介護・福祉の求人・転職なら【マイナビ介護職】

【福島県】介護職の求人動向は?有効求人倍率や実際の求人状況も紹介

公開日:2022.11.29 更新日:2022.11.29

福島県は、東北地方の南端に位置する都道府県です。会津地方・中通り・浜通りの3つのエリアに分類され、ウィンタースポーツが楽しめたり、商業施設が立ち並んでいたり、海産物が豊富に採れたりするなど、各エリアで特徴は異なります。

福島県は高齢化が進行しており、2021年6月時点における高齢化率は32.6%となっています。時期は異なるものの、2020年10月時点における全国の高齢化率は28.8%であり、福島県は高齢化が進んでいる都道府県と言えます。

(出典:福島県「過去の結果(年齢(5歳階級)別推計人口)」/https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11045b/15859.html

(出典:内閣府「令和3年版高齢社会白書(全体版)」/https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2021/zenbun/03pdf_index.html

この記事では、徳島県における介護職の求人動向・カテゴリー別の求人状況を紹介します。福島県で介護職として働くことを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

1. 【福島県】介護職の求人動向

近年は、少子高齢化が全国的に加速しており、介護サービスを求める高齢者が少なくありません。実際に福島県には、2021年6月時点で要介護・要支援認定者が115,856人暮らしており、将来的にも介護サービスを必要とする人は増える見込みです。そのため、福島県には、介護人材を求める施設が数多くあります。

(出典:厚生労働省「介護保険事業状況報告(令和3年6月分)」/https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/jigyo/m21/2106.html

ここからは、福島県における介護職の求人動向を「有効求人倍率」「採用率・離職率」「介護職需要が高い理由」の3つに分けて紹介します。

1-1. 全国と福島県の有効求人倍率

介護職の有効求人倍率は、極めて高い数値となっており、全国平均は4.45倍となっています。この数値は、介護職に就きたい人に対して約4件の求人があることを示し、求職者は複数の施設を比較して転職できる状況です。

下記は、都道府県別の有効求人倍率をまとめた表です。

【都道府県別】介護職の有効求人倍率(※2019年11月時点)
【全国平均】 4.45
北海道 3.34
青森県 3.10
岩手県 2.70
宮城県 4.13
秋田県 3.06
山形県 3.28
福島県 3.57
茨城県 5.06
栃木県 3.97
群馬県 4.46
埼玉県 5.62
千葉県 4.67
東京都 7.39
神奈川県 5.36
新潟県 3.58
富山県 4.97
石川県 4.27
福井県 4.34
山梨県 2.71
長野県 3.53
岐阜県 5.80
静岡県 4.50
愛知県 6.77
三重県 4.76
滋賀県 3.58
京都府 4.40
大阪府 5.70
兵庫県 4.56
奈良県 5.87
和歌山県 3.04
鳥取県 2.89
島根県 3.02
岡山県 4.49
広島県 4.37
山口県 3.55
徳島県 3.68
香川県 3.67
愛媛県 4.36
高知県 2.83
福岡県 3.60
佐賀県 3.07
長崎県 2.81
熊本県 3.77
大分県 2.80
宮崎県 2.75
鹿児島県 2.98
沖縄県 2.74

(出典:厚生労働省「介護分野における特定技能について」/https://jicwels.or.jp/wp-content/uploads/2020/01/2.介護分野における特定技能について(厚生労働省).pdf

福島県における介護職の有効求人倍率は、全国平均よりは低くなっています。しかし、東北地方では、宮城県の4.13倍に次いで2番目に高い数値です。

また、全国的に介護職の有効求人倍率を見ると3.5倍未満の都道府県も多く、福島県の3.57倍は決して低くありません。

1-2. 福島県の採用率・離職率

採用率・離職率も有効求人倍率と同様に、転職を検討している人は知っておくべき数値です。採用率から離職率を引くと、業界全体における人材の増減を把握できます。

下記は、東北地方における介護職の1年間の採用率・離職率・増加率をまとめた表です。

【東北地方】介護職の1年間の採用率・離職率・増加率(※2020年10月時点)
採用率(%) 離職率(%) 増加率(%)
【全国平均】 16.0 14.9 1.1
【東北地方平均】 13.7 13.8 -0.1
青森県 13.0 12.6 0.4
岩手県 13.6 13.4 0.2
宮城県 17.0 13.9 3.1
秋田県 13.5 13.5 0.1
山形県 12.9 12.5 0.4
福島県 12.6 17.2 -4.6
※備考
・1年間の採用率=1年間の採用者数÷1年前の在籍者数×100
・1年間の離職率=1年間の離職者数÷1年前の在籍者数×100
・介護職3職種(訪問介護職員・介護職員・サービス提供責任者)の統計

