実務者研修は履歴書に書ける?書き方とメリットを徹底解説

「実務者研修が気になっているけど、履歴書に書けるような研修なの?」「実務者研修を修了したけれど、履歴書のどこにどう書けばいいかわからない」。そんな悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?
実務者研修を修了したのに、履歴書に記載しないのは非常にもったいないことです。しかし、記載するメリットを知らないと、「書かなくてもいいかな」と思ってしまうのも仕方のないことかもしれません。そこで本記事では、履歴書に実務者研修を記載するメリットや書き方とポイントなどについて、詳しく解説していきます。ぜひ履歴書作成時の参考にしてください。
目次
1. 実務者研修は履歴書に書ける?
実務者研修は正式名称を「介護福祉士実務者研修」といい、介護のプロとして仕事をするための実践的な知識や技術を学ぶ研修です。
介護福祉士を目指すにあたっては、3年以上の実務経験にプラスしてこの実務者研修を修了しないと、国家試験を受験できません。
実務者研修を修了していることは、当然履歴書に記載して大丈夫です。それによって就職に有利に働くこともあるので、実務者研修を修了している場合は、しっかりとアピールしましょう。
2. 実務者研修を履歴書に書くメリット
就職面接の際、履歴書に実務者研修を書くことのメリットは多数あります。ここからは、メリットを3つ取り上げて、詳しく紹介します。
2-1. 介護の知識や技術を持っていることのアピールになる
実務者研修を修了していると、介護の基本的な知識・技術があることを示せます。実務者研修は、「介護職員初任者研修」よりも上位に位置しており、研修の内容も初任者研修が9科目・130時間なのに対して、実務者研修は20科目・450時間です。より質の高い介護ケアが学べるため、実務者研修を履歴書に書くことで、一定の介護知識や技術があるとみなされるでしょう。
2-2. やる気が伝わる
前述したように、実務者研修は研修科目や時間が多いため、手間をかけて技術や知識を取得した証明になります。実務者研修を修了することで、仕事に対するやる気や熱意を示せるため、応募先に好印象を与えられるでしょう。
2-3. 好条件の就職につながりやすい
実務者研修の修了者や、介護福祉士の有資格者を歓迎する介護求人は多いため、実務者研修を履歴書に記載することで、より好条件につながる可能性があります。実際、実務者研修を修了していることで正社員に登用されたり、給与が上がったりするケースも少なくありません。
3. 実務者研修の履歴書の書き方とポイント
ここからは、実務者研修を履歴書に書く際のポイントを紹介します。きちんと覚えて、実務者研修を正しくアピールしてください。
履歴書の主な項目は、次のとおりです。
・氏名
・生年月日
・住所
・資格
・学歴
・職務歴
・応募動機
・その他自己PR
履歴書の記載欄は、すべて埋めるのが好ましいとされています。特に職歴や資格、応募動機などは重視されることが多いため、できるだけ正確にわかりやすく記載しましょう。
書き方とポイントは、次のとおりです。
3-1. 資格は正式名称で書く
実務者研修の正式名称は、「介護福祉士実務者研修」です。省略して記載すると手を抜いた印象を与えるため、履歴書に記載する際は必ず正式名称で書くようにしましょう。
3-2. 資格欄には「修了」か「修了見込み」と記載する
資格欄に書く際は、「取得」ではなく「修了」と記入しましょう。実務者研修を受講中の場合も、アピール材料になるので遠慮せずに記載してください。ただし、受講中の場合は「修了見込み」と書くのが一般的なルールです。
記入例は、次のとおりです。
【例】
・すでに研修を修了している場合:介護福祉士実務者研修修了
・勉強中・研修受講中の場合:介護福祉士実務者研修修了見込み
3-3. 資格の取得年月は和暦で記載する
資格取得の年月を記載する場合は、和暦(元号)で書くのが一般的です。以下のように記載しましょう。
【例】
・令和〇年〇月 介護福祉士実務者研修修了
3-4. 丁寧に記載する
手書きの履歴書には、人柄や性格が出やすいといわれます。そのため、記載する場合は丁寧に書くことを心がけてください。
手書きが苦手な人は、パソコンで履歴書を作成しても問題ありません。とはいえ、誤字や脱字はマイナスの印象を与えかねないので、注意が必要です。作成後は全体をきちんと見直して、誤字脱字がないかを確認しましょう。
4. おすすめの記載方法
ここからは、履歴書でさらに好印象を与えるための記載方法を紹介していきます。
4-1. 自己PRに実務者研修の受講動機を記載する
自己PR欄がある場合、自分の思いや強みを積極的に記載すると好印象につながります。実務者研修を修了している場合は、その動機や思いも記載しましょう。
例えば、次のような書き方です。
【例文】
私は、介護の知識や技術を高める目的で、実務者研修を受講しました。研修では、介助方法や介護保険制度の基本を習得するとともに、高齢者の方とのコミュニケーション方法や尊厳の保持の重要性などに対する理解も深めました。
理解が深まったことで、よりいっそう、利用者様や介護業界に貢献したいという思いが強くなったと感じています。
4-2. 応募動機欄では実務者研修で学んだことに触れる
応募動機欄に、実務者研修で学んだこと・身についたことを記載してみるのもよいでしょう。次の例文を参考にしてみてください。
【例文】
応募したいちばんの理由は、貴施設の「〇〇〇〇」という理念に強く共感したことです。私は昨年、実務者研修を修了し、高齢者介護の基本を学びました。そこで得た知識や技術を生かし、貴施設の活動に貢献したいと思います。
応募動機は、以下の点を記載すると印象が強まります。
・なぜ働きたいと思ったのか
・応募先のどこに惹かれたのか
・どのように役に立ちたいのか
4-3.応募先の情報を事前に収集する
履歴書を記載するにあたっては、事前に応募先の情報を収集しておきましょう。求人情報や公式のホームページ、SNSなどをチェックしてデータを集め、それらをベースに履歴書を書くと、「きちんと調べている」と好感を持ってもらいやすくなります。
「調べて得た情報」と「実務者研修で学んだこと」をリンクさせたアピールができると、さらに理想的です。
例えば、グループホームなどの認知症ケアに特化した施設であれば、「実務者研修では認知症ケアの理念や支援方法を学びました。それを生かすことで、貴社に貢献したいと思っています」と記載して、好印象につなげましょう。
5. まとめ
実務者研修を修了していれば、介護の専門的な知識・スキルを身につけていると認識されます。実務者研修は20科目・450時間以上もあるカリキュラムなので、高い志を持って努力をした証にもなります。そのため、実務者研修を修了したら、履歴書に記載して積極的にアピールしましょう。
履歴書は丁寧に記入し、実務者研修も「介護福祉士実務者研修」と正式名称で書くようにしてください。また、応募先の理念や活動内容と、「実務者研修で学んだこと」をリンクさせた応募動機を書くと、好印象を与えられます。
実務者研修修了を武器に、ぜひ希望の転職をかなえてください。
プロフィール
中村亜美(Ami Nakamura)
介護福祉士
2007年に介護福祉士を取得後、特別養護老人ホームで介護職員として勤務。ユニットリーダーとしての経験もある。現在はWebライターとして主に介護系の記事を執筆している。
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