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介護職の現場あるあるとは?メリットや仕事の悩みなど詳しく紹介

公開日:2020.12.04 更新日:2022.09.07
介護職で働く女性介護職の現場あるあるとは?メリットや仕事の悩みなど詳しく紹介

介護職の現場では、多くの人が経験する「あるある」が存在します。この記事では、介護職に就いている人が抱えがちな悩みや職場での共通事項について紹介します。介護職の現場におけるさまざまな内容に触れるので、今後のキャリアプランの参考としてぜひ役立ててください。

介護職のメリットあるある

ここでは、介護職のメリットに関するあるあるを紹介します。

キャリアアップを目指せる

介護職なら、働いた年数がそのままキャリアとして蓄積されます。しっかりと経験やスキルを積んでいけば、学歴に関係なくキャリアアップを目指せます。また、たとえ未経験でも正規雇用の常勤として採用される可能性が高いです。他の職種の場合、未経験から転職するとなると、派遣やパートでなければなかなか採用されないケースも多いでしょう。
介護職ならどのような状況の人でも、希望に即したキャリアを目指しやすいといえます。

復職できる

介護職は離職しても、復職しやすいといわれています。そもそも仕事そのものが嫌になって介護職を離れる人は少なく、何らかの理由で介護職を離れても後から復職する人が多いです。過去の経験やスキルを生かせるので、再び介護職の仕事を始めれば即戦力として活躍できます。

やりがいがある

介護職は介護を必要とする人をサポートする仕事であり、感謝される場面も多くあります。サービスの対価としてお金だけでなく感謝の言葉を受け取れる仕事は、それほど多くはありません。そういった点でも、介護職はやりがいを得やすくモチベーションを維持しやすいといえます。

介護職の現場あるある

ここでは、介護職の現場あるあるを紹介します。実際に経験したことがある人も多いでしょう。

介助でのあるある

食事編

利用者の食欲は、その日によって異なる場合もあります。いつも以上に食欲があると、隣に座っている利用者の食事まで完食しているケースもみられます。また、認知症の利用者の場合、食事をしたことを忘れてしまう場合もあるでしょう。食べ終わったことを説明しても納得が得られず、困った経験がある職員も多いです。

入浴編

入浴の介助をしていると、利用者から一緒に入らないかと誘われることがあります。利用者なりの気遣いを感じられる場面であり、その一言から普段とは異なるコミュニケーションにつながるケースも多いです。また、入浴介助では汗とお湯の熱気により、利用者よりも全身が濡れた状態になることもあります。

移動編

移動時に職員につかまるように伝えたところ、移動が終わっても離してくれないケースがあります。頼りにされているのは嬉しいですが、なかなか離してくれないと困ってしまいます。また、車好きな利用者は歩行器を好きな車種に例えて話すことも多いです。利用者の好きなものに関する話題のおかげで、コミュニケーションが取りやすくなります。

職員に関するあるある

介護の現場で高齢の利用者と触れ合っていると、軍歌や古い曲をいつの間にか覚えてしまいます。また、介護職では長年勤務している人も多いです。なかには、利用者よりも年上の職員が在籍している場合もあります。さらに、休日やプライベートでも、周囲に高齢者がいると気になったり、手を貸したりしたくなることもあるでしょう。

ナースコール編

介護職は常にナースコールを気にしているので、仕事以外でもついナースコールが気になってしまう人が多いです。たとえば、職場を離れているときにナースコールが聞こえるような錯覚に陥る場合もあります。コンビニの入店音など、ふとしたときに聞こえる音をナースコールと間違うケースもあります。

夜勤あるある

介護の夜勤では、急に忙しくなることもあるでしょう。忙しくないと思っていたら、急にナースコールがたくさん鳴って対応に追われるケースもよくあります。しかしながら、ナースコールで駆けつけると、利用者自身は押したことを忘れてしまっている場合も珍しくありません。

介護職での仕事の悩みあるある・解決策も紹介

ここでは、介護職での仕事の悩みあるあるを挙げ、その解決策も紹介します。

悩み1:ライフステージが変化した

結婚・育児や家族の介護をはじめとするライフステージの変化があると、それまでと同じようには仕事を続けられない場合があります。働ける時間が限られるため、介護職そのものが好きでも退職せざるを得ないケースも多いです。

解決策

ライフステージの変化によりそれまで通り働くのが難しくなったら、まずは上司に相談してみましょう。状況にもよりますが、勤務時間や曜日を調整してもらえる可能性もあります。また、それまで常勤で働いていたなら、非常勤で働ける職場へ転職することも1つの方法です。ただし、身内の介護が必要な場合、非常勤でも働くのが難しく、やむを得ず介護職を辞める人もいます。

