新卒で介護の仕事をするメリット|もったいないと言われる理由や解説

公開日:2026.02.23 更新日:2026.02.23
新卒で介護の仕事をするメリット|もったいないと言われる理由や解説

介護業界は少子高齢化の進行により、今後ますます需要が拡大していく分野ですが、新卒で介護業界に進むことに対し「もったいない」などの声を耳にする人もいるかもしれません。

実際には、若い世代だからこそ発揮できる体力や将来性は、介護の現場で大きな武器になります。当記事では、新卒で介護業界に就職する際の主なメリットと、初めての職場を選ぶためのポイントを紹介します。介護業界に興味がある方はぜひ参考にしてください。

1. 介護業界に新卒で就職するメリットは?

介護業界は、少子高齢化が進む現代において、ますます需要が高まっている分野です。新卒で介護の道を選ぶことに不安を感じる方もいるかもしれませんが、実際は新卒ならではの強みを生かせる場面が多く存在します。

ここでは、介護業界に新卒で就職する3つの主なメリットを詳しく解説します。

1-1. 専門性を高められる

介護の仕事は、ただ身体介助を行うだけではありません。利用者さん一人ひとりの身体状況や性格、生活歴を理解し、それに応じたケアを提供するためには、医療・福祉・心理・生活支援などさまざまな専門知識が求められます。新卒で介護職として働き始めれば、早い段階から現場での経験を積むことができ、専門的な知識を体系的に身につけられます。

また、介護業界では資格取得支援制度を整えており、実務経験を積みながら介護福祉士国家資格やその先の認定資格の取得を目指せる職場も多くあります。若いうちからキャリアをスタートさせると、長期的に専門性を磨き、介護のプロフェッショナルとして成長していける点は大きなメリットです。

1-2. 体力を生かせる

介護の仕事には、利用者さんの身体を支えたり、移動を手伝ったりと、体力が必要な場面が少なくありません。また、介護施設によっては夜勤が発生する場合もあります。年齢の若い新卒の人材は、体力が必要な場面で非常に頼りにされます。

また、体力があると一日の業務を安定してこなせるだけでなく、利用者さんに対しても安心感を与えられます。高齢者の利用者さんはもちろん、周りのスタッフとの信頼関係の構築にもつながるため、体力に自信のある方はその強みを十分に活かせるでしょう。

介護業界では、元気で明るく動ける若手人材が常に求められており、新卒ならではのフレッシュさも大きな武器になります。

1-3. マネジメント経験を積める

介護業界では現場経験を重ねるにつれて、チームをまとめたり、職員の指導にあたったりするマネジメントの機会が多くあります。新卒から長く勤務を続けることで、20代のうちにサブリーダーや主任といったポジションを任されるケースも珍しくありません。

介護施設は、多職種が連携しながらサービスを提供するため、現場の調整力やリーダーシップが重要視されます。業務の効率化や職場の雰囲気づくり、利用者対応の質の向上など、幅広いスキルを実践的に身につける必要があります。

マネジメント能力は、介護業界内に限らず、他業界でも生かせる汎用性の高いスキルです。新卒からの積み重ねにより、30代で施設長などの管理職に登用されるケースもあり、将来的なキャリア形成の観点でも大きなメリットだと言えます。

2. 新卒で介護業界はもったいないと言われる理由は?

新卒で介護業界に進むと決めたときに、「もったいない」と言われてしまった方もいるかもしれません。これは主に、給与水準や労働環境、学歴との関係などが原因ですが、そうした見方が必ずしも正しいとは限りません。ここでは、新卒で介護業界はやめたほうがいいと言われてしまう理由と実情を解説します。

2-1. 給与水準が低いため

令和4年度の厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、介護職の平均月収は約376万円となっており、他業種と比較してやや低い傾向にあります。特に新卒で入職したばかりの段階では、生活に不安を感じる人も少なくないかもしれません。

(出典:e-Stat「賃金構造基本統計調査」
/ https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&stat_infid=000040247864

しかし、介護業界では現在、国による処遇改善加算制度が導入され、手当の充実が進んでいます。また、各自治体によっては独自の補助金制度が設けられているケースもあります。

