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【例文付き】放課後等デイサービスに応募するときの自己PRの書き方

公開日:2023.12.04 更新日:2023.12.04
【例文付き】放課後等デイサービスに応募するときの自己PRの書き方

放課後等デイサービスは障害のある児童を主に対象とし、放課後や長期休みの間に行うさまざまな活動を通して社会的な自立をうながす支援サービスです。障害のある子どもに関わり、支援をしたい方にとって、放課後等デイサービスは魅力的な職場と言えます。

この記事では放課後等デイサービスに応募するときの自己PRの書き方を、経験者・未経験者それぞれに向けて例文付きで解説します。放課後等デイサービスに転職したいものの、自己PRの書き方で悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

1. 履歴書に自己PRを書くときのポイント

就職活動における「自己PR」とは、応募先の企業に自分のセールスポイントをアピールして売り込むことです。自分のこれまでの経験や価値観などを紹介するだけでなく、自己PRでは自分を採用するメリットを提示しなければなりません。

採用側は、自社が必要な人物像にマッチしているかをチェックしています。「任せたい仕事がイメージできる人」「採用後に成果をあげ活躍できそうな人」「職場の雰囲気にあっている人」などを見極め、総合的に判断します。

施設が求める人物像を把握し、自分の強みと結びつけて惹きつけられる自己PRが書けるようにすることが大切です。

1-1. 自分のこれまでのキャリアを分析する

まずは、これまでに経験した仕事を振り返り、その仕事内容・身につけた資格やスキル・役職・関わったプロジェクトなどを書き出します。 さらに、数値で表せる業績や評価、成功体験、印象に残っているエピソードなどが付け加えられるとより具体的な自己PRにつながります。

失敗談や苦労した経験を振り返るのも大切です。これまでの経験を洗い出し、それらの出来事に対してどのような努力や対処をしたか、どのように感じたかなどを深掘りしていくことが自己分析になります。

業界未経験の方であれば、過去の職歴や学生時代の部活や子育てなどさまざまな経験から、子どもと楽しめる趣味や特技などを洗い出すことで強みが見つけられます。

これまでの経験で培ってきたものを振り返ってみましょう。

1-2. 応募先の求める能力と結びつける

自己分析ができたら、応募先の求める能力と結びつくところがないかを考えます。そのためには、応募先の施設が求める人物像を把握することが大切です。どれだけすばらしいスキルを並べても、施設とマッチしていなければ意味がありません。

一般的に放課後等デイサービスでは、以下のような人材が求められます。これらの経験があれば、自己PRに結び付けやすいと言えるでしょう。

・子どもと触れ合うのが好きな方
・忍耐強く障害のある子どもを指導できる方
・障害のある子どもや保護者、ほかの施設や学校スタッフなどと幅広く円滑にコミュニケーションができる方
・児童教育や介護の経験がある方
・保育士や児童発達支援管理責任者などの資格がある方

ただし、同じ業界でも、組織ごとに掲げるビジョンは異なるため、求める人物像もそれぞれ異なります。また、組織内でも職種や部署によって求められるスキルが違っている点に注意してください。

施設のビジョンは、パンフレットやホームページにある「企業理念」「戦略」「トップメッセージ」「事業内容」「沿革」といった項目からチェックすることが可能です。施設のこれまでの歩みや掲げるものを読み取って、自分の資質やこれまでの経験と照らし合わせてみましょう。

また、求人内容に書かれている「募集要項」には、求める人材や歓迎する職務歴、スキルが記載されています。放課後等デイサービスでは、児童の教育や指導に関わる仕事の勤務経験や、介護職としてのキャリア、障害のある児童と触れ合った経験などがあればアピールポイントになります。

応募先が求める人物像とスキルをもとに、自分の強みを整理しましょう。

1-3. 結びついたPRを1つ選んで書く

応募先のビジョンと自分の強みが結びついたPRの中から、1つをピックアップして履歴書に記入します。

少しでも多く自分の強みをアピールしようとして、複数のエピソードを並べてしまうと、結局どのような人物だったのか、何が強みだったのかが印象に残りません。具体的なエピソードを1つに絞って伝えれば、内容が簡潔明瞭になり説得力も増します。

そもそも、履歴書には長文を書くスペースがありません。また、採用担当者は多くの履歴書を確認しなければならないため、長々とした文章をすべて読んでもらえない可能性があります。自分の伝えたい内容を簡潔にまとめる力も大切なスキルです。

まず、冒頭に自分の強みを簡潔に記載しましょう。その後にその強みの根拠を具体的なエピソードで示します。このとき、アピールする強みとエピソードに矛盾がないか、必ずチェック してください。たとえば、「児童とのコミュニケーション経験が豊富」という強みに続くエピソードが「保護者とのコミュニケーション経験」を伝える内容の場合、面接官に悪い印象を与えます。

強みと、強みを証明するエピソードの関係が客観的に見て理にかなったものであれば、面接官にしっかりと伝わる自己PRが可能です。

2. 放課後等デイサービスに向けた自己PRの例文

ここからは、放課後等デイサービス向けの自己PR文の例文として、経験者と未経験者の2パターンを紹介します。履歴書を作成するときや、面接を受けるときにご自身の経歴や強みに合わせて活用してください。

【例文付き】介護職への転職を成功させる自己PRの書き方とは

2-1. 経験者の場合

放課後等デイサービスや、児童教育関連の職業、介護業界などの経験者の場合は、これまでの経験や実績が大きな武器になります。即戦力として期待してもらえるように具体的な事例を交えながら強みをアピールしましょう。

