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【例文付き】介護職への転職を成功させる自己PRの書き方とは

公開日:2019.02.18 更新日:2023.06.21

ほとんどの応募書類の項目に入っている「自己PR」。介護職は特に経歴を大切にするため、自己PRは採用の可否に影響する重要な項目となっています。
ここでは、採用担当者が自己PRで見ているポイントや内定を勝ち取るための自己PRの作り方をご紹介します。また、具体的な例文についても併せてご紹介します。

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自己PRとはどんなものなのか

転職活動における自己PRは、自分のスキルや経歴をアピールするのはもちろんのこと、人柄や性格を伝える上でも重要な要素となります。企業は採用を決める際にスキルだけを評価するのではなく、「企業風土に合うかどうか」「チームで仕事をしていく上で問題はないか」といった、性格面も考慮しているのです。
性格が社風に合わないと、「コミュニケーションが円滑にとれない」「自分だけ浮いている気がする」「ノリについていけない」など、早期離職の原因となってしまうかもしれません。 自己PRによってスキルや性格といった部分がどのようにアピールされているのか。それが採用の可否を左右する重要なポイントとなるのです。

介護職の採用担当者は自己PRのここを見ている!

介護職の採用担当者は、自己PRのどのようなところを見ているのでしょうか。採用担当者がチェックしているポイントは、おもに以下のような点が挙げられます。

集団行動ができるか

介護職は一人で黙々と作業する仕事ではなく、スタッフ同士がコミュニケーションをとり、協力し合うことが求められる仕事ですので、集団行動ができるかどうかを重視する傾向があります。

高齢者が好きか

介護の現場の多くが、高齢者を相手にする仕事です。ですから、高齢者が好きかどうかというのは、評価に大きく関わります。

意欲があるか

仕事に対して意欲があるかどうかというのも重要なポイントです。実際のところ、介護職は楽な仕事ではありません。誰にでもできそうだからという理由で転職し、早期離職してしまう人は少なくありません。
そのため、介護職の採用担当者は「介護職を正しく理解し、すぐに辞めてしまわないかどうか」をチェックしています。

自己PRの考え方・作り方

実際に自己PRを作成するにあたり、まずはアピールできることを書き出しましょう。
ここでは、介護職の経験者と未経験者とに分けて、アピールできるポイントについて見ていきましょう。

介護職経験者のアピールポイント

介護職の経験がある方の場合は、前述した「集団行動ができる」「高齢者が好き」「意欲がある」といった採用担当者の見ているポイントを意識して、具体的な業務内容や実績を、自己PRに盛り込んでください。
「入居者数が100人を超える特別養護老人ホームで5年間の介護経験がある」「寝たきりの利用者が昼の時間に飽きないように、居室で音楽をかけるなど工夫をした」「介護をしているときに感謝される瞬間が一番のやりがい」など、実体験を基に自己PRを作成しましょう。

介護職未経験者のアピールポイント

介護職未経験者の自己PRの場合、採用担当者は、介護職との接点や共通項を探しながら自己PRを評価しています。 前述した「集団行動ができる」「高齢者が好き」「意欲がある」といったポイントを意識して、介護職でも活かせるエピソードを具体的に盛り込みましょう。それぞれのポイントごとに、詳しく紹介します。

集団行動ができる

部活動やサークル、趣味などで集団スポーツ経験がある方は、必ず自己PRでアピールすることをおすすめします。前職が、接客・販売系といったサービス業の場合も評価が高いです。スタッフ同士で連携して仕事に取り組んだ経験は、具体的なエピソードとして伝えてください。

高齢者が好き

「祖父の介護を手伝っている」「祖父母がトイレに行く際は手をつないで誘導している」といったことがあれば良いですが、「祖母といっしょに買い物をするのが好き」「おじいちゃん・おばあちゃん子だった」「祖父母といっしょに生活していた」といったことでも、高齢者に親しみがあると評価されますので、アピールポイントとなります。
また、家族や友人が介護職に就いている場合も評価が高まります。介護職として高齢者に接する喜びと大変さを身近で感じているだろうと判断されるためです。

意欲がある

「困っている人を放っておけない」「人の役に立ちたい」「ありがとうという言葉が生きがい」「高齢者への接客でこのような工夫をしていた」など、介護職という仕事を理解した上で、「こういう仕事がしたい」「前職でこういうことをできたときがうれしかった」といったエピソードを、自己PRに盛り込むといいでしょう。

ほかにも、介護職は力仕事が多いので、体力があることもアピールポイントになります。さらに、介護職は早番、遅番、日勤、夜勤と勤務形態が多様なため、前職で夜勤の経験がある場合も、介護職の働き方に適性があると見られるでしょう。

