腰痛に悩む人でも介護職に転職・復帰できる?腰痛の対策方法も紹介

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腰痛に悩む女性介護士

介護職は移乗介助や入浴介助など、腰への負担がかかりやすい業務内容が多いため、腰痛を抱えている人は少なくありません。腰痛を抱えながら取り組む介護の仕事は肉体的につらく、介護職を離れようと考えている人が多い傾向です。

この記事では、腰痛に悩む人が介護の仕事に転職・復職する方法と、腰痛予防のストレッチについて紹介します。腰痛を抱えながら介護の仕事に携わっている人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

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介護職からの退職理由のひとつとされる「腰痛」

令和元年度の「介護労働実態調査」によると、介護職の29.5%が「身体的負担が大きい」ことを介護の仕事における悩み・不満に挙げています。介護職の悩み・不満として、人手が足りない・給与が低いことに続いて、身体的な負担への不満は3番目に多いという結果です。
(出典:介護労働安定センター「令和元年度「介護労働実態調査」の結果」/http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2020r02_chousa_kekka_0818.pdf

業種別の腰痛発生割合は、介護職を含む「保健衛生業」が約24%と最も発生頻度が高く、ほかの業種と比べて介護職は腰痛を経験している人が多いことがわかります。
(出典:厚生労働省「介護業務で働く人のための腰痛予防のポイントとエクササイズ」/https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000041110_3.pdf

介護施設で働く介護福祉士を対象にした腰痛に関する研究報告では、74.7%にあたる介護福祉士が腰痛であるという結果となっています。男女別にみると、男性の70.9%、女性の76.5%で腰痛を訴えているという状況です。
(出典:日本介護福祉士会「介護福祉士の腰痛に関する研究─勤務年数4群からの検討─」/http://www.jaccw.or.jp/gakkai/files/journal/no20-21/5%E3%80%80%E6%AD%A6%E7%94%B0%E5%95%93%E5%AD%90.pdf

①介護の仕事で腰痛に悩まされる原因

介護の仕事に就いている人の多くが、腰痛に悩まされています。腰痛を抱える原因としては、以下のものがあります。

・介助動作や作業時に、中腰の姿勢を取る・人を抱えるなど、腰に負担がかかりやすい姿勢・動作となることが多いため
・身体的な疲労や人間関係などの精神的なストレスが日頃から積み重なっており、身体へかかる負担が大きいため
・立ち続けている時間が長く、休憩を取ることができないため
・夜勤の回数が多く、勤務時間が長いことで、疲労がたまりやすいため
・介護者自身が、姿勢や肥満などの身体的な問題を抱えているため

介護者自身が腰痛の原因を抱えている場合もありますが、多くの場合は介護の仕事に伴う原因によって、腰痛が引き起こされています。そのため、腰痛は介護現場で働く人にとって、職業病のひとつであるといえます。

【介護職向け】腰痛を和らげるストレッチ

腰痛が悪化しないように、日頃から体操やストレッチを行うことが大切です。腰痛を抱える人は、腰に負担がかかりやすい身体となっているため、一度痛みが和らいだとしても症状が繰り返します。

特に、腹筋や背筋の筋力が弱い・バランスが取れていない人や、骨盤周囲の柔軟性が低い人は、腰痛が起こりやすい傾向にあります。ここでは、腰痛を予防するストレッチ・体操を5つ紹介するため、ぜひ参考にしてください。

①腹筋の筋力強化ストレッチ
背もたれのある椅子に深く腰掛け、背中を付けた状態で、太ももの裏を椅子の座面から離すように膝を曲げたまま右足を上げます。右足を挙げた状態で10秒間、静止してください。次に、左足を同様に10秒間上げます。左右交互に10回繰り返してください。

②背筋の筋力強化ストレッチ
うつ伏せに寝ころび、下腹部の下に丸めたバスタオルや枕を置きます。床から胸が離れるように顎を引いた状態で上体を起こし、5秒間静止してください。背中を反らしすぎてしまうと腰痛を悪化させるため、注意しましょう。

③お尻の筋肉のストレッチ
仰向けに寝た状態で、片方の足を抱えて膝を胸に付けるように曲げて、ゆっくりと10秒数えます。もう一方の足は、軽く膝を曲げておいても良いです。息を吐きながらゆっくりとお尻の筋肉を伸ばしましょう。

