「転職回数が多いことが不安」を解決する介護職の転職活動のコツ

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急速に高齢化が進む日本において、介護を必要とする高齢者を支える介護職は、日に日にその存在感を増しています。介護職の需要の高まりは、介護施設の求人数の多さからも実感できるでしょう。一方で、課題とされているのが、介護職の離職率の高さです。
2018年4月に経済産業省が発表した「将来の介護需給に対する高齢者ケアシステムに関する研究会 報告書」では、6割の介護事業所が従業員の不足を実感しており、その割合は今後も増加していくと想定されています。

介護業界の離職率の高さには様々な理由がありますが、介護職の中には、「より良い環境やスキルアップを目指していたら、いつの間にか転職回数が増えていた」という方もいるでしょう。
無責任に仕事を投げ出したわけではなくても、単純に転職回数が多いと見られれば、マイナスに捉えられることもあります。

ここでは、転職回数の多さから「次の転職で不利になるのではないか」という不安を感じている方のために、アピールのコツをご紹介します。

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介護業界の離職率が高い3つの理由

介護職の離職・転職が多いのはなぜでしょうか。その理由には、主にチームで動く仕事ならではの複雑な人間関係、肉体的な負担の大きさに比例しない給与額、人手不足から来る長時間労働が挙げられます。
それぞれ、具体的に見ていきましょう。

1 人間関係

介護の仕事は、複数人がチームを組んで、利用者をサポートしていくのが一般的です。そのため、チーム全体の仕事の進捗に影響を及ぼすような仕事の遅延や、協調性に欠ける行為は、そのまま人間関係がこじれる原因になることがあります。

また、業務の多忙さから心のゆとりを失って、攻撃的になってしまうことがあるのも、人間関係を悪化させる要因のひとつでしょう。
攻撃性が他人に向くと、自分と合わない方の陰口を言ったり、同僚や後輩に高圧的に接したりといった行動につながり、悪化すると職場内でのいじめに発展する可能性があります。

2 給与の安さ

介護職は高い専門性が求められ、肉体的な負担も大きいにもかかわらず、平均すると賃金は全産業平均を下回っています。
そのため、「働きに見合っていない」として、他の業界や業種に転職する方が少なくありません。
背景には、介護報酬が公定価格であり、要介護度に応じてサービス内容と介護報酬が決まっているため、賃金を上げにくいという介護業界の実態があります。

3 ハードワーク

「高齢者や、体の不自由な方に寄り添いたい」という理想を胸に、介護業界を志す方は多くいます。
しかし、介護の仕事は思いのほか肉体労働の割合が高く、特に入浴や排せつの介助などは、かなりのハードワークです。
施設によっては夜勤や、人手不足による長時間労働の常態化などもあり、理想だけではやっていけない現実に直面したとき、転職を決意する方が多いと考えられます。

介護職は転職回数が多いと不利になる?

一般的に、転職回数が多いと再転職の際に不利だといわれています。
決して軽々しく転職を決意したわけではなくても、転職を繰り返しているという事実だけで、「長続きしない」「忍耐力がない」といったレッテルを貼られ、敬遠されることは珍しくありません。

特に、一つひとつの転職理由を詳しく伝えるのが難しい書類選考の段階では、回数だけで「人間関係のトラブルではないか」「ストレス耐性がなさそう」といった推測をされる可能性もあります。

「多い」と判断される回数は3回から4回

転職回数が何回から「多い」と判断するかは個人差がありますが、一般的には20代で2~3回以上、10年ほど勤めていれば4回くらいが目安といえるでしょう。
この回数を超えると、それぞれの職場で働いた期間が短いため、「スキルが身に付いているとは思えない」「またすぐ辞めるだろう」といったマイナスイメージにつながることがあります。