悩み2:職場の運営方針が合わない

職場によって運営方針は異なるため、同じ介護職でも勝手が違ったり、職場の理念に納得できず悩む人も多いです。また、労働時間や休日に関する取り決めをはじめとする勤務体制も職場によってそれぞれ違います。実際に働いてみないとわからない部分もあるため、働きながら悩みがどんどん大きくなるケースもあります。

解決策

今の職場があわないと感じる場合、スキルアップの場と捉えて働きましょう。介護職としてキャリアを積みたいなら、さまざまな経験をしているほうが有利です。自分の悩みについて上司に相談することも1つの手ですが、運営方針や理念は簡単に変えられるものではありません。どうしてもあわないなら転職も検討してみてください。

悩み3:人間関係の悩み

介護職はさまざまな立場の人と触れあう仕事なので、人間関係の悩みが生まれやすいです。たとえば、職場内の他職種の人との連携がうまくいかなかったり、立場の違いによる意見の食い違いが生じたりするケースもあります。さらに、職員同士ではなく、利用者やその家族との関係をうまく構築できずに悩む場合もあります。

解決策

介護の現場で職員同士の人間関係に悩んだときは、まず介護観の違いを理解することが大切です。利用者によりよい暮らしを送ってほしいという願いは同じでも、細かい部分に関する考え方はそれぞれ違います。コミュニケーションを取りつつ、理解しあえるようにしましょう。どうしてもうまくいかないときは上司に相談したり、シフトを変更したりするのも1つの方法です。

悩み4:仕事量に関する悩み

介護の現場では全体的に人員不足が目立ちます。そのため、1人あたりの仕事量に問題があるケースも多いです。所定の業務時間内に仕事が終わらず、残業や休日出勤が慢性化している職場もあります。

解決策

仕事量が多すぎるなら、職場に対して人員の補充を求めることが大切です。現場の声をしっかりと伝えれば、対応してもらえる可能性があります。また、単に人員の補充を求めるだけでなく、業務効率化のための工夫を取り入れることも必要です。

介護職として働きやすい職場あるある

ここでは、介護職として働きやすい職場あるあるを紹介します。転職を検討している場合も参考にしてください。

医療法人や社会福祉法人が経営している

医療法人や社会福祉法人は、医療や介護に関する施設を運営するための法人です。いずれも医療や介護に特化しているため、介護職として働きやすい要素が整っているところも多いです。以下では、医療法人と社会福祉法人のそれぞれの特徴やメリットを紹介します。

医療法人による経営

医療法人は医療を扱う法人であり、デイケアや介護老人保健施設などを運営しています。各施設には医師や理学療法士などの専門家が在籍しているため、医療やリハビリに関する知識を学べる機会が多いです。介護職として働くうえでも、そのような知識を身につけていれば現場で役立てられる可能性があります。

社会福祉法人による経営

社会福祉法人は、特別養護老人ホームをはじめとする社会福祉事業を運営しています。デイサービスやグループホームなど、さまざまな施設を運営している場合もあります。同じ法人が運営している施設へ異動できる可能性もあるので、転職しなくてもさまざまな経験を積めることが魅力です。

介護職員処遇改善加算を取得している

介護職員処遇改善加算を取得している職場は、介護職にとって働きやすい可能性が高いです。介護職員処遇改善加算とは、一定の条件を満たしている事業所に対し、介護職の賃金をアップさせるための資金を支給する制度です。条件としては、職場環境の改善や介護職のキャリアアップのための環境構築などがあげられます。
また、比較的高い収入を安定的に得られる点も介護職員処遇改善加算を取得している職場のメリットといえます。

労働基準法を守っている

労働基準法では、週40時間、1日8時間の労働基準が定められています。介護職として働く職場を選ぶときは、この基準をきちんと守っているかどうかを確認しましょう。休日出勤や残業などがある場合も、労働基準法の規定に沿っているところを選ぶことが大切です。

不正な医療行為を行わせない

医療行為は、資格がないと行えないことになっています。たとえば、インスリン注射や摘便などは医療行為であり、有資格者でないと対応できません。無資格者に医療行為を行なわせる違法な職場は避ける必要があります。

10日以上の夜勤がない

夜勤専従や、特別な事情がある場合は別ですが、10日以上の夜勤がある職場は選ばないようにしましょう。夜勤の働き方がライフスタイルにあっているという人もいますが、日勤と混在する夜勤が多すぎると体調を壊す原因になります。なかには夜勤を宿直として扱う職場もあるので、実際の勤務時間をよく確認することをおすすめします。

まとめ

介護職の現場では、多くの人が似た経験をしています。介護職は大変な部分もありますが、やりがいも大きな仕事です。よりやりがいを得られる働き方をするためにも、自分にとって働きやすい職場を選びましょう。

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