介護職系施設について

ショートステイとは

ショートステイとは

ショートステイは「短期入所生活介護」「短期入所療養介護」とも呼ばれ、その名の通り、通常要介護1以上の方の短期間の利用を目的とした入所施設です。在宅で介護をしている場合、事情により一時的に家族による介護が難しい場合があります。そうした状況において、ショートステイは一時的な受け入れ先として活用されます。

利用できる期間は原則30日までと定められており、期間内であれば長期の入所も可能です。また、基本的に一時利用を目的とする施設であるため、1日利用しただけで、すぐに帰宅する人もいます。

ショートステイの仕事内容

ショートステイは、デイサービスや特別養護老人ホーム等の施設に併設されている場合が多いものの、ショートステイを専門とする施設も複数あります。基本的に日勤となりますが、宿泊型のため夜勤もあります。しかし、ショートステイのみの利用者数は少なく、自立度が高い方が多い施設の場合、夜勤中は食事の配膳や記録の記入、見守り程度で終わることも少なくありません。

■タイムスケジュール例

【8:30】出勤、一日の流れの確認、入浴がある人の入浴介助
【12:00】昼食、自力で食べることができない人の食事介助
【12:30】交代でスタッフ休憩、休憩に入らないスタッフは利用者の見守り、コール対応
【13:30】レクリエーションや野外活動
【15:00】おやつ、自力で食べることができない人の食事介助
【15:30】記録記入や個人が抱える仕事の処理、自宅に帰る利用者の帰宅準備
【17:00】夕食、自力で食べることができない人の食事介助
【17:30】業務終了

ショートステイの昼間の流れは以上のようになります。ショートステイの利用者は、他の施設と比べると入退所のスパンが短いことが特徴です。

ショートステイの福利厚生

ショートステイの施設は法人格を持つところであれば、どこでも設立・運営が可能です。そのため社会福祉法人や医療法人、一般企業などさまざまな法人が運営するショートステイを見つけることができるでしょう。しかし調べていくと、それぞれの福利厚生のあり方に大きな違いは少ないようです。

国からの補助が多い社会福祉法人でも福利厚生が乏しいところがある一方、補助金の面で不利なことが多い一般企業においても手厚い福利厚生を用意していることもあります。

ショートステイのスキル・キャリアパス

ショートステイでは、短期間の入所となる人が多いため、一時的な関わりになりがちです。長期利用の施設と比べ「普段の関わりの中で、ゆっくり情報を集めていく」ということができません。短期間のうちに出会った高齢者の状況を知り、対応するためのスキルとして、情報収集能力が鍛えられていくことでしょう。

また、ショートステイの利用者は直前まで自宅で過ごしていた方が多いため、帰宅要求をされる方もあります。ときには力づくで家に帰ろうとする利用者もいることでしょう。しかし、そのような機会が多いからこそ、帰宅要求に対する上手な接し方を学ぶことができます。

ショートステイで働くことの良さや向いている人

ショートステイで同時対応する利用者の数は、多くても30名程度、少ないところでは10名以下の施設もあります。また、ショートステイの利用者は在宅で生活できる人が多いため、介助量が少ないケースも珍しくありません。

「同時対応をする利用者が少ない」「介助量が少ない」といった理由から、ショートステイでの勤務は体力的な負担がかかりにくい環境と言えるでしょう。