転職回数が多くても「欲しい人材」だと思ってもらうコツ

書類選考や面接で最も避けたいのは、ネガティブな転職理由をそのまま伝えることと、曖昧にごまかして伝えることです。
転職回数が多い方は、「なぜ転職回数が多いのか」をポジティブに、かつ客観的に納得できるよう説明しなくてはなりません。
併せて、「転職回数の多さを補って余りある欲しい人材だ」と思ってもらえるようなアピールをすることも大切です。
では、実際にどのようにアピールすれば良いのでしょうか。具体的にご紹介します。

ネガティブな転職理由をポジティブに転換する

転職回数が多い場合、それぞれの転職理由について、詳しい説明ができるようにしておく必要があります。
しかし、「人間関係に悩んだ」「給与が安くて生活が苦しかった」「待遇に不満があった」といった不満をそのまま伝えてしまえば、マイナスイメージを増幅させるだけです。 まずは、ネガティブな転職理由をポジティブに転換し、「今度は辞めない」「精一杯働きたい」という熱意を理解してもらうようにしましょう。
具体的には、以下のような伝え方がおすすめです。

スキルを磨くため

「やりたい仕事ができない」「施設の方針に納得できない」といった理由で転職する方は、自分が介護職で成し遂げたいことや、身に付けたいスキルが明確だからこそ、ギャップに苦しんでいる可能性があります。
一つひとつの転職について、何を目指して転職したのか、転職したことによってどんなスキルが身に付いたのかを説明できるように、まとめておきましょう。

キャリアプランを実現するため

転職する度に職種が変わっていたり、一度、介護業界の外に出てまた戻ってきたりすると、キャリアに一貫性がないと見られるおそれがあります。

そのような場合は、どんなこだわりを持って転職したのかを伝え、短期的ではなく長期的な目標を持って行動を積み重ねていることをわかってもらいましょう。 これまでの職場の給与や待遇に、不満があって転職した場合も同様です。

率直に話しすぎると前職の悪口になりかねない転職理由については、あくまでも自分が思い描くキャリアプランの実現が目的であるということを丁寧に伝えましょう。
そうすることで、後ろ向きの印象を与えずに済みます。

自分の良さをアピールする

転職回数の多さは、それを補って余りある「良さ」があれば払拭することができます。
転職回数にかかわらず、「この人なら一緒に働きたい」と思ってもらえるよう、自分がこれまでの仕事で培ってきた強みをアピールしましょう。
コミュニケーション能力や資格は、有効なアピール材料です。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、どの業界のどの仕事でも役立ちます。 特に、スタッフ同士はもちろん、利用者とも会話を通じて信頼関係を構築する必要がある介護職では、なくてはならない能力だといえるでしょう。 「利用者の心を開くことができた」など、コミュニケーション能力が活かせた場面などを具体的に示せると効果的です。

資格

介護職のスペシャリストになるために、国がステップアップの指針として初任者研修(旧ホームヘルパー2級)から実務者研修を受け介護福祉士、認定介護福祉士・ケアマネジャーという流れを示しています。 いずれかの資格を取得している、または具体的に勉強を開始しているという事実があれば、大きなアピール材料になるでしょう。

ポテンシャル

高まる需要に人材の供給が追い付かず、定着率の低さに喘ぐ施設も多い介護業界では、意欲やポテンシャルの高さがアピールポイントになります。 「どうしても介護業界で活躍したい」「介護業界で成し遂げたい夢がある」という気持ちを前面に出し、長く働きたいという熱意を伝えましょう。

介護職の転職では足りないスキルを素直に認めることも重要

転職回数が多い方が介護業界での転職を成功させるために、欠かせないのがポジティブな思考です。
「不利になるのではないか」という不安を抱えたまま活動するのではなく、どうすれば相手に自分の良さが伝わるかを考えて、書類選考や面接に臨みましょう。
同時に、自分に足りないものを素直に認め、これからの職場でどのようにスキルアップしていくかを考えることも重要です。

自分の強みをアピールする書類の書き方や面接対策について、専門のキャリアアドバイザーに指導してもらうのも手です。転職回数がネックになって次の一歩を踏み出せずにいる方は、転職エージェントなども活用してみてください。

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