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地元で介護の仕事がしたい!介護職Uターン転職のメリットとデメリット

公開日:2020.02.21 更新日:2022.05.27

生まれ育った土地を離れて仕事をしている方が、地元に戻って働く「Uターン転職」。親の介護や結婚など、Uターンを考えるきっかけは様々です。 しかし、これまで築いたキャリアを捨ててゼロから出直すことに対する不安や、収入がダウンするのではないかという心配から、なかなかUターン転職に踏み切れない方も少なくありません。

今回は、介護職がUターン転職するメリットと、Uターン転職をするにあたって知っておきたいリスクを踏まえ、成功するための秘訣をご紹介します。

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介護職がUターン転職を考える4つの理由

生まれ故郷以外で働いていた方が、何らかのきっかけで現在の職場を辞め、地元に戻って働くことをUターン転職といいます。通常の転職が、会社や職種を変えることであるのに対し、Uターン転職にはライフスタイルの変更も伴います。

代表的なのは、地方で生まれた方が東京や大阪といった都心部で働き、何らかのきっかけで地元に戻って再就職するというケースでしょう。介護職は、都心はもちろん、人口減少と高齢化が顕著な地方でもニーズがあり、他の職種に比べて再就職しやすい傾向であることから、Uターン転職を考える方は多いようです。
では、どのようなきっかけで、介護職の方はUターン転職を考えるのでしょうか。代表的な理由は4つあります。

1 親の介護

就職して数年が経ち、生活が安定し始める頃になると、離れて暮らす両親に年齢的な問題が出てくることがあります。
両親のどちらかが体調を崩したことをきっかけに「せっかく自分も介護職だし近くに住んで支えたい」と思い始める方もいれば、生活に不安を感じた親から「戻ってきてほしい」といわれることもあるでしょう。
介護が必要な親のために頻繁に都心と地元を往復したあげく、心身ともに疲弊してUターン転職を選ぶというパターンもあります。

2 通勤のストレス

都心では、通勤ラッシュを避けて通ることはできません。
満員電車に1時間以上揺られるような生活に疲れて、「職住近接」が実現しやすく、通勤時のストレスを軽減できる地元へのUターン転職を選択する方は多くいます。

3 住居費が高い

都心では、住宅にかなりのコストがかかります。都内でそれなりの住環境を確保しようとすれば、ワンルームでも60,000円は下りません。
比較的、家賃が安い郊外に家を借りて職場に通うにも、特に交替制勤務の介護職では限界があるでしょう。
どうしても、高い家賃を払って施設の近くに住まざるをえないということも考えられます。
基本的に、地方は都心と比べて家賃相場が低いため、Uターン転職をすれば住居費を抑えられる可能性が高くなります。
地元で両親と同居することで、住居費が抑えられる場合もあるかもしれません。

4 子育ての環境

「子供が小さいうちは、自然の中でのびのび育てたい」と考えてUターン転職する方もいます。
特に、自身が育った環境に良い思い出がある方や、都心で過熱する受験戦争に疑問を感じている方などは、こうした傾向が強いでしょう。

介護職がUターン転職をするメリット

「良さそうだ」と思っても、なかなか最初の一歩を踏み出しにくいUターン転職。実は、多くのメリットがあります。
具体的な例をご紹介しましょう。

都心に比べて住居費が抑えられる

将来に備えて少しでも貯金したいという方や、これから子育てにお金がかかるという方にとって、都心の住居にかかるコストは大きな問題です。
地方では、都心より安い家賃で広々とした住まいを借りたり手に入れたりすることができ、住宅費を抑えることが可能でしょう。

通勤ストレスがない

地方では職住近接が可能で、通勤にかかる時間も自転車や車で数分ということが少なくありません。
通勤ラッシュの満員電車に乗らなくて済むのは大きなメリットでしょう。
通勤時間が大幅に短縮されるので、これまで通勤にかかっていた時間を、有意義に使うことができます。

