介護職をやってられないと感じたら?続けるべき理由と失敗しないコツ

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「介護職をやってられない」という理由で、介護職以外に転職する方がいらっしゃいますが、それはもったいない選択です。今、働いている職場に対して「やってられない」と思ったとしても、果たして介護職自体を「やってられない」と思っているのでしょうか。
ここでは、介護職を辞めたくなる理由のほか、介護職を続けるメリット、「やってられない」と思うような企業に転職しないようにするコツをご紹介します。

介護職を辞めたくなる主な理由

介護職を辞めたくなる理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
マイナビ介護職では、介護職で働く1,000人にアンケートを実施(2018年10月調査。楽天インサイト利用)、「仕事や職場への不満」を集計。介護職の不満は、以下のようになりました。

1位 給料が安い

介護業界は、平均年収が約360万円となっており、給与は高いわけではありませんから、不満の原因になりやすいのかもしれません。
また、同じ介護職にもかかわらず、勤め先によってボーナスが月収の5ヵ月分であったりほぼなかったりと待遇差もあることから、ほかの施設に勤めている知人の話を聞いて、「やってられない」と思う方もいるようです。

2位 忙しすぎる

介護業界は今、深刻な人手不足となっています。職場によっては月に半分近く夜勤になったりと人手不足で忙しすぎるのに、業務状況が改善されないという不満も、退職理由として少なくありません。また、忙しいということを理由に、利用者への画一的な対応によって効率化を図ろうとするなど、本来介護職として行いたい仕事をさせてもらえないといったことも、「やってられない」という思いにつながるでしょう。

3位 人間関係が良くない

介護職の現場では少人数でチームを組んで働くため、スタッフ同士のコミュニケーションに問題が生じるケースが多いようです。また、在籍年数の長いスタッフとの折り合いがうまくいかなかったり、人手不足で業務量過多になって責任を押し付け合ったりと、ギスギスした関係に嫌気が差すという方もいます。

これらの不満は介護職全体ではなく、今、働いている職場に対するものと考えられます。しかし、何度か介護職を転職されたり、別の施設で働く方と情報共有をしたりする中で、どこも同じ状況と感じたとしたら、「介護職はもうやってられない」という気持ちになるかもしれません。

働く方それぞれに仕事のスタンスがあるように、介護職の施設を運営する事業者にもスタンスがあります。もしかしたら、それが合わなかっただけで、介護職自体を「やってられない」と思う必要はないのかもしれません。

「やってられない」と思う理由が、介護業界全体ではなく、現在の職場に対してという方は、ぜひ一度、マイナビ介護職にご相談ください。あなたの不満を解消できる職場をご紹介いたします。

介護職を続けることで得られるメリット

介護職には、転職をしてでも続けたほうがいいという、さまざまなメリットがあります。介護職を「やってられない」と思った方は、一度下記のメリットを確認してみてください。

1. 給与が上がる可能性がある

人手不足もあり、退職者を減らすために待遇改善を行う施設が増えています。また、2019年からは、勤続10年以上の介護福祉士については賃上げされることも決定しており、「介護職=低賃金」という状態に変化が起きつつあります。

2. これからますます伸びていく仕事なので、将来が安心

超高齢社会の日本では、介護職の需要が今後もますます伸びていくことが予測されており、将来にわたって安定して働き続けられます。

3. 高齢になっても働くことができる

一般的な企業の定年退職が60~65歳で設定されているところ、介護職は定年70歳以上の企業も出てきており、長く働き続けることができます。

4. 資格を取得しやすい

介護職は専門学校などに通わなくても、研修と修了試験だけで介護職初任者研修の資格が取得可能です。実務経験を積んだあとに試験に受かり介護福祉士やケアマネージャーになれば、管理職をめざしてキャリアアップしていくことが可能です。

5. プライベートに活かせる

介護の仕事をすることで、祖父母や親など、自分の身内に介護が必要になる人が出たときに使えるスキルが身に付きます。さらに、介護への目が肥えるので、入所が必要になった場合に、優良施設を見抜くこともできるでしょう。

