを有していることを証明する資格です。これから介護職として働く方を対象とした定番の資格であり、無資格よりも応募できる求人数が増えるため、未経験の40代女性は取得を検討してみてください。

・介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、旧ホームヘルパー1級と介護職員基礎研修が1本化された資格です。介護の知識やスキルの証明となるだけでなく、介護系資格の最上位に位置する介護福祉士につながる資格でもあるため、転職後のキャリアアップを図る際にも有利となります。

・介護事務
介護事務(ケアクラーク)は、一般的な経理スキルに加えて、介護施設の事務に必要な専門知識とスキルを証明できる資格です。事務職として介護施設や介護事業所へ転職したい方、デスクワークを希望する40代女性の方におすすめの資格です。

・福祉用具専門相談員
福祉用具専門相談員は、車椅子・介護用ベッドなどの福祉用具を必要とする利用者に、適切な用具の選定や使用方法のアドバイスを行う資格です。介護現場での需要が見込めるため、資格を取得することで転職をスムーズに進められる可能性があります。

4. 介護職は前職の経験を活かした転職ができる

介護職は、前職の経験をさまざまな形で活かすことができます。ここからは、具体的にどのような経験が活かせるのか、いくつかの事例を紹介します。

4-1. 事例1:前職エステティシャンで無資格・未経験の方

介護職に転職したのは、女性から男性になった性同一性障害の方です。前職はエステティシャンであり、介護関連の資格は持っていません。差別や偏見もあってなかなか転職先が決まらない中、マイナビ介護職に相談をいただきました。

面談を行った結果、求職者様にレクリエーションを盛り上げてもらいたいと考え、法人運営のデイサービスを紹介しました。レクリエーションでエステやアロマセラピーを提案するなど、前職の知識・技術を活かして活躍しています。未経験・無資格からのスタートでしたが、今では現場のリーダーです。

4-2. 事例2:前職オペラ歌手で介護職員初任者研修を取ったばかりの未経験の方

介護の仕事は未経験で、介護職員初任者研修を取得したばかりというオペラ歌手の男性には、レクリエーションの幅が狭く利用者からつまらないとの意見が出ていた、世田谷の高級有料老人ホームを紹介しました。オペラ歌手の男性は、現在も高級有料老人ホームで介護職員として働きつつ、レクリエーションの一環としてオペラの講師としても活躍しています。

そのほかにも、タクシードライバーの経験がある場合は、病院への受診同行や送迎のニーズがある有料老人ホームでスキルを活かせます。飲食店で培った接客スキルに自信があるのなら、丁寧なサービス提供が求められる有料老人ホームがぴったりの職場といえます。

また、子育てや家族の介護を経験した主婦は、排泄介助をあまり抵抗なく行えるため、特別養護老人ホームなどで成功しやすい傾向です。家事経験がある方なら、サービス付き高齢者住宅や訪問介護でスキルを活かせます。

前職がSE(システムエンジニア)などの接客しない職種でも、ミスなくコツコツと作業を続ける仕事に携わっていたことから、ケアマネージャー・生活相談員などのデスクワークに向いていると評価されます。

関連記事:「【40代・50代】介護職への転職で年齢を武器にする方法とは?」

5. 40代から介護職に転職した場合のキャリアプラン

介護職員として長く働きたい場合は、3年以上の実務経験を積み、国家資格である「介護福祉士」の資格を取るとよいでしょう。4年目以降は、自分の興味に合わせた働き方を選ぶことが一般的です。 ここからは、40代で未経験から介護職に転職した場合のキャリアプランを紹介します。

5-1. 最初の3年間で実務経験を積む

最初の3年間は、介護の入門的資格である介護職員初任者研修を取得するなど、スキルと知識を磨く時期となります。介護職員初任者研修を取得するためには、決められたカリキュラムを修了しなければなりません。取得費用として4~10万円ほどかかりますが、企業や法人によっては負担してくれる場合もあります。

また、「喀痰吸引研修」を受講すれば、利用者の同意や医師・看護師との連携があるなどの条件が揃ったときに、医療行為である痰の吸引もできるようになります。

 

5-2. 4年目以降は介護職としてのキャリアビジョンを現実にする

3年以上の実務経験を積み、介護福祉士実務者研修を修了した段階で、介護系資格の中では唯一の国家資格である「介護福祉士」の受験資格が得られます。試験は年に1回、毎年1月に行われるため、しっかりと勉強して合格を目指しましょう。介護福祉士の資格を取った後の働き方としては、次の4パターンに分けることができます。

・介護職員としてのスキルを磨く
第一線で活躍する介護職員としてスキルを上げたい場合は、特別養護老人ホームのほか、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師・医師が常駐する介護老人保健施設などに勤める方法がおすすめです。

・訪問介護にシフトする
在宅分野に興味があり、将来自身の両親の介護に備えることを目的に初任者研修を取得し、訪問介護を目指す方もいます。

・ケアマネージャーや相談員を目指す
利用者のケアプランを作る、ケアマネージャーや生活相談員(支援相談員)になる道もあります。介護職は肉体的にハードな仕事であり、50代~60代になると体力・精神ともに現場の第一線で活躍することは大変です。そのような将来の状況を見越し、知的労働の多いケアマネージャーや生活相談員にシフトすることは一考する価値があるでしょう。