介護の負担が軽減される

両親の介護が必要な場合、同居する、もしくは近くに住むことによって、遠方からの長距離移動など介護にかかる肉体的・金銭的負担が軽減されます。

なじみのある土地で働ける

まったく土地勘のない場所で仕事を始める場合、地域独特の風習や習慣に戸惑うことがありますが、生まれ育った土地なら問題なくなじむことができます。
都心の暮らしに違和感を覚えていた方は、地元に帰ることでより自分らしく生きることができるかもしれません。

正社員になれる可能性が高い

Uターン転職にあたって心配なのが、地元で職が見つかるのかということでしょう。しかし、人口の流出が続く地方の介護の現場では、人材の確保が喫緊の課題です。
給与水準は都心ほど高くはありませんが、長く働いてもらうために待遇を充実させ、職員を正社員として雇用する施設が多い傾向があります。

介護職がUターン転職するデメリットやリスク

メリットが多いUターン転職ですが、もちろんデメリットがないわけではありません。
具体的には、以下のようなリスクに注意が必要です。

年収が下がる

基本的に、年収が高いのは東京都をはじめ神奈川県、大阪府、愛知県といった大都市圏で、地方に行けば行くほど下がる傾向にあります。
介護職で正社員という安定した雇用を手に入れたとしても、年収は大幅にダウンしてしまうかもしれません。
Uターン転職を決める前に、住居費や教育費、両親の介護費用といった生活に最低限必要なコストを割り出し、転職先の年収で無理なく生活できるか検討しましょう。

求人の選択肢が少ない

人手不足で介護職のニーズが高いのは都心も地方も同様ですが、地方では施設の数が限られるため、勤務地の選択肢が少なく、募集人員も限られます。最も条件に合う職場で採用に至らなかった場合、他の転職先の候補がなかなか見つからなかったり、かなり離れた場所まで通わざるをえなかったりする可能性があります。
また、働き始めた後で人間関係や労働環境に悩んでも、再転職先が見つかりにくいという点も、リスクとして知っておく必要があります。

Uターン転職はこんな人におすすめ

メリット・デメリットを踏まえて、Uターン転職はどんな人に向いているのかについて見ていきましょう。

収入よりも生活の質を重視する人

Uターン転職のデメリットのひとつとして挙げたように、地方では都心に比べて年収がダウンする傾向があります。
そのため、Uターン転職をする場合は、「たとえ年収が下がっても、通勤ストレスがないほうがいい」「子供にとって過ごしやすい環境が確保できれば満足」というように、「年収よりも大切にしたいこと」があることが重要です。自分で畑を持って食費が浮いたり、住居費が大幅に下がることはありますが、変化すると思う項目を箇条書きに書き出して比較してみるとよいでしょう。
満足度を感じる部分が収入以外にあるなら、Uターン転職を成功に導く道が見えてきます。

多少の不便が我慢できる人

大都市圏での生活に慣れていると、娯楽の少なさや買い物の不便さなど、地方ならではの不自由さに直面することがあるかもしれません。
多少の不自由を、「地方ならでは」と割り切ることは、地方で生活する上で大切な要素です。

介護職がUターン転職を成功させるためにやっておくべきこと

Uターン転職を成功させるには、事前のリサーチが肝心です。
「生まれ育った場所だからなんとかなるだろう」といった甘い気持ちでUターン転職をすると、実際に生活をし始めてから後悔することになりかねません。
住もうと思っている地域の環境や雰囲気、転職先の候補として挙げている施設の勤務条件や運営状況、働いている人の層など、できる限り情報を集めておきましょう。
「Uターンしてみたものの求人がない」「転職活動が長引いて収入がなく、生活が苦しい」といった状況を避けるため、現地の求人市場の動向、転職活動に必要な期間や費用を調べておくことも大切です。

現職が忙しくてUターン転職について調べる時間がない方や、転職が初めてで何から手をつけたらいいかわからない方は、転職エージェントを活用するといいかもしれません。
特に全国規模で支店がある大手なら、都市から地方へ求人問い合わせをしてくれる場合があります。

"マイナビ介護職"では、完全無料で
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