【例文】

私には、放課後等デイサービスで5年間の実務経験があります。現在勤務している職場で、リーダーとしてスタッフマネジメントを担ってきた経験が私の強みです。

放課後等デイサービスでは、子どもたち一人ひとりに適した環境を提供するのが何より大切です。そのためには、スタッフのチームワークが欠かせません。

スタッフ全員が子どもたちの状況を把握できるように申し送りシートを活用し、日常の些細なことでもすぐに伝わるようにシステム化しました。また、何か課題があった時には早急に解決できるように、定期的にチームミーティングを主催し解決に努めています。

コミュニケーションの機会を増やし、スタッフの意見に耳を傾ける中で、職場の風通しがよくなり退職者も減りました。スタッフが気持ちよく勤務できることが、子ども達へのよりよいサービスにつながったと実感しています。

2-2. 未経験・他職からの転職者の場合

未経験の方や、異業種から転職される方の場合は、これまでの経験から放課後等デイサービスの勤務に活かせるエピソードを探しましょう。

【例文】

前職では、子ども服の衣料品店の職員として10年間勤務していました。接客業で培われたホスピタリティが私の強みです。

衣料品店では、来店されるお子様やそのご家族が気持ちよくお買い物が楽しめるように心がけていました。特に常連のお客様の情報や好みを把握した上で、お一人おひとりに合わせた接客をするのが得意です。元気な子やおとなしい子など、さまざまなタイプのお子様とのコミュニケーションの取り方も学びました。

子ども服店で多くのお子様と接しているうちに、より専門性を持った仕事に関わりたいと思い、放課後等デイサービスの仕事に興味を持つようになりました。今までの接客業で培ったホスピタリティを活かし、障害を抱える子どもたちの笑顔を引き出せるような支援がしたいと考えています。

3. 志望動機は自己PRと連動させると効果的

志望動機はその企業で働きたいと思う理由を書く欄です。一方、自己PRの欄にはこれまでの過去の実績や強みを記載します。自己PRと志望動機と連動させることで、自分がなぜその会社で働きたいのかという理由がはっきりし、会社が自分を採用するメリットがより伝わりやすくなります。

内容が多少重複しても構わないので、一貫性を持たせるためにもつながりを意識した内容を記載しましょう。

3-1. 【経験者向け】放課後等デイサービスへの志望動機の例文

介護・教育業界経験者の方が放課後等デイサービスへ転職する際には、なぜその職場で働きたいのかを明確に提示することが大切です。転職する理由はさまざまですが、ネガティブな印象を与えないように注意しましょう。

【例文】

私はこれまで、保育士として5年間子どもたちに関わる仕事に携わってきました。その中で、園児の中には発育の遅れがある子や家庭環境に事情がある子など、個別にサポートが必要な子どもたちがたくさんいることを知りました。

保育園でも個々に合わせたケアは重要です。しかし、これまで以上に困難を抱える子どもたちの力になれる仕事に携わりたいと考えるようになり、自分のキャリアを模索するようになりました。

そこで貴施設の存在を知り、放課後デイサービスで働くことへの興味を持ち始めました。貴施設が掲げる、一人ひとりへの丁寧な関わりや、個々に合わせたサポートを重視する理念に共感し、ぜひ一緒に働かせていただきたいと思っています。

今までの保育士としての経験を活かし、子どもたちが健やかに成長できる環境を作れるように尽力します。

3-2. 【未経験者向け】放課後等デイサービスへの志望動機の例文

未経験者や新卒の方は、放課後等デイサービスへ興味を持った動機や、自分の経験や長所がどういった場面で活かせるかをアピールするとよいでしょう。

【例文】

私はシングルマザーの家庭で育ちました。小学生の頃は授業が終わると学童施設にお世話になりましたが、指導員の方のあたたかい対応のおかげで寂しい思いをすることなく楽しく過ごせたのを記憶しています。このときに、心のどこかで将来は子どもに関わる仕事をしたいと思っていました。

高校卒業後は一般の企業に就職し、今は休みの日に障害児の方とふれあうボランティア活動に参加しています。ボランティア活動がとても楽しく、子どもの頃に抱いていた夢を思い出し、子どもたちのサポートができる仕事を目指したいと再び考えるようになりました。

そのような中で、貴施設の経営理念を拝見し、子どもたちの笑顔を大切にしたケアが実現できると感じ、今回志望いたしました。

障害を抱えているお子様がいるご家庭は、不安を抱えて生活されている方も多くいらっしゃると思います。私が、学童で安心して過ごせたように、困難を抱えた子どもやそのご家族も不安なく過ごしてもらえるようなサポートをしたいです。

まとめ

放課後等デイサービスに就職するには、自分の強みを放課後等デイサービスが求める人物像に結びつけ、説得力ある自己PRを書く必要があります。これまでの経験を振り返り、自分のキャリアや実績を書きだした上で、応募先の施設が求める人物像に合った強みを1つ選んでください。

児童教育や介護業界の経験者であれば、事例を交えながら過去の経験や実績を伝え、強みをアピールするのがおすすめです。異業種からの転職者や新卒の方は、子どもに関わった経験や子育て経験、学生時代の部活などでの経験と応募先施設の求める人物像を関連付け、自己PRを書きましょう。

放課後等デイサービスへの転職をしたい方は、マイナビ介護職をぜひご利用ください。業界に精通したキャリアアドバイザーが、履歴書や職務経歴書の添削や職場紹介から、就職後のお悩み相談までサポートいたします。

※当記事は2023年11月時点の情報をもとに作成しています

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