・組織の幹部や管理職を目指す
施設をしっかり運営しなければ利用者が減り、存続できなくなる可能性があります。そのため、組織の幹部や管理職も大切な仕事です。組織の幹部や管理職を目指す場合は、介護福祉士の資格を取得した後、企業内で行われる管理職候補の募集に応募し、面接などの社内選考を受ける流れが一般的です。

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6. 介護転職の現状と転職成功に必要なこと

介護職は将来性があり前職の経験も活かして働けるため、業界未経験の40代転職者にとっては非常にメリットの大きい仕事です。とはいえ、40代の未経験から介護職に転職したからといって、必ず成功するとは限りません。未経験で介護業界に転職した方のほとんどは、最初の3か月以内に辞めてしまうのが現状だからです。 その理由は、「人間関係」「聞いていた雇用条件と実際の条件が違った」「年収だけで勤務先を決めてしまった」「自分に介護が向いているかしっかり検討しなかった」など、さまざまです。しかし、3か月以内に辞めた理由を突き詰めれば、「情報収集が足りなかったこと」が本当の退職理由だといえます。

例えば、未経験者がしっかりと介護スキルを身に付けるためには、経験者に教えてもらえる環境が欠かせません。勤務地の近さや給与の高さだけに注目して職場を決めてしまうと、施設に入ってから「人手が少なく、とても教えてもらえるような体制ではなかった」と気づくことになりかねません。経験者による教育がない結果、仕事につらさを感じ、退職につながるケースもあるでしょう。

本当は辞めなくてもよかったのに、情報が足りなかったために「やはり介護職は難しい」と諦めるのはもったいないことです。介護職への転職を失敗しないために、情報収集は入念に行ってください。 マイナビ介護職では、転職先の情報収集もサポートしています。

7. 40代の女性が介護職の転職先を探すときのポイント

ポイント(POINT)と記載された図

40代の女性が未経験からチャレンジできる介護職の転職先を探すときは、下記の2つのポイントを意識してみてください。

・勤務条件をよく確認する
勤務条件は介護施設によって千差万別であるため、応募条件だけでなく給与・待遇・福利厚生といった勤務条件を細かく確認することは重要です。勤務条件の確認を怠ると、働き始めてから「思っていたよりも心身にかかる負担が大きい」「想像以上に給与が安く生活に影響がある」と感じるかもしれません。転職先を探す際は、自分の希望する働き方が実現できる勤務条件になっているかチェックしましょう。勤務条件の確認が難しく感じる方には、転職のプロであるキャリアアドバイザーの意見を仰ぐことをおすすめします。

・実際に施設見学を行う
働きやすさや雰囲気など、介護施設の実態は求人情報を閲覧するだけでは把握できません。介護サービスの質や職員の働いている様子を確認するために、施設見学を行いましょう。施設見学を通し、転職後の身体的負担やコミュニケーションの取りやすさもある程度見積もることができます。施設見学は、転職後のミスマッチを避けることにもつながります。

関連記事:「転職前に介護施設を見学して、理想の職場を見つけよう」

8. 介護が未経験で不安な方には有料老人ホームがおすすめ

マイナビ介護職では、転職希望者のニーズをお聞きする中で、介護職未経験で不安がある方には有料老人ホームを最初の職場としておすすめしています。なぜ未経験者にとって有料老人ホームが働きやすいのか、3つの理由を以下に説明します。

8-1. 理由1:先輩や同僚が多く教育体制が整っている

有料老人ホームは、利用者に対する職員の配置が3対1や2対1となっており、ほかの施設に比べて職員の数が多いことが特徴です。そのため、先輩に仕事を教えてもらえないという状況はあまりなく、最初にしっかりと基礎を身に付けることができます。また、人員に余裕がある分、忙しさのあまりコミュニケーションに行き違いや誤解が生まれるトラブルも起こりにくいといえます。

8-2. 理由2:資格取得の支援制度が整っている企業が多い

有料老人ホームを運営しているのは、比較的資金力に余裕がある法人や企業が多く、資格取得支援制度を利用できる場合がほとんどです。1年など一定期間在籍すれば、会社負担で資格が取れる仕組みがあるところも少なくありません。

9. 初めての転職は駅から近い職場がおすすめ!

介護の仕事は、「早番は7~16時」「日番は9~18時」「遅番は11~20時」というシフト設定がほとんどです。このシフトに月に何日かは「16時~翌朝9時」の夜勤が加わるため、勤務が不規則で生活リズムが乱れやすくなります。中には、満員電車での通勤が加わることで体調を崩し、それが原因で辞めてしまう方もいます。そのため、自分の技能やスキルで独り立ちができるまでは、駅から近い場所にある職場に勤めることをおすすめします。

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マイナビ介護職ではキャリアアドバイザーとの対話の中で、勤務先選びの基準となる「何のために働くのか」を明確にし、「どのような施設でどのような人が働いているのか」という情報を提供します。さらに、実際に未経験から転職に成功した事例を紹介したり、未経験から転職した先輩の話を聞ける場を設けたりしているため、実態を把握した上で職場を選ぶことが可能です。希望に沿った職場を見つけたいときは、マイナビ介護職をぜひご利用ください。

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