経験が浅い?介護業界に転職する20代の職場選びのポイント

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経験が浅い?介護業界に転職する20代の職場選びのポイント

高齢化が進むにつれ、高齢の要介護者の数は増加しています。介護を必要とする方を、誰が、どのようにして支えていくかという問題は、日に日に切実さを増しているといえるでしょう。
日本の未来に欠かすことのできない重要な職種のひとつである介護職を、高い志を持って志望する方は、20代にも少なくありません。
ここでは、異業種から介護業界を目指す20代、および介護業界内での転職を目指す20代に向けて、経験が浅くても安心して働ける職場選びのポイントをご紹介します。

注目が集まる「介護職」の仕事と将来性

高齢化の進展に伴って、介護保険制度で「要介護」または「要支援」の認定を受けた高齢者の数は、年々増加しています。
2018年4月に経済産業省が発表した「将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会 報告書」によれば、こうした傾向は2035年頃まで続く見込みで、多くの介護事業所が需要の高まりに対して、従業員不足を実感しているとされています。
高齢化が社会に与える影響は多々ありますが、特に介護業界に限っては、高齢化が成長を後押ししているといえるでしょう。
介護職の採用率は高く、業界内転職、異業種からの転職を問わず、20代の若手でも意欲があれば、採用に至る可能性は十分にあります。

また、介護職は、国がキャリアパスの段階的な指標を示している珍しい業界でもあります。介護業界初心者であれば、初任者研修(旧ホームヘルパー2級)を受けてから介護福祉士、認定介護福祉士へとステップアップしていく流れが明確です。将来の見通しがつけやすく、長期的なキャリアプランに沿って働くことができるでしょう。

介護業界で働く20代が転職を考える理由

介護業界は、採用率が高い一方で離職率も高く、就職したばかりの20代の若手でも転職を決意する人が多くいるのが現状です。
背景には、業界が抱える様々な問題があります。具体的には、以下のような理由が挙げられるでしょう。

勤務時間が不規則

デイサービスなど昼間だけご利用者を預かる施設を除いて、介護施設では基本的に24時間体制で高齢者と要介護者を支えています。
交替制で夜勤があり、緊急事態が起きれば残業になることも珍しくありません。
人手不足の施設では長時間勤務が常態化しているところもあり、拘束時間の長さも働く人を疲弊させる要因となっています。

給与が安い

厚生労働省の調査によると、2018年9月時点で常勤の介護職員の平均給与は月額30万970円と、前年同期より10,850円増加しています。
しかし、全産業平均と比べると、約65,000円も低いことがわかっています。
労働時間が長くハードワークである上、ご利用者の安全を守らなければならないという精神的負担も大きいことから、「労働量に見合わない」と考える人が多いようです。

介護業界経験のある20代が転職するメリット・デメリット

一般的に、経験が浅い20代のうちに転職するのは再転職に不利だといわれますが、介護の業界内転職では有利に働くケースもあります。
特に、勤務環境が劣悪である、働きに見合った給与が得られないといったやむをえない理由での転職であり、介護職に対する熱意はある方の場合、業界内転職を歓迎する施設は少なくありません。
他の施設で習得した経験やスキルに期待し、将来の幹部候補として迎えたいという施設もあるでしょう。転職者にとっても、キャリアに一貫性が出せることは大きなメリットです。

しかし、短期間に何度も転職を繰り返していたり、退職理由が自分本位だったりする場合は、採用担当者に「すぐ辞めてしまうのでは」と不安を抱かせるかもしれません。
20代で転職回数が2回以上ある方や、前職の勤務期間が極端に短い方が転職を成功させるには、客観的に納得感のある説明が不可欠です。
転職に至ったポジティブな理由や、これまでの経験から得たことなどを、説得力を持って伝えられるよう、まとめておきましょう。

業界経験のない20代が介護職に転職する場合

異業種転職は難しい印象がありますが、20代のうちは比較的成功率が高いといえます。理由は大きく2つあります。

1 考え方が柔軟で素直

個人差がありますが、年齢を重ねると、どうしても過去の成功体験に固執しがちです。しかし、若いうちは、素直に仕事を覚えて吸収していけることが多いでしょう。
そのような点に期待され、20代が採用されることがあります。

2 職場に適応しやすい

多くの経験があると、これまでの職場や働き方と比較してしまいがちですが、経験が少ない20代だからこそ、新鮮な気持ちで働けるのではないでしょうか。
チームワークがものをいう介護の現場では、協調性を持って周囲と協力し合える柔軟性が重要視されます。協調性の高さが期待されるのも、20代の転職成功率が高い理由のひとつです。

20代の未経験者が介護職に転職する場合の注意点

20代の介護業界未経験者の場合、介護職に転職する際の注意点があります。

介護職の理想と現実のギャップ

体の大きな要介護者の入浴介助など、介護の仕事には肉体労働の側面が少なからずあります。夜勤もあり、決して楽な仕事ではありません。
「高齢の要介護者を支えたい」という理想だけでは、やっていけないこともあるでしょう。仕事のきつさを補って余りある、魅力とやりがいを見つけることが大切です。

高齢者の立場で物事を考える難しさ

営業職や事務職といった異業種から介護職への転職で戸惑うのが、サービスの対象がほとんど高齢者であるということです。
頭では理解していたつもりでも、動作がゆっくりでなかなか仕事が進まない、説明に時間がかかるなど、難しさを感じる場面も多々あるでしょう。
常に高齢者の立場に立って、「何をしてほしいか」「どうすれば理解してもらえるか」を考える癖をつける必要があります。

希望に合った介護職に転職するには?

介護業界経験の有無を問わず、20代の若手が介護業界での転職を成功させるには、3つのポイントを押さえて転職活動することが重要です。

1 徹底的な情報収集

介護職は、社会的意義のあるやりがいに満ちた仕事です。一方で、仕事自体は決して楽ではありません。実際に介護業界で働く方に話を聞いたり、インターネットで疑問点を調べたりするなど、徹底的な情報収集に努めましょう。
実際に働いてみないとわからないことは多いかもしれませんが、介護職についてある程度理解できた上で、応募するようにしてください。

2 希望する条件の優先順位を決める

介護職として働くにあたって、譲れない条件を決めておくことも大切です。「資格を活かせる環境」「夜勤がないこと」「仕事がハードでも給与が高いこと」など、転職で実現したいことを明確にし、その優先順位も決めておきましょう。

3 職場見学をしてイメージを掴む

介護施設では、応募前や面接時に、施設内の見学をさせてくれる場合があります。実際に職場の様子を確かめ、仕事内容やご利用者への接し方、一緒に働く方の雰囲気などを掴んでおくと、転職後のミスマッチを減らすことができます。
電話やメールで見学の予約ができる施設も多いので、気になる施設があれば問い合わせてみましょう。

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