経験者・未経験者ともに使える効果的なアピールポイント

介護職の経験者向けと未経験者向けとに分けて、自己PR文でアピールすべきポイントをご紹介してきましたが、ここでは、両者ともに使えるアピールポイントをご紹介します。

根気強さ

介護職の採用担当は、コストや労力をかけて採用した人材が、すぐに離職してしまうことに頭を悩ませています。そのため、「すぐに辞めてしまう人材ではないか」「責任を持って仕事に取り組めるのか」という点を注視しています。
採用担当者の心に刺さる効果的な自己PRにするためには、根気強さをアピールすると良いでしょう。「介護職の資格取得に向けて毎日勉強している」「前職では担当したプロジェクトを1年越しで達成させた」というように、仕事に対して真面目に取り組む姿勢は評価が高くなります。

思いやりがある

介護職はホスピタリティの求められる仕事ですから、高齢者を含め、人と接する際に心掛けているポイントなどを具体的に伝えると、採用担当者の心に響くでしょう。
また、面接の際には、威圧感や神経質な雰囲気を出さず、穏やかな笑顔を意識することで優しさが伝わりやすくなります。

チャレンジ精神がある

介護の現場でも、将来の幹部候補は求められています。新しい仕事やポジションに積極的に取り組みたいというチャレンジ精神は、幹部候補採用の際に高く評価されます。
ですから、今までのエピソードはもちろんのこと、「まずは現場でスキルを身に付け、将来的には幹部として施設全体をマネジメントしたい」といったキャリアビジョンを示すことも有効でしょう。

介護職の自己PR例文

最後に、私がキャリアアドバイザーとしてこれまで担当した方の、理想的な自己PR文をご紹介します。この例文を参考に、自分らしい自己PRを作成してみてください。

Aさんの自己PR

私は、介護の仕事に必要なことは、何より情報を収集することだと思っています。それによって、これまで施設で起きていた事故を減らすことができました。 事故を減らすためにはご利用者の変化に気付くことが必要です。その変化をとらえるために、排泄や移乗、食事時、会話、居室の環境といった中から情報を収集しました。そうした情報を職員間で共有し、ご利用者の歩き方が変わったなどの変化を感じた場合は、見守りをするようにするなどして、事故を未然に防ぐことができるようになったのです。

また、情報を収集することで、多くのご利用者から「◯◯さんを見ると、頼りたくなる」「◯◯さんは話しやすいから、ものを頼みやすい」という言葉をかけていただくことができました。
情報収集は、ご利用者との関係を構築する上で重要なことです。ご利用者の生活歴や既往歴を知っておくことで、どういった環境の中で生きてきたか、どのような悩みを抱えているのかを知る手掛かりになります。そうした情報を用いることで、そのご利用者にあったアプローチの仕方を考えることができました。

<良いポイント>

・仕事をする上で行っている工夫が具体的にイメージできる
・利用者からの客観的な評価が盛り込まれている

Bさんの自己PR

私は、性格は真面目なほうで、普段の業務は誰かが見ていなくても、全力でこなすことを心掛けています。少し時間が空いたときは、自分から仕事を探し、進めるように心掛けました。
職場の上司からは「あなたの働き方は昭和の人みたいだ。悪い意味ではなく本当に安心して仕事を任せられる」との評価をいただくことができました。
これまで150人以上の高齢者と接してきた中で、常に相手の立場になって考える「相手尊重の接客」、何を求めているのかを雰囲気やしぐさで感じ取る「観察力」には自信があります。

<良いポイント>

・実直で思いやりのある性格が伝わってくる
・具体的な数字で今までの実績をアピールできている
・根気強くがんばってくれるイメージがわく

Cさんの自己PR

これまで介護職の経験はありませんが、自分の祖父母とは仲良く過ごした経験がありますし、高齢者には尊敬の念を持って接するように心掛けています。約2年間の社会人経験の中で、社会人として働く責任の大きさを感じるとともに、仕事が人へ与える影響の大きさを改めて知り、より多くの方々と関わっていきたいという思いがいっそう強くなりました。
私の持ち前の「好奇心」と「チャレンジ精神」と「向上心」で、一日でも早くほかの社員の方々と肩を並べた仕事が行えるよう取り組んでいきます。

<良いポイント>

・高齢者が好きなことがわかる
・向上心や熱意が伝わってくる

マイナビ介護職で自己PRをチェック

介護職の転職で重要となる、自己PRについてご紹介してきました。自己PRを作成する際、何より大切なのは、自分がどういう人間かを理解することです。
マイナビ介護職のキャリアアドバイザーは、求職者一人ひとりと直接面談し、時間をかけて自己PR作成のアドバイスを行っています。

転職に不安のある方には、応募書類の添削や面接対策を徹底して行い、内定を獲得できるようにしっかりとサポートいたします。介護職への転職を検討している方は、ぜひ、マイナビ介護職にご相談ください。

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プロフィール

森田学

マイナビ介護職 キャリアアドバイザー

人材業界11年目。マイナビで東京都・神奈川県の介護職を担当、現在は北関東エリア・東北エリアの管理職。趣味は旅行と筋トレ。2歳4ヶ月の娘が生きがい。

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