社会福祉士の転職を成功に導く志望動機のまとめ方と面接での伝え方

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ハンディキャップのある方の生活支援を担う社会福祉士は、社会福祉専門職の国家資格です。
しかし、その登録者数は2003年以降ほぼ毎年10,000人以上増加しており、資格があれば就職先は安泰と考えるのは難しいのが現状です。
では、社会福祉士として自分の希望の条件に近い職場で働くためには、何が大切なのでしょうか。就職や転職の際にポイントとなる志望動機のまとめ方、面接での伝え方をご紹介します。

社会福祉士はどんな人材が求められているのか

社会福祉士は、身体的・精神的・経済的にハンディキャップを抱えている方やその家族の相談にのり、スムーズに日常生活を過ごせるようにサポートすることが主な仕事です。
その業務内容から、次のような資質を備えた人材が、求められる傾向があります。

コミュニケーション能力が高い

社会福祉士の職務は多岐にわたりますが、基本となるのは相談者の話を聞き、何に困っているのか、何を望んでいるのかを把握することです。
一人ひとりの状況を理解していなければ、的確なアドバイスや、適切なサポートを行うこともできません。また、それぞれの方の状況に応じて行政機関や医療機関との橋渡し役・調整役もこなさなければならないため、高いコミュニケーション能力が求められます。

人権を尊重し、相手の立場になって考えられる

全ての人は等しく価値ある存在であり、幸福に生きる権利を持っていると理解することは、社会福祉士が仕事をする上での前提です。そして、社会福祉士に相談する方の大半は、社会的に弱い立場に置かれている場合が多いため、相手の立場や状況に立って、物事を判断することが重要です。

柔軟性、臨機応変な対応力がある

社会福祉士の活躍の場は、高齢者支援から、障がい児や障がい者支援、子育て支援、母子家庭支援、生活困窮者支援、虐待のおそれのある子供や非行・不良行為に関わる子どもとその家族の支援まで、幅広いのが特徴です。
事情や状況は相談者それぞれに異なるため、とるべき支援方法や対策も様々です。多彩な案件に、柔軟性を持って臨機応変に対応することが求められます。

豊富な専門知識がある

社会福祉士として活躍するには、様々な悩みを抱えた、幅広い年齢層の相談者への対応が求められます。そのため、社会保障制度に関する知識はもちろん、医療をはじめ、障がいや心理学についてなど、広範な知識と経験が必要となります。

誠実さ、優しさがある

相談者の立場に立って、その痛みや苦しみ、憤りを理解することのできる、優しさと誠実さは、相談者と円滑なコミュニケーションを行う上で、必要不可欠です。
なお、企業の採用には、これらの社会福祉士としての資質があるか否かに加え、長く働ける人材であるかどうかも評価の大きなポイントとなります。

志望動機のまとめ方

社会福祉士として求められる資質が備わっていること、また長く働く意思があることを企業側に伝えるためには、履歴書に記入したり、面接で答えたりするための志望動機の内容が重要です。
ここでは、志望動機をまとめる際のポイントをご紹介します。

1 「なぜ社会福祉士として働きたいのか」を考える

「なぜ社会福祉士として働きたいのか」は、面接の際にも聞かれることの多い質問です。社会福祉士を目指した理由にまでさかのぼって、自身の価値観や仕事への思いに根ざした答えを考えることが大切です。
「人の話を聞くのが好き」「コミュニケーションが得意」などの強みも、理由のひとつとしてアピールすることができます。

2 前職の退職理由はしっかり掘り下げておく

転職の場合は、前職でどのような経験をし、そこから何を学んだのか、それは社会福祉士として働く上でどう役立つのかも掘り下げておくことが重要です。たとえば、「前職は介護職で、患者に寄り添った介護を行ってきた」という経験があるならば、優しさや柔軟性、臨機応変な対応力をアピールすることができます。

3 なぜこの施設(企業)を選んだのかを明確にする

社会福祉士として働きたいという動機は十分でも、施設(企業)を選んだ決め手が待遇や給与のみに限られると、採用側に「うちでなくてもいいのでは?」と思われてしまいます。
「障がい者福祉に●●という方法を通じてしっかり関わっていけるから」といった、同業他社ではなくその施設(企業)ならではの理由を伝えることが重要です。

4 エピソードを交えて、わかりやすく伝える

ただ「社会福祉に興味がある」と言うよりも、下記のような具体的なエピソードを交えることで、わかりやすく、説得力のある志望動機になります。

<志望動機例>

地域活動で、障がいのある方と一緒にバリアフリートイレについて考える機会があり、様々な不便があることを知った。そこからボランティア活動を通して数々の障がいのある方と出会ったことがきっかけで、生活のサポートをしていきたいと思うようになった。

面接では何をアピールするべきか?

履歴書や職務経歴書などを基に、面接ではいろいろな質問をされますが、よく聞かれるのは「志望動機」「将来のビジョン」、そして転職の場合は「前職の退職理由」の3点です。
これらがお互いに矛盾せず、ひとつのストーリーとしてつながっていることがポイントとなります。

1 志望動機

たとえば前職も社会福祉士で、退職理由として「専門性を高めたい」と言っているにもかかわらず、業務内容があまり変わらない施設への転職を希望しているような場合は、採用側からは「また同じことの繰り返しになるだけでは?」と思われてしまう可能性が高いでしょう。転職により退職理由が払拭されるかどうかは、必ずチェックしましょう。

2 将来のビジョン

どの企業でも通用する答えになってしまわないために、働きたい職場の社会的な位置付けや役割を事前に調べ、「そこで何がしたいのか」を考えておくことが重要です。
将来のビジョンをしっかり示すことは、「この人は、うちで長く働いてくれそうだ」という評価にもつながります。

3 前職の退職理由

退職理由を聞かれたとき、以前の職場への不満や愚痴などの、後ろ向きな表現はできる限り避けることをおすすめします。自身の印象も悪くなり、採用側からは、不平が多く、組織に向いていない人物と評価されてしまう要因になりかねません。志望動機に続くような、前向きな理由を考えることが大切です。

また、面接の最後に、面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれる場合があります。ここで、「特にありません」と答えたり、給与や休みなどの条件面について真っ向から尋ねたりするのは、避けたほうが無難です。この時間は、実際に働く社員の声を聞くことができるチャンスと捉え、社風や教育体制、求められる能力、マニュアルの有無などについて尋ねるなど、働く意欲をアピールできる質問をするのがおすすめです。

面接の服装・マナー

社会福祉士は、ハンディキャップのある方やその家族とともに支援を行う行政機関、医療機関などを橋渡しする存在です。そのため、人に不愉快な思いをさせる服装や態度の人物では、業務に支障をきたします。面接時は、服装や態度、社会人としてのマナーができているかどうかという点も、しっかりチェックされています。

服装はスーツが基本となり、時間厳守が鉄則です。面接中は、緊張から声が小さくなったり、面接官と目を合わせずに話したりしてしまいがちですが、まずはしっかりと目を合わせて笑顔で挨拶することから始め、はっきりとした声で話すことを心掛けましょう。それだけで、面接官に与える印象も変わってきます。

面接対策にはマイナビ介護職をご利用ください

志望動機を掘り下げたり、面接の練習をしたりするのは、一人では難しい場合もあります。そのため、転職を成功させるには、転職のプロでもあり、介護職専門のエージェントの力を借りることもおすすめです。

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