(出典:公益財団法人介護労働安定センター「―令和2年度 介護労働実態調査結果について―」/http://www.kaigo-center.or.jp/report/2021r01_chousa_01.html

福島県は、採用率より離職率のほうが上回っているため、総合的に見ると介護職に就く人材は減少傾向にあります。

福島県では2020年10月に「福島県介護人材確保戦略」を策定し、介護人材を確保する取り組みに力を入れている状況です。同制度では、魅力ある職場づくりに力を入れており、「キャリアパスの構築」「ICTの導入支援」などが進められています。

(出典:福島県「福島県介護人材確保戦略」/https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/499810.pdf

福島県は介護人材の確保に特化した制度を設けているため、将来的に採用率は上昇し、離職率は低下する見込みです。

1-3. 福島県の介護職需要が高い理由

福島県の介護職需要が高い理由は、高齢者の介護を担う若手の人口が減少すると予測されているためです。

2021年6月時点における、福島県の総人口は1,808,992人であり、そのうち高齢者人口は582,729人となっており、高齢化率は32.6%です。一方で、今後25年で高齢者になる40~64歳の人口は597,562人、社会を支える0~39歳の人口は606,122人となっています。

(出典:福島県「過去の結果(年齢(5歳階級)別推計人口)」/https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11045b/15859.html

仕事・育児を行いながら在宅で介護をすることが困難な人・世帯が増える可能性が高く、福島県では介護職の需要が今後もさらに高まる見通しです。

2. 【カテゴリー別】福島県における介護職求人の状況

「マイナビ介護職」は、介護職に特化した転職エージェントです。利用者1人ひとりに専任のアドバイザーが付き、求職者様の求人状況をヒアリングのもと最適な求人情報を提案いたします。すべてのサービスを無料で利用できるため、サポートを受けながら転職を進めたい人は、ぜひマイナビ介護職をご利用ください。

ここからは、マイナビ介護職に掲載されている福島県の求人状況を職種・雇用形態・サービス内容に分けて紹介します。

2-1. 【職種別】福島県の求人状況

福島県の施設からは、サービス管理責任者以外の求人が複数出されており、特に「介護職・ヘルパー」「ケアマネジャー」「生活相談員」の求人は探しやすくなっています。

下記は、職種別に見た福島県の介護職の求人件数をまとめた表です。

【職種別】福島県における介護職の求人状況(2021年10月時点)
介護職・ヘルパー 約433件
生活相談員 約42件
看護助手 約16件
ケアマネジャー 約50件
サービス提供責任者 約3件
施設長 約1件
サービス管理責任者 約0件

(出典:マイナビ介護職/https://kaigoshoku.mynavi.jp/

福島県における介護職の求人の特徴は、職種ごとに特色が異なることです。たとえば、介護職・ヘルパーは年間休日が多い求人が、生活相談員は駅周辺に開設されている施設からの求人が複数見られます。

福島県の介護職の月給相場は、介護職・ヘルパーや看護助手など、主に入居者の食事・排せつ介助を行う職種では大きな差はありません。一方で、専門の資格が必要なケアマネジャー・利用者・スタッフ・施設の管理を行う施設長は25万円以上の月給を支給することを記載した求人がほとんどです。賞与を含めると、年収400万円以上になる求人も少なくありません。

そのため、キャリアップを目指したい人は、ケアマネジャー・施設長の求人を調べることをおすすめします。

2-2. 【雇用形態別】福島県の求人状況

雇用形態によって、手当・福利厚生の充実度合いは異なります。基本的には、「正社員」「契約社員」「非常勤・パート」の順で、待遇面が整っています。

下記は、雇用形態別に見た福島県における介護職の求人状況です。

【雇用形態別】福島県における介護職の求人状況(2021年10月時点)
正社員(正職員) 約397件
契約社員(職員) 約57件
非常勤・パート 約112件

(出典:マイナビ介護職/https://kaigoshoku.mynavi.jp/

福島県では、正社員向けの求人は各エリアで見つけられます。一方で、契約社員向けや非常勤・パート向けの求人は、福島市・郡山市・いわき市など一部の市部に集まっている傾向です。