給与が低いという印象だけで判断せず、職場選びをしっかり行ったり、キャリアアップを目指したりすることによって、収入面を安定させることは十分に可能です。

2-2. 仕事内容が大変なため

介護の現場では、身体的な介助や精神的なケアなど、日々の業務に体力や気力が求められます。利用者さんごとに最適な対応は異なるため、マニュアル通りにいかない難しさや、想定外の対応に追われることもあるでしょう。そのため、「大変な仕事」という印象を持たれることが少なくありません。

しかしその一方で、介護の現場には確かな「やりがい」も存在します。利用者さんからの「ありがとう」の言葉、日々の変化をともに喜べる瞬間、自身の成長を実感できる機会など、他の職種では味わえない感動や充実感があります。困難を乗り越えることで、人間的にも大きく成長できるでしょう。

2-3. 福利厚生がよくないため

介護業界に対しては「福利厚生が手薄」といったイメージを持たれることがあります。たしかに、一部には福利厚生が整っていない事業所も存在し、有給取得率や産休・育休の取得状況などに課題を感じる場面もあるかもしれません。

しかし、介護業界全体で待遇改善への取り組みが進んでおり、特に大手法人や社会福祉法人を中心に福利厚生が整備されている傾向にあります。住宅手当、資格取得支援、育児・介護休暇制度などを導入している職場も増えてきました。

福利厚生については職場によって大きく差があるため、就職前の情報収集や見学が大切です。福利厚生の充実した施設を選べば、安心して長く働き続けられるでしょう。

2-4. 学歴を生かしにくい仕事のため

介護業界では、学歴にかかわらず意欲や人柄を重視して採用されるケースが多いため、「せっかくの学歴が生かされないのでは」と不安に思う方もいるかもしれません。特に、大学で一般教養やビジネス系の勉強をしてきた方にとっては、その知識が直接生かせないと感じることもあるでしょう。

一方で、福祉系の学部・学科を卒業した人にとっては、学んできたことを実践できる絶好の場所です。若いうちから業界に入ると、将来的な管理職への道も開け、学歴と実務経験のどちらも生かしたキャリア形成が可能です。

3. 新卒で介護業界に入るときの職場選びは?

新卒で介護業界に就職する場合、最初に選ぶ職場はその後のキャリアに大きく影響します。介護の仕事は人と向き合う職業であり、職場環境や教育体制が整っていないと、離職につながってしまう可能性もあります。そのため、職場選びはとても大切です。

職場を選ぶ際は、次の点をチェックしましょう。

・新人の教育体制
新卒の場合、実務経験がないことがほとんどのため、教育体制が整っている職場だと安心です。先輩職員がマンツーマンで指導してくれる制度があるか、定期的な研修やフィードバックの機会が設けられているかなどを確認しましょう。業務の流れや介助技術だけでなく、精神的なケアを含めた総合的な支援がある職場であれば、長く働き続けられます。

・社風や経営方針
施設によって雰囲気や価値観は大きく異なります。職員間のコミュニケーションが円滑か、上下関係に無理がないか、意見を出しやすいかといった点は、働きやすさに直結します。また、法人としての経営理念や今後のビジョンによっても職場の雰囲気が左右されます。

・働きやすさ
勤務シフトの柔軟性や残業の有無、有給取得のしやすさなどもチェックポイントです。就職説明会や職場見学を通じて、実際の職員の様子や声に触れることで、働きやすい環境かどうかを見極める手がかりになります。

・利用者さんの様子
施設を訪れた際は、利用者さんの表情や雰囲気にも注目しましょう。良い施設では利用者さんが穏やかに過ごしていることが多く、職場全体の人間関係の良さが伝わってきます。利用者さんと職員の自然なやりとりを見ることで、その施設がどれだけ人を大切にしているかが分かります。

まとめ

新卒から介護の仕事を始めることで、早期に専門性を磨いたり、マネジメント経験を積んだりと、将来にわたるキャリアを計画的に築けます。職場を選ぶときは、教育体制や社風、働きやすさといった点をしっかり見極めましょう。

介護業界での仕事に興味がある方は、ぜひマイナビ介護職にご相談ください。業界に精通したキャリアアドバイザーが、希望に合った職場を探すためのサポートを行います。

※当記事は2025年4月時点の情報をもとに作成しています

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