6. 施設利用の金銭的待遇

自分が働く施設に家族が入所する場合は、優先的に入所できたり、入所金を割り引いてもらえたりする場合があります。なお、病院系列の施設で働いていれば、福利厚生の一環として医療費の控除を受けられるケースもあるようです。

7. 健康的な体になる

介護職は力仕事でもありますので、体力や筋力がつき、健康的な体を維持できることもメリットといえるでしょう。

介護職で働くには、良い事業者を選ぶことが大切

介護職を「やってられない」などとは思わず、やりがいを感じながら、いきいきと働くためには、良い事業者を選ぶことが何よりも大切です。
ここでは、事業者の種類や良い事業者を選ぶためのポイントについてご紹介します。

事業者の種類

介護施設を運営する事業者には、株式会社や社会福祉法人といった種類があります。以下にそれぞれの特徴をご紹介しますので、自分に合う事業者を確認してみましょう。

株式会社など

社会福祉事業を展開している株式会社は、サービス提供で利益を得るため、利用者はお客様という認識で、営業色が強くなることがあります。
給与面については、利益を追求するので、業績が良ければ給与の昇給が期待できます。大規模に経営している企業であれば、管理職のポストも多く、キャリアアップすれば年収500万~600万円を目指すことも可能です。また、福利厚生が整っており、資格支援制度が用意されている企業が多いのも特徴です。

社会福祉法人など

非営利団体である社会福祉法人は、監督官庁からのチェックもあるので、公共性・安定性などに注力しています。
給与面については、株式会社が運営する施設に比べて低い金額になる傾向がありますが、勤務年数などで昇給があり、少しずつですが上がっていくところが多いでしょう。ただし、家族経営のような事業所などでは、管理職としてのポストに就くのは難しい場合があります。

まずは社会福祉法人で現場のスキルを高め、キャリアアップのために株式会社の介護施設へ転職して管理職を目指すというのは、介護業界ではよくあるキャリアプランです。

良い事業者を選ぶためのポイント

介護施設を運営する事業者の中で、働きやすさややりがいを感じられる良い事業者とは、どんな事業者なのでしょうか。以下に、良い事業者の特徴をご紹介します。

グレーな部分がない事業者

当然のことではありますが、グレーな部分のある組織への転職は避けるべきです。実際に、残業時間の申請を禁止しているところや、看護師がやるべき仕事を介護士が担当しているところ、おむつ交換など利用者への対応が雑なところなどが存在します。そういった施設を運営する事業者は危険といえるでしょう。

経営ビジョンに共感できる事業者

経営ビジョンは、想像以上に社風や働き方に影響します。内容を把握することはもちろん、面接や施設見学で、職場の雰囲気を確認するといいでしょう。

改革に積極的な事業者

改革に積極的であることも重要な要素です。そのような組織はミーティングを開催して、残業時間を減らすための施策やダイバーシティを推進するための方法などを議論し、環境改善に励んでいます。

以上のことは、求人情報だけでは伝わってこない部分ともいえますが、マイナビ介護職のキャリアアドバイザーなら、施設の良いところも悪いところも熟知しています。 採用面接の際には、担当のキャリアアドバイザーが同行することも可能です。直接は聞きづらい懸念事項などをキャリアアドバイザーが代わりに質問し、不安を解消いたします。

ほかの職場は良いかもしれない

介護職は、「やってられない」といわれるような仕事ばかりではありません。もし、そう思っている方でも、職場を変えれば、介護職を辞める必要はないかもしれません。
給与面や人間関係、将来性について、その職場がいいかどうかは人によって変わってきます。転職の軸を明確にして、自分にマッチした職場環境を見つけることができれば、「やってられない」と思うことにはならないはずです。

マイナビ介護職のキャリアアドバイザーであれば、ヒアリングを基に、あなたに合った施設を見つけることが可能です。今の環境に不満を持っている介護職の方は、マイナビ介護職にご相談ください。

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プロフィール

森田学

マイナビ介護職 キャリアアドバイザー

人材業界11年目。マイナビで東京都・神奈川県の介護職を担当、現在は北関東エリア・東北エリアの管理職。趣味は旅行と筋トレ。2歳4ヶ月の娘が生きがい。