④太ももの筋肉のストレッチ
椅子に座って片足の膝を伸ばして前に出し、足首を両手で触るように身体を下へと曲げて、10秒間静止しましょう。片方の膝は、軽く曲げておいてください。10秒間静止した後は体勢を戻します。椅子から立ち上がり、片膝立ちしてください。膝を地面に付けている方の足を少し後ろに引きます。前に出している足の膝に両手を置き、身体を前に押し出して、後ろの足の付け根を伸ばしましょう。伸ばした状態で、10秒間静止します。

⑤背中の筋肉のストレッチ
四つ這いの姿勢となり、息を吸いながら背中を丸めます。次に、息を吐きながら背中を反らしましょう。動作はゆっくりと行い、腰よりも背中から胸にかけてを動かすように意識してください。

腰痛を抱えていても介護の仕事に転職・復帰できる

腰痛を抱えながら介護職を続けることに、不安を持つ人は少なくありません。しかし、腰痛を抱えていても、介護職への転職や復職は可能です。

ここでは、腰痛を持っている人が介護の仕事に転職・復帰するときのポイントについて解説します。現在、介護の仕事を行っており、腰痛に悩まされている人も、ぜひ参考にしてください。

①自立している利用者が多い施設を選ぶ

介護施設によって、利用者の介護度は異なります。特別養護老人ホームや介護老人保健施設は介護度が高い人の割合が多く、移乗介助や入浴介助は日常的です。

しかし、自立している高齢者が多い施設では、移乗介助や入浴介助の頻度が少なく、腰への負担を減らして働けます。そのため腰痛を抱えている人は、介護度の低い人が中心のサービス付き高齢者向け住宅やケアハウスなどが、職場としてはおすすめです。

②職員の腰痛対策が取られている施設を選ぶ

介護施設の中には、職員の腰痛対策に力を入れているところもあります。腰痛予防のために、介護ロボットスーツなどの機器を導入している施設も存在します。

また、腰痛を防止するために、介護技術の向上を目指して、研修やマニュアルが用意されている施設も少なくありません。腰痛を抱えている人は、腰痛対策に力を入れている施設を転職先に選ぶことがおすすめです。

③ケアマネジャーや生活相談員の仕事を選ぶ

直接的に身体介護を行う現場の介護スタッフではなく、ケアマネジャーや生活相談員などの職種を選択することも、腰への負担を軽減して働く方法のひとつです。また、管理者やサービス提供責任者はマネジメント業務が中心であるため、現場の仕事が少なくなります。

ただし、いずれの場合も介護職としての経験や専門の資格が必要であるため、現時点で資格を持っていない人にとっては、転職は困難です。ケアマネジャーとして働くためには介護支援専門員の資格が、生活相談員として働くためには社会福祉士や精神保健福祉士の資格が必要となります。

現時点で資格を持っていない場合は、腰痛に配慮しながら介護職を続けて、資格取得を目指しましょう。介護・福祉系の資格の多くは、実務経験の期間を受験資格とするため、介護の仕事を続けることがおすすめです。

腰痛を抱えながら介護の仕事に転職・復帰するためには、求人情報を十分に調べて、腰痛を悪化させることなく働けるか確認する必要があります。施設見学などを行い、施設入居者の介護度や、施設の腰痛対策を確認して、働けるか否かを判断しましょう。

また、腰痛を抱えている人は、「マイナビ介護職」のキャリアアドバイザーに相談することがおすすめです。キャリアアドバイザーに自分の希望を伝えることで、自分にとって働きやすい職場を紹介してもらえます。マイナビ介護職を利用して、腰痛を悪化させることなく、介護の仕事に転職・復帰しましょう。

まとめ

介護職で働く人の約7割は、腰痛を抱えながら介護の仕事に取り組んでいます。介護職が腰痛を抱えやすい原因には、介護特有の動作や精神的なストレスなど、さまざまな要素があります。

介護の仕事で働きながら腰痛を軽減するためには、腰痛予防に力を入れる施設や介護度の低い利用者が中心の施設に転職することがおすすめです。 マイナビ介護職には腰痛に悩んでいる人でも活躍できる求人が掲載されているため、希望の求人はないか、情報を集めてみてはいかがでしょうか。

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