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【新潟県】介護職の求人動向は?有効求人倍率や実際の求人状況も紹介

公開日:2022.11.15 更新日:2022.11.15

新潟県は自然に恵まれており、稲作・農業などが盛んな都道府県です。「長岡まつり大花火大会」など、知名度の高い花火大会が毎年開催されており、多くの観光客が訪れることでも有名です。

近年、新潟県では高齢化率の上昇が問題となっており、「第8期新潟県高齢者保健福祉計画」を策定し、介護職の人材不足を解消する取り組みに力を入れています。

(出典:新潟県「「第8期新潟県高齢者保健福祉計画」を策定しました。」/https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kourei/20210330kourei-keikaku-sakutei.html

この記事では、新潟県における介護職の求人動向を有効求人倍率・採用率・介護職需要が高い理由に分けて紹介します。カテゴリー別における新潟県の介護職求人状況も解説するため、ぜひ参考にしてください。

1. 【新潟県】介護職の求人動向

介護職における転職事情は、都道府県によって異なる傾向にあるため、エリアごとの求人動向を知った上で転職活動を進めることがポイントです。

ここからは、新潟県における介護職の求人動向を「有効求人倍率」「採用率・離職率」「介護職需要が高い理由」の3つに分けて紹介します。

1-1. 全国と新潟県の有効求人倍率

有効求人倍率は、求職者1人に対して何件の求人があるのかを示すため、転職をする際は必ずチェックしましょう。

下記は、都道府県別の介護職の有効求人倍率をまとめた表です。

【都道府県別】介護職の有効求人倍率(※2019年11月時点)
【全国平均】 4.45
北海道 3.34
青森県 3.10
岩手県 2.70
宮城県 4.13
秋田県 3.06
山形県 3.28
福島県 3.57
茨城県 5.06
栃木県 3.97
群馬県 4.46
埼玉県 5.62
千葉県 4.67
東京都 7.39
神奈川県 5.36
新潟県 3.58
富山県 4.97
石川県 4.27
福井県 4.34
山梨県 2.71
長野県 3.53
岐阜県 5.80
静岡県 4.50
愛知県 6.77
三重県 4.76
滋賀県 3.58
京都府 4.40
大阪府 5.70
兵庫県 4.56
奈良県 5.87
和歌山県 3.04
鳥取県 2.89
島根県 3.02
岡山県 4.49
広島県 4.37
山口県 3.55
徳島県 3.68
香川県 3.67
愛媛県 4.36
高知県 2.83
福岡県 3.60
佐賀県 3.07
長崎県 2.81
熊本県 3.77
大分県 2.80
宮崎県 2.75
鹿児島県 2.98
沖縄県 2.74

(出典:厚生労働省「介護分野における特定技能について」/https://jicwels.or.jp/wp-content/uploads/2020/01/2.介護分野における特定技能について(厚生労働省).pdf

新潟県における介護職の有効求人倍率は、全国平均より低くなっています。中部地方で見ると、愛知県の6.77倍が最も高く、山梨県の2.71倍が最も低い数値です。

介護職の有効求人倍率はエリアによって大きく異なる傾向にあり、新潟県における介護職の有効求人倍率は全国平均および中部地方で見ると中間に位置しています。

1-2. 新潟県の採用率・離職率

介護職における採用率・離職率は、全国的に10%台となっており、10%未満もしくは20%以上の都道府県はわずかです。そのため、有効求人倍率のように都道府県で大きな差は見られません。

下記は、中部地方における介護職の1年間の採用率・離職率・増加率をまとめた表です。

【中部地方】介護職の1年間の採用率・離職率・増加率(※2020年10月時点)
採用率(%) 離職率(%) 増加率(%)
【全国平均】 16.0 14.9 1.1
【中部地方平均】 15.2 13.4 1.8
新潟県 11.2 9.9 1.3
富山県 11.7 11.3 0.4
石川県 13.5 11.7 1.8
福井県 12.8 11.4 1.4
山梨県 17.1 17.7 -0.6
長野県 13.0 11.9 1.1
岐阜県 15.5 11.7 3.8
静岡県 15.7 13.6 2.1
愛知県 18.7 16.4 2.3
三重県 16.5 15.5 1.0
※備考
・1年間の採用率=1年間の採用者数÷1年前の在籍者数×100
・1年間の離職率=1年間の離職者数÷1年前の在籍者数×100
・介護職3職種(訪問介護職員・介護職員・サービス提供責任者)の統計

※山梨県に関してはサンプル事業所数が30未満のため参考値との位置付け

(出典:公益財団法人介護労働安定センター「―令和2年度 介護労働実態調査結果について―」/http://www.kaigo-center.or.jp/report/2021r01_chousa_01.html

新潟県の採用率は、全国平均・中部地方平均を4~4.8%下回っています。一方で、新潟県の離職率は10%未満となっており、増加率は全国平均より高い数値を記録しています。

新潟県の増加率は中部地方平均には劣るものの、岐阜県・静岡県・愛知県などの介護職需要が目立って高いエリアが平均値を上げています。全国的には1%未満の都道府県も多いため、新潟県の増加率は決して低い数値ではありません。

1-3. 新潟県の介護職需要が高い理由

新潟県は、全国的に見ても高齢化率が高い都道府県の1つであるため、介護職需要が高い傾向です。

2021年9月時点における新潟県の高齢化率は33.3%です。前年に比べて0.5%上昇しており、人口の約3人に1人が65歳以上の高齢者です。新潟県は地域によって高齢化率の高さが大きく異なります。2021年7月時点の高齢化率で見ると、高齢化率の高い地域は阿賀町・関川村、一方で低い地域は聖籠町・新潟市です。

(出典:新潟県「新潟県の老年人口(65歳以上人口)」/https://www.pref.niigata.lg.jp/site/tokei/r3rounenjinkou.html

時期は異なるものの、2020年10月時点における全国の高齢化率が28.8%であることを踏まえると、新潟県の高齢化率はかなり高いことがうかがえます。

(出典:内閣府「令和3年版高齢社会白書(全体版)」/https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2021/zenbun/03pdf_index.html

新潟県の高齢化率は今後も上昇すると予測されているため、介護職の活躍がさらに求められます。

2. 【カテゴリー別】新潟県における介護職求人の状況

「マイナビ介護職」では、履歴書・職務経歴書の添削や面接日・待遇面の交渉など、求職者様の転職サポートを実施しています。また、さまざまな施設・職種の求人を取り扱っているため、求職者様の希望条件に合った求人を見つけられます。スムーズに転職活動を進めたい人は、ぜひマイナビ介護職をご利用ください。

以下では、マイナビ介護職に掲載されている求人情報をもとに、新潟県における求人状況を職種・雇用形態・サービス内容に分けて紹介します。

2-1. 【職種別】新潟県の求人状況

介護職の求人を職種別に見ると、大きな偏りが見られます。下記は、職種別に見た新潟県の介護職の求人件数をまとめた表です。

【職種別】新潟県における介護職の求人状況(2021年10月時点)
介護職・ヘルパー 約773件
生活相談員 約113件
看護助手 約11件
ケアマネジャー 約94件
サービス提供責任者 約8件
施設長 約0件
サービス管理責任者 約0件

(出典:マイナビ介護職/https://kaigoshoku.mynavi.jp/

新潟県は介護職・ヘルパーの求人が多い一方で、施設長・サービス管理責任者の求人は0件となっています。施設長・サービス管理責任者の求人は、管理職のポストが空いたとき、施設が新たに開設したときしか掲載されないため、全国的に見ても0件のエリアは少なくありません。

新潟県でキャリアアップを目的に転職をしたい人は、資格取得支援制度がある施設や教育研修制度を採用している施設を探しましょう。求人検索をする際に、フリーワードで「資格」「研修」などと入力すると、スキルアップをしやすい施設を見つけられます。

2-2. 【雇用形態別】新潟県の求人状況

長期間働くことを前提に求人を探す際は正社員向けの求人を、短期間のみ働きたい場合は契約社員や非常勤・パート向けの求人を探すことがおすすめです。

下記は、雇用形態別に見た新潟県における介護職の求人状況をまとめた表です。

【雇用形態別】新潟県における介護職の求人状況(2021年10月時点)
正社員(正職員) 約635件
契約社員(職員) 約170件
非常勤・パート 約205件

(出典:マイナビ介護職/https://kaigoshoku.mynavi.jp/

新潟県の介護職求人を雇用形態別に見ると、全国の傾向と同様に正社員向けの求人が多い状況です。

新潟県では、手当が充実した正社員向けの求人が複数見られます。施設によって支給する手当の種類・金額は異なるものの、住宅手当・資格手当・夜勤手当などが用意されています。中でも、夜手当はほとんどの施設で採用されており、支給額は約3,000~5,000円が相場です。

経験・資格の有無で基本給は変わりますが、手当額は経験・役職に関係なく一定額であるため、相場より高い月収を得たい介護職未経験者は、求人情報の諸手当の欄に注目しましょう。

2-3. 【サービス内容別】新潟県の求人状況

理想とする働き方を実現するために転職を検討している人は、サービス内容を絞って求人を探すことが大切です。サービス内容によって、「日勤帯のみ」「土日休み」と記載された求人数は異なります。

下記は、サービス内容別に見た新潟県における介護職の求人状況をまとめた表です。

【サービス内容別】新潟県における介護職の求人状況(2021年10月時点)
介護老人保健施設 約67件
有料老人ホーム 約84件
サービス付き高齢者向け住宅 約10件
特別養護老人ホーム 約245件
通所介護(デイサービス) 約184件
通所リハ(デイケア) 約8件
グループホーム 約83件
障がい者施設 約10件
訪問入浴 約6件
訪問看護 約1件
訪問診療 約0件

(出典:マイナビ介護職/https://kaigoshoku.mynavi.jp/

新潟県は、特別養護老人ホーム・通所介護(デイサービス)の求人数がそれぞれ200件前後となっています。特別養護老人ホームは民間企業が運営する施設より利用料金が安い、通所介護(デイサービス)は自宅で暮らしながら機能訓練などを受けられるなどの理由から、需要が高い傾向です。

新潟県の特別養護老人ホームの月収相場は約16万~32万円、通所介護(デイサービス)は約15万~33万円となっており、サービス内容によって給与差は見られません。ただし、経験の有無で給与差が出ており、いずれも未経験者の月収相場は約16万円、経験者は約18万~22万円です。経験者の待遇をよくする施設が多いため、経験者は「経験者優遇」と記された求人に応募することをおすすめします。

まとめ

新潟県は全国的に見ても高齢化率が高い都道府県で、介護職を求める施設は少なくありません。カテゴリー別に求人数を見ると職種は「介護職・ヘルパー」、雇用形態は「正社員」、サービス内容は「特別養護老人ホーム」が多くなっています。新潟県では今後も介護職需要は高まると予測されているため、求人数はさらに増加するでしょう。

「マイナビ介護職」では、求職者様の転職状況をヒアリングし、給与・勤務形態など希望条件に合った求人を提案いたします。求職者様のペースに合わせた転職サポートを行っておりますので、自分のペースで転職を進めたい人は、ぜひマイナビ介護職をご利用ください。

新潟県の介護職求人はこちら

※当記事は2021年10月現在の情報をもとに作成しています

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