福島県の給料相場は雇用形態によって異なり、正社員の月給は約20万円、契約社員の月給は約17万円、非常勤・パートの時給は約1,000円です。また、市部や郡部で給料差が広がることはなく、福島県ではどのエリアに在住している人であっても同等の給与を得られます。

2-3. 【サービス内容別】福島県の求人状況

同じ介護職であってもサービス内容が異なると、夜勤の有無・仕事内容に若干の違いが見られます。

下記は、サービス内容別に見た福井県における介護職の求人状況をまとめた表です。

【サービス内容別】福島県における介護職の求人状況(2021年10月時点)
介護老人保健施設 約54件
有料老人ホーム 約37件
サービス付き高齢者向け住宅 約3件
特別養護老人ホーム 約82件
通所介護(デイサービス) 約84件
通所リハ(デイケア) 約14件
グループホーム 約124件
障がい者施設 約5件
訪問入浴 約4件
訪問看護 約0件
訪問診療 約0件

(出典:マイナビ介護職/https://kaigoshoku.mynavi.jp/

福島県の介護職求人をサービス内容別に見ると、グループホームの求人は100件以上掲載されている一方で、訪問看護・診療の求人は0件と偏りが出ています。しかし、他の都道府県でも福島県と同様に求人数の偏りは出ているため、福島県のみ特殊というわけではありません。

福井県で最も求人数が多いグループホームの求人のうち、約半数が「資格経験不問者歓迎」と記載されています。未経験者・無資格者を採用する施設では、丁寧に業務内容を教える体制が整えられているため、介護に関する知見がない人でも安心して仕事を始めやすい傾向です。

まとめ

福島県の有効求人倍率は全国平均を下回りますが、「福島県介護人材確保戦略」を策定し、介護人材の確保に力を入れています。福島県における介護職の求人数を職種別に見ると介護職・ヘルパーが、雇用形態で見ると正社員が、サービス内容で見るとグループホームが多くなっています。

「マイナビ介護職」は、利用者満足度No.1の実績を誇る介護職転職エージェントです。求職者様の希望に沿った求人の提案・履歴書などの添削・条件面の交渉などを、すべて無料で行っております。充実したサポートのもと転職活動を進めたい人は、ぜひマイナビ介護職へお問い合わせください。

福島県の介護職求人はこちら

※当記事は2021年10月現在の情報をもとに作成しています

"マイナビ介護職"では、完全無料で
あなたの転職をお手伝いします。
ぜひお気軽にご相談ください!

未経験でも大丈夫!初めての介護職で転職が不安なあなたへ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

おすすめの求人特集

新しい場所で働きたい!オープニングスタッフ募集

収入をアップさせたい!高収入特集

休みが多い方が良い!年間休日110日以上特集

住宅補助が手厚いから安心!住宅手当付き特集

関連記事

ロングショートステイとは|介護職スタッフとして働く魅力も解説
転職市場
公開日:2023.10.03 更新日:2023.10.04

ロングショートステイとは|介護職スタッフとして働く魅力も解説

ロングショートステイとは、ショートステイのサービスを例外的に長期間にわ...(続きを読む)

介護の仕事の実態とは?離職率・大変な点・仕事内容・やりがいを解説
転職市場
公開日:2023.09.28 更新日:2023.09.28

介護の仕事の実態とは?離職率・大変な点・仕事内容・やりがいを解説

介護の仕事は、「大変な仕事だ」と言われることがあります。体力的な負担が...(続きを読む)

リハビリ特化型デイサービスとは?特徴や仕事内容・やりがいを解説
転職市場
公開日:2023.09.21 更新日:2023.10.13

リハビリ特化型デイサービスとは?特徴や仕事内容・やりがいを解説

日本の高齢化が進行する中、リハビリ特化型デイサービスの需要も高まってい...(続きを読む)

ケアハウスとは?種類・サ高住との違い・人員配置を解説
転職市場
公開日:2023.07.05 更新日:2023.07.05

ケアハウスとは?種類・サ高住との違い・人員配置を解説

ケアハウスとは、自立生活の難しい60歳以上の方が無料・低額の利用料で入...(続きを読む)

転職